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【1分小説】28# マイクロチップ :科学

体内に埋め込む直径1~2㎜、長さ8~12㎜の電子標識器具
マイクロチップ。
それぞれが15桁の識別番号を有している。

犬と猫を飼う際に専用の機械で体に埋まった識別番号を読み取り
その番号から、ペットと所有者の情報を一致させる。
これが義務化されている。

人用のマイクロチップもあると1回は聞いた事がある話だろう。
そこには電話番号、住所や氏名などの個人情報、他には電子決済
セキュリティの掛かった物へ、ログインするなどの情報があるという。

遠くない未来には、その人用マイクロチップの義務化があるだろう。

だが、さらなる利便性を求めた研究者が居た。
そして、情報はマイクロチップ時代から変わり

血液時代へと変わった。

それは、赤子の時に個人情報を注射する事。

研究発表後に、その研究者はこう言った。

「もちろん親の情報も子で分かってしまうから」
「愛人はもう作れないね」

1分間立ち寄って頂き誠にありがとうございます。
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また次の作品であなたの時間が奪われぬよう、ご注意下さい。

私の1分じゃない小説はこちら。

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