マガジンのカバー画像

【反面教師にしてほしい】嫌われサーニャの物語

34
毒親からの依存症、もれなくだめんずを育ててしまう恋愛遍歴、そして離婚。スパイス強めのエピソードが続く、私の人生の物語。
運営しているクリエイター

記事一覧

アラ50アル中の2023振り返り その3~新たなライフワーク!?【アマチュアの●●●に昇格】〜

(その2から続く) 【第1位】 アマチュアのクレーマーに昇格(?)した!  大きな出来事というか、第二位の宅トレに続き2023年に私の新たなライフワーク(?)になったのが、クレーム活動です。いや、決して褒めたものではないし、クレームなんて暇人のなせる技そのもの。いや、決して暇ではありませんでしたが、2023年は実に多くの時間をクレーム活動に費やし、私の肩書きに「アマチュアのクレーマー」が追加されました。  まず、クレーマーについて改めておさらいしてみます。小学館の「デジ

アラ50アル中の2023振り返り その2~酒とセックスのあいだ~

  その1からの続きです。アラ50アル中ぼっちフリーランスおばさん、2023年の大きな出来事ランキング。まずは第三位から。 【第三位】(多分20年以上ぶりに)γ-GTPが2桁になった    年末、12月18日に、常連()の大学病院で恐怖の肝臓エコー検査がありましてね……。いや、前回の数値が悪すぎてエコーになったわけなのですが。  ご存知でしょうか? 本当に肝臓がやられると、なまじっか節酒したところでγの数値が落ちたとしてもASTとかALTが落ちない。いわゆる、肝硬変予備軍と

アラ50アル中の2023振り返り その1~序章:「ぼっち」の年末年始~

 新年も明けてだいぶ経ち、世の中も平常運転になったようです。私はといえば年末年始、ぼっちの時間を埋めるかのように普通に仕事をしていました()。これは決して強がりではないのですが(いや、強がりか……?)、年末年始にぼっちってかなり楽です()。  あ、前回はクリスマスについて書いた気がしますが、【3選】とかいっといて続編を全く書いていませんでした。クレジットカード詐欺に遭ったり、トイレが水漏れしたり、携帯のキャリアを変えたりなんだりで忙しくてだね……。また今年の年末にでも続編を

人生最悪のクリスマス【3選】 その①この世から存在を抹消した聖夜(後編)

 そして私は、暗闇かつ無音の中、自分で自分に買ったホールのクリスマスケーキと近所の小さな酒屋で購入した小さなワインを息を殺しながら食べ飲みしました(腹パンになって酔っぱらって寝てしまいたかった)。心の中で、早くクリスマスなんか終わってしまえ、と唱えつつ。  実は当時、私はハムスターを飼っていました。クリスマスイブにアルバイトから帰宅したところ、ハムスターが逃亡したのかゲージの中にいない。暗闇の中でハムスターを探したけれど、暗いからどこにいるのか分からず。  朝、明るくなっ

人生最悪のクリスマス【3選】 その①この世から存在を抹消した聖夜(前編)

 いきなり寒くなりましたね。って結構前から寒いのか。根っからケチな私は、先日やっと文明の利器である「電気毛布(去年、エアコンが壊れてあまりにも寒くて購入した)」を引っ張り出し、昼間も犬と2人で電気毛布にくるまって暖をとっている始末です。  まあ、犬温が暖くて暖房代わりになっているからまだ大丈夫だけど、いよいよ今年の夏に新たに購入したエアコンさまに登場いただかなければいけないのだろうか。自分は良いとしても犬が風邪をひいてまうわ。  そして。冬が来た=独り身の私にとっては年に

『ザ・ノンフィクション』から声を掛けられた話 その3

(その2から続く)  節酒からの大解禁によって悪化の一途を辿り続ける私の人間関係……。 例えば、私が出入りを許されている地元の数少ない飲み屋も遂に出禁になった。酔っぱらってから飲みに行った時に『何か』をしたらしいが、もはや飲みに行った記憶すらないから、何が原因で出禁なのか、何を改善したら良いのか。頭を抱えている。気を取り直して昨晩は、出禁じゃない飲み屋をリストアップした。(まだここはセーフなはず)と思ったら、少しだけ気が楽になったような気がする。  また、酔っぱらって記憶が

『ザ・ノンフィクション』から声を掛けられた話 その2

(その1から続く)  『ザ・ノンフィクション』の取材で聞かれたのは、「なぜ坂田さんのファンになったのか」とかそんな感じだったと記憶している。時間にして数分くらいかな? その時にディレクターさんに言われたのが、「あなたは会場のほかのお客さんとはちょっと違うと思ったんです」。  ちょっと違う……? 1人参加だった私は、会話する相手もいなかったのでただ孤独に坂田さんの歌声に感動し、ボロボロと涙していただけだった。もしかしてそれが独特の世界観を持っているように見えたのだろうか。それ

『ザ・ノンフィクション』から声を掛けられた話 その1

 私はテレビを観ない。というか、テレビが嫌いで捨ててしまったほどだ。理由は4つある。 ①別居中の旦那がテレビ好きで、起きている間中はずっとテレビをつけていたこと(私にとってはノイズであり、はじめは付き合って観ていたけれど時間の無駄) ②悲しいニュースを観ると極端に落ち込んでしまうこと ③HSPがゆえに音に敏感なこと ④実家が特定の番組以外はテレビ禁止でテレビを観る習慣がなかったこと  そんな私にも好きなテレビ番組がある。それはドキュメンタリーだ。ちなみにWiki先生による

「ケチ? 否、太っ腹」その2

(その1から続く)  例えば、まったくお金がなくて常に貧窮問答歌を詠んでいるような友人は、やたらと太っ腹だ。飲み会の時なぞは、なぜか1人で知らない間に全員分の会計をしている。「やめてよ!」って言っているのに、「私と飲んでくれたから嬉しくて」と、どこまでもケチとは無縁だ。しかし、勝手に全額支払うな、後がややこしい(笑)。彼女はそこで散財する分、日常では本当に質素に暮らしている。  ケチで思い出したが、本当に金持ちほどケチだ。「人に何かしてあげたい」というハートがない。したと

「ケチ? 否、太っ腹」その1

 タイトルは、岡崎体育氏の名曲「Natural Lips」にインスパイアされたものと分かった人はスゴイ。同曲のリリックはいきなり海鮮丼を割り勘だとかブリの炙りを食べたいなとか本当に意味が分からないのだが、サビは「ブス? 否、美人♪」とさらに脈絡がないものになっている。今回のタイトルの「太っ腹」の部分が少しばかり語呂が悪いのは許していただきたい。ケチの反対語で3文字の単語が思い浮かばなかった。ちなみに、同曲のMVとサウンドは天才としか言いようがない。ブスと美人に女装した岡崎体育

私の本業はプロのアル中なのかもしれない(/ω\)……その4

(お酒が原因で、同世代の女性が大切にしているとされる「家族」「生命・健康・自分」「愛情・精神」「子ども」を手に入れられずに生きてきた私……。さらに失ったものとは。その3から続く。)    加えて失ったのは「金・財産」だ。「人生に必要なのは、勇気と想像力とほんの少しのお金だ」という名言を残したのはチャップリンだっただろうか。それが正しいとするなら、私には少しのお金すらない。酒代や生活費は毎月の原稿料でかろうじて死守しているものの、老後を考えたら「人生に必要なのは少しのお金」なん

私に飼われてしまった、不幸な犬の話……その3

(その2から続く)  さて、なんでしたっけ……。そうそう、恋活をしていたサーニャさんの3人まで絞られた彼氏候補のお話でしたね。「???」という方は、先に「私に飼われてしまった、不幸な犬の話……その2」にどうぞだワン。  生粋のダメンズ好きのサーニャさんが最終的に選んだ3人の中には、意外にも結構まともな男性もいました。その代表格が一回り年上のN氏です。なにがまともって、まず「サラリーマン」なのでした。まあ、知人のOLに頼み込んで開催してもらった社会人合コンとやらで出会ったの

私に飼われてしまった、不幸な犬の話……その2

(その1から続く)   なぜサーニャさんは吾輩との散歩に見知らぬ男性を伴っていたのでしょうか。賢い吾輩は分かります。吾輩をダシにデートに誘っていたことを……。吾輩を連れることで、「犬を愛する私」「犬を飼っている優雅な私」を男性にアピールできます。  しかし、なぜ熊と同棲中のサーニャさんがほかの男性に色目を使う必要があったのか。サーニャさんと熊が家庭内別居状態だったのは前回記述した通りなのですが、いよいよサーニャさんと熊には同棲解消のリミットが迫っていたのです。  渋谷の繁

アラフィフ独女の数少ない友達の話……その2

(その1から続く)  女友達は数えるほどしかいない一方で、男友達ならめちゃくちゃたくさんいる。未婚でも既婚でも、だ。多分女友達の2倍以上はいる。もちろん体の関係はない。男性が私と友達のままでいてくれる理由は、単に私が暇なのと、1人暮らしやアル中への心配(愛!)、フットワークの軽さだと思う。よく生存確認の連絡をしてくれるし、飲みに誘ってくれる。  例えば、男友達Aとは、「私が足が悪くなったのはセックスをしていないからじゃないか」「うーん、関係あるかもしれないな。確かに体位によ