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HSP/HSS

 HSPの本はここ数年よく出版されましたが、HSP/HSSの本はまだあまり出版されていません。そこで、HSP/HSSについてわかりやすく説明しようと思う。

 HSP/HSSという概念を人に説明するのも、理解されるのも難しいようです。

1.HSP/非HSS……内省的で、静かな生活を好む。衝動的ではなく、あまり危険を冒したがらない。4.HSP/HSS……移り気である。HSPの敏感さとHSSの衝動性の両方をもつため、神経の高ぶりの最適レベルの範囲が狭い。つまりすぐに圧倒されるが、同時に飽きっぽい。新しい経験を求めるが、動揺したくないし、大きな危険は冒したくないのである。あるHSP/HSSによると、「いつもブレーキとアクセルの両方を踏んでいるような気がする」そうだ。(p57)飽きっぽいので、新しいことに挑戦するというリスクをとりがちなHSSはHSPの対極にあるように思えるが、それは間違いである。
敏感さと刺激追求は完全に独立した特徴なので、どちらかが強い、両方とも強い、あるいは両方とも弱いということがあり得るのだ。(p55)


Ⅿ.チクセントミハイ『クリエイティヴィティ―フロー体験と創造性の心理学』

https://yumemana.com/labs/creative-personality/?fbclid=IwAR15kvYp1s64wonDAC67EcKzYx3kZB3Vn2XD5SkpFFYe-lS2qHY3tAA-Szw#6

『複雑な性格を持つ創造的な人とは、間違いなく最後の4番目、HSP/HSSの人たちのことです。敏感さと衝動性を両方持っていて、内向的であると同時に外向的でもあり、あたかもアクセルとブレーキを同時に踏んでいるかのような珍しいタイプです。』

 上記のサイトは少し長いですが、HSP/HSSという概念がすごくわかりやすく書かれていました。私はHSPでありHSS型の可能性があります。上記のような感覚はHSPの友達には理解できないそうですが、私は上記文章を読んだ時、今まで悩んでいたけど、何を悩んでいるかわからなかったことが理解できました。一歩前進。


HSP/HSSは、自分の神経の高ぶりの最適レベルを見極める特別な助けが必要である。
こういう人はすぐに退屈するし、すぐに圧倒される。外出するか家にいるか、もっといろいろなことに手を出すべきか、出さざるべきかで悩むことが多いだろう。これは非HSPのようになろうとするができない、という悩みではなく、むしろ自分の基本的な仕組みからくる「内なる葛藤」である。(p61)

Ⅿ.チクセントミハイ『クリエイティヴィティ―フロー体験と創造性の心理学』

 文字通り、外出するか家にいるかで若いとき(今もまだ若いですが)はすごく葛藤することが多かった(このことにもとても疲弊していた)。当日、家を出るギリギリまで悩んで、結局外出を選ぶが、とても疲れて「やめとけばよかった」とすぐに後悔が津波の様に襲ってきても、ドルフィンスルーして結局、頑張ってしまい一日を外で過ごして帰ってくる。ということもよくあった。

  よく誤解されるのが、半分ずつあるとか、結局中間なんじゃないか、とか。そうではなくて、対極の気質が100パーセントと100パーセントが同時に存在しているかんじです。

『HSP/HSSの人は、外向性と内向性、新奇追求性と用心深さのような、あまりに両極端の性質を抱え持っているため、自分の基本的な仕組みからくる「内なる葛藤」に悩まされます。そして、「神経の高ぶりの最適レベルを見極める」のに苦労します。
これは、チクセントミハイが91人のインタビューから見いだした1つ目の傾向、すなわちエネルギッシュでありながら疲れやすいことと一致します。
チクセントミハイによれば、創造的な人たちは、子ども時代には体調が優れず、大人になって自分に最適な生活リズムを身に着けることで、創造性を活かせるようになる場合があるとのことでした。
それはすなわちHSP/HSSという生まれ持ったアクセルとブレーキを同時に踏んでいる荒馬のような気質を乗りこなすのに試行錯誤の期間を要するせいでしょう。
エレイン・アーロンは、さらにこうも述べています。』(いつも空が見えるからより)


HSP/HSSの不利な点は、外的な力と、自分の中にある相容れないふたつの気質が引き起こす内的な葛藤の両方に引きずられ、スーパーマンやスーパーウーマンになろうとがんばってしまうことだ。そのため体が悲鳴を上げるまで、敏感な側面は無視されてしまう。
ここで重要な警告をしておこう。HSP/HSSも、神経の高ぶりすぎや疲労感を経験するのだ。
HSSであるがゆえに、社会のいう理想型に近づけるような気になるかもしれないが、身の丈に合わないジェンダー・ステレオタイプを自分に押しつけてはいけない。(p86)

Ⅿ.チクセントミハイ『クリエイティヴィティ―フロー体験と創造性の心理学』

 
 まずは、自分を知ること。これができたら、これまで困難だった人生の意味がわかった。これからどうしていったらいいか、道筋が、少し見えてきた。
勇気を持つことはむずかしい。
でも勇気を持って人生を前向きに生きていこうと思えた。
そして私も、なにか創造的な、この世界に意味のあることをしたいと思った。
それはなにか大きなことをなしとげるとかではなくて、だれか困っている人に寄り添うことだと思った。たった一人を見捨てない。それが世界をかえていくんだと思った。
わたしにできることから。
その一つがこの記事を書くことだった。このつたない記事が、だれかの助けになれたら本望である。


 この本が、貸し手から手元に返却されたので、久しぶりにHSPかどうかの自己テストをしてみた。
質問項目に、「はい」か「いいえ」で答えていく形式のものだ。
23項目中、20ポイントでした。

HSSかどうかの自己テストもしてみた。
20項目中、19ポイントでした。

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