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芸能人の禊に、介護業界が利用される事についての考察

芸能人が薬物利用や不倫、お金の問題などで不祥事を起こした時
芸能界に復帰する前に、なぜか多くの人が介護の仕事を短い期間だけ行う

いわゆる「禊(みそぎ)」に介護業界はこれまで利用されてきました。

たとえばこのような芸能人が過去に禊として介護に関わっています。

・酒井法子氏
2009年覚せい剤取締法違反で逮捕。「芸能界を引退して介護の仕事をやりたい」と発言。
創造学園大学に入学し、介護福祉士などの資格取得を目指すも恐らく途中で退学。介護の仕事を行う事なく、2012年に芸能界復帰。

・ザブングル(2021年にコンビ解散)
お笑い芸人コンビ。闇営業問題で2019年に謹慎処分。
謹慎中に介護施設などでボランティアを行い、約3か月後に復帰。

・渡部健氏
複数の女性との不倫が発覚し、2020年に芸能活動を自粛。その年に「社会貢献ができる福祉の仕事をするために介護福祉士やケアマネジャーの資格を取得する為に勉強している」と報道。
その後、資格取得や介護の仕事をしたという情報はなく、2023年12月に復帰。

他にもいますが、上記のような芸能人が不祥事を起こし、禊として介護を利用し芸能界に復帰しています。

今回の記事では10年以上ケアマネの経験があり、今も現役のケアマネとして仕事をしている僕が、この「芸能人の介護の禊利用」について、記事を書きたいと思います。

この記事ですが、無料ではなく有料で出させてもらいます。

その理由は現役ケアマネとして書こうとなると、どうしても批判的な内容を書くのが難しいからです。

ケアマネという専門職には「バイスティックの7原則」というものがあります。
これは職業の基本マインドみたいなものですが、簡単に説明すると「相手をジャッジしない」「どのような態度であっても一旦受け入れる」というものがあります。

しかし今回の記事はどう考えても賛否両論ある内容です。
そして世間一般的にも、介護業界の方達にとっても、あまり好意的に受け入れられていないのも事実です。

内容的にも批判的な内容になりやすく、そうなると無料で読んだ人から「ケアマネがこんな内容を書いていいのか?」と、思いもよらない形でこちらが批判されるリスクがあるからです。

今は何が理由で誹謗中傷の対象になるか分かりません。だからこそ、誰でも見れるのではなく、クローズドの記事として書こうと考えました。

僕自身はケアマネであると同時にブロガーでもあり、kindle作家でもあります。つまり、文章を書く事を仕事にする。今風に言えば「ライター」の一面もあります。

ライターとして読者に刺さる文章を書くには、変な縛りはないほうがいい。それも有料にする理由です。

ちなみに上記3人の芸能人が不祥事を起こした時、僕は介護業界で働いています。
僕もたまに「芸能人の介護の禊利用」についてどう思うか?という事を聞かれます。そのような経験からも「現役のケアマネが、この問題についてどのように考えているのか?」を知りたい人は一定数いることを感じています。

この記事ではケアマネでもあり、ライターでもあるという特殊な立場の僕がこの問題についてまとめてみました。

・なぜ芸能人が禊に介護を利用する事が批判されるのか?
・どうすれば批判されずに介護に関わる事ができるのか?
・カワジロー個人の、この問題に対する考え

このような内容の事を記事に書きました。この問題に興味や関心がある方が、コーヒーでも飲みながら読んでもらえる記事にしたので、興味がある方は読んでください。

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