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“また一緒に飲もう”と約束したはずの大学の先生が突然自殺

セクシー田中さんの原作者が自殺したとの報道がされています。

悩んでいる方は、ぜひ、「いのちの電話」などに相談を

テレビでは連日報道されています。

私は以前、

電話しただけで、自殺を防ぐなんて無理に決まっている

と、ずっと思っていました。

しかし、精神科医の樺沢紫苑さんのYouTubeチャンネルの動画を見て、

話を聞いてもらうことが、自殺を思いとどまらせるために最善の策であると知るに至りました。

自殺をしようとする人は

✅自殺したいと思っている自殺願望
✅実際に自殺を行動に移してしまう自殺衝動

この2つが揃うと、自殺してしまうそうです。

つまり、自殺したいと思っているだけでは、自殺という行動には至らないということです。

なにかのはずみで、行動に移してしまったとき、自殺という結果につながってしまうのです。

「セクシー田中さん」原作者さんも、自殺したいという思いを持っているとき、誰かに話を聞いてもらうなどして、実際に行動を移すところにストップがかかっていれば、自殺せずに済んだかもしれません。

自殺の衝動は、30分程度で治まるそうですので、「いのちの電話」などで話を聞いてもらっている間に、衝動が抑えられ、自殺の抑止につながるらしいです。


なぜこのような記事を書いたのかというと、

実は私が大学でお世話になった先生も自殺しています。

学生と飲みにいくのが好きな先生で、

夕方の授業が終わると

「なんぞ、食べに行きますか?」

と、学生を数名連れて、もつ鍋などに連れて行ってくれていました。

就職してからも付き合いがあり、研究室に遊びに行くと、いつも通り、

「なんぞ、食べに行きますか?」

と誘ってくれるのです。

「仕事をするようになったのだから、あなたも少しは払いなさい」

と、端数を私が払うようになりました。

6500円の支払いだったら、先生が5000円で、私が1500円です。
かなり私の支払いが少ないように気を使ってくれていました。

「あなたも後輩が出来たら、こうやって連れて行くんですよ。
私も先輩たちから、おごってもらっていたんです。」

そう言っていました。

最後に居酒屋で飲んだとき、特におかしなところは感じませんでした。

しかし1ヶ月後、自宅のマンションから飛び降りて亡くなりました。

いろいろあったとは思いますが、せめて生きていてくれたら、
また飲みに行けたのになと、残念でなりません。

死にたくなる気持は分かります。
私もそういう時期はありましたし、今でも人生がイヤになることばかりです。

ガンバレという気はありません。
生きていれば良いことがあるとも言えません。

しかし、あなたが死んで、悲しむ人が一人でもいるなら、ぜひ思いとどまってほしいと思います。

あなたと一緒に酒を飲むのを楽しみにしている人だって、いるかもしれないのです。



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