初めての書き出し小説風@まこ

代表作 ずっとあのままでいられたら(現代版恋愛小説) 初月10000PV達成 最新作 …

初めての書き出し小説風@まこ

代表作 ずっとあのままでいられたら(現代版恋愛小説) 初月10000PV達成 最新作 小鳥の軌跡 (異世界)      ロマンティックRPG(異世界ファンタジー) カクヨム 小説家になろう などで投稿中‼

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【1分小説】36# 方程式の応用 :思考

黒板に書かれている方程式と生徒と教師。 「先生この方程式だけ理解できません」 「それを理解できるのは限られた者だけじゃろうな」 「コツやヒントはあるんですか?」 「そんなものは無い」 「ただ…大人になれば分かるかもな~」 ーー 「数十年前のそんな会話を覚えている」 「先生…大人になった僕は理解ができたと思う」 「あの方程式の在り方…」 「それは、考えと感情を繋ぐ為」 「何かしらの事象が起きた時に湧き出る感情」 「それを種類事にパターン化する」 「めんどくさい

    • 【1分小説】35# 物差し :奇妙

      「あ、あれ…?」 ベンチで居眠りをしていた女性。 「え?えー⁉」 女性は周りに目をやり驚愕する。 目覚めると、そこは異世界?だった。 「人ってあんな見た目だっけ⁉」 目の前を散歩している人を見ると…… 「身長が3メートル近くもある…」 「だけど脚だけで2.5メートルくらいあるし…」 「……」 「あそこの八百屋さんにも…」 公園に隣接してる、すぐ近くの八百屋を見た。 「おい!値段が間違ってるじゃねぇか!」 「しっかり計算しろよ!」 「す、すいません……」 八百屋

      • 【1分小説】34# 罪と体 :奇妙

        レポート 『この世界の謎』 《罪を犯した者に他者から与えられる罰は無い》 ……。 「この世界で目を覚まし数日……」 「普通の街のはずだが、何か違和感を感じる」 部屋の椅子に座り一人呟く男性。 カチッ ブォ 「ふぅ~」 男性は、たばこを吸い始める。 「この街には警察が居ない」 「コンビニやスーパーに監視カメラも無かった」 「だが万引きしようとする人も居ない」 「これが違和感の種…なのか…」 「いや、それ以外にも…」 ガタンッ 立ち上がり窓の外に目をやる。 「何

        • 【1分小説】33# 女難の相 :奇妙

          「僕の守護霊は嫉妬深い」 「ね?」 「“#&%”ちゃん!」 5才くらいの男の子は家の天井を見ながらそう言った。 「いたたた……」 「ごめんって~」 「ほっぺた、つねらないでよ~」 ほんのり赤くなっている頬。 「え?」 「君をからかったから?」 … 「ん~」 首をかしげる。 「だってー、君の言葉は聞こえるけど」 「姿は見えないし~」 … 「それにいつも…」 「あっ!約束の時間だ!」 「お母さん!」 「ぼく、公園で遊んでくるー!」 「はーい、気を付けてねー!」 ガチャッ

        【1分小説】36# 方程式の応用 :思考

          【1分小説】32# 推し :信念

          「皆さん、今日もありがとうございました‼」 …… パチパチ。 「今回も配信チケットしか取れなかったな……」 「会場の倍率どんだけ高いんだよ」 パソコンに向かい、独り言を呟く男性。 ピロンッ! 「あっ、“ゆうじ”からlineか」 「“今日暇?”」 ギィ… 男性はゲーミングチェアに、もたれかかる。 スッスッ… 「今日は…推しの余韻に…浸りたいので…パス…っと」 … ピロンッ! 「返信早いなー…ん?」 「“お前まだ、あのアイドル推してるのか?”」 「“数年前みたいに毎週握

          【1分小説】32# 推し :信念

          【1分小説】31# 雲までの距離:恋愛

          公園のブランコに座る小学生の男女が居た。 「たけくん……」 「わたしの家、引っ越しする事になっちゃったんだ……」 「え……」 … 「そ、そうなんだ…」 「でも!一生会えない訳じゃないらしい!」 「ママがそう言ってたから…」 … 「あっ!あの雲」 少女は空を指差す。 「え?」 「きっと、あの2つの雲くらいの距離だよ!」 「雲?あの隣同士の…?」 「うん!」 「だから、また…遊ぼうね…」 「う、うん。」 「それじゃあ…」 「またね!」 タッタッタッ…… 「…

          【1分小説】31# 雲までの距離:恋愛

          【1分小説】30# 人の変化 :進化

          様々な機器が生まれ、発展していく。 そして人間は物を進化させる事だけを第一に考え、歩んでいく。 そんな時代が何百万年も過ぎた頃。 人間にもある変化が起きていた。 それは人間と機器の接続。 これは、何かの物体を人間に埋め込み、接続するのではなく。 人間の身体自体が機器との接続に対応出来るようになった。 これによって、脳で思い描いている事を映像化するなどが出来る。 ある学校では… 「今日の授業はここまで」 教師は授業範囲をプロジェクターで映し出す。 もちろんパソコ

          【1分小説】30# 人の変化 :進化

          【1分小説】29# 英雄 :奇妙

          これは、ある英雄が仲間を救った物語。 「ここは……どこだ……?」 「そして俺は……」 彼は暗い空間に居た。 そこは、道がどこまでも続いてるような終わりの無い場所。 「一体何がどう……」 「っ⁉」 彼が周囲を見渡すとそこには…… 「ここは…?」 「何なんだここは!」 「誰か居るのかー⁉」 自分と似たような者達が彷徨っていた。 「俺はどうすれば…」 「いや、助けなきゃっ!」 彼は彷徨う者達に声を掛け、暗闇から引っ張り出した。 すると… ファー… 彷徨う者達を

          【1分小説】29# 英雄 :奇妙

          【1分小説】28# マイクロチップ :科学

          体内に埋め込む直径1~2㎜、長さ8~12㎜の電子標識器具 マイクロチップ。 それぞれが15桁の識別番号を有している。 犬と猫を飼う際に専用の機械で体に埋まった識別番号を読み取り その番号から、ペットと所有者の情報を一致させる。 これが義務化されている。 人用のマイクロチップもあると1回は聞いた事がある話だろう。 そこには電話番号、住所や氏名などの個人情報、他には電子決済 セキュリティの掛かった物へ、ログインするなどの情報があるという。 遠くない未来には、その人用マイクロ

          【1分小説】28# マイクロチップ :科学

          【1分小説】27# 漬物の力 :流行

          漬物のメリットは 腸内環境の改善、整腸作用、便秘の改善 などに効果があると言われている。 そして“漬物”が流行語大賞になった時があった。 その頃には食べ物以外にも、顔面パックなどの美容用品 ニオイを活用した防犯グッズなど 様々な漬物が商売を賑わせた。 街を歩けば漬物のニオイがする事が普通となり、一時期 ニオイ条例違反などを緊急制定される話も話題になった。 漬物は世間を飛び回り、人の身体の改善に貢献した。 時が経ち、流行が廃れても日常的に国民の家庭に 居座る事となった漬

          【1分小説】27# 漬物の力 :流行

          【1分小説】26# 認証システム :奇妙

          「今月で何件目だ?」 「100は超えてるんじゃねぇか?」 2人の国家公務員が会話をしていた。 そして今は休憩中である。 「しっかし、国は俺らの給料を上げる気無いのかね」 「まぁ業務内容は“監視”だし」 「楽だと思っているんだろう」 「だが、実際には異常者が暴れた際の鎮静がメイン……」 「ホントに危険が多すぎるって話さ」 「この間も血液が俺にまで飛び散ってたぞ?」 「あー、ありゃヤバい奴だったな」 「見え見えの移植をしていて何が“俺の腕だ”だよ」 人々が自分の身体

          【1分小説】26# 認証システム :奇妙

          【1分小説】25# 緊張と緩和 :恋愛

          「明日、告白をしよう」 拳を握りしめ、そう呟く男子中学生。 次の日…… ガチャッ 「なんだろうこれ、手紙?」 登校した女子中学生は自分の下駄箱を開ける。 ササーペラッ 「えーと…“今日の放課後、屋上へ来て下さい”」 「え⁉これって、もしかして…」 手紙の文字を見て察する。 … 夕日に照らされる校舎。 放課後、皆が下校する中。 屋上では…… 「そろそろ来るかな…」 1人で待つ男子。 ガチャッ 扉が開く。 「あ、あのー」 「この手紙をくれたのは、あなたですか?」

          【1分小説】25# 緊張と緩和 :恋愛

          【1分小説】24# 大ジャンプ :奇妙

          人は何かに挑戦する時、ジャンプをする。 決まった目標に狙いを定め“腕を振り上げ”。 勢いを付ける為“しゃがむ”。 そして“ジャンプ”という名の挑戦。 目標を掴めるか否かは誰にも分からない。 さらに… 知識が全く無いモノに挑戦する時もあるだろう。 知識があっても不安や恐怖が勝る事もある。 そこで大事なのが… 自分のやりたい事への挑戦という覚悟 「何だか、疲れちゃったな…」 ある女性は呟く。 「あなたの目標は好きで決めたのですか?」 人影は無いが、謎の声だけが聞こえて

          【1分小説】24# 大ジャンプ :奇妙

          【1分小説】23# 宇宙の果てには :夢

          少年たちには夢があった。 それは宇宙に行く事。 「俺がリーダーな」 「おいらは副リーダーだ」 「僕は2人よりも知識をたくさんつけるよ」 …… 3人の少年たちは勉強を続けた。 「絶対に俺たちが人類初の●●を獲得してやろうぜ‼」 「おいら達、もっと勉強しないと!」 「2人共、まずは来週にある期末テストをクリアしないと…」 …… 人類初の●●を目指し、青年たちは勉強を続けた。 「なぁ俺たち…行けるのかな」 「自信無くしちゃったな」 「……」 …… 壮年たちは

          【1分小説】23# 宇宙の果てには :夢

          【1分小説】22# 杭の行方 :奇妙

          出る杭は打たれる。 その“ことわざ”の意味は残酷である。 才能、実力問わず周りより、ぬきんでている者への待遇。 「そこで、杭が並び、球体状になると仮定する」 模型を取り出し、説明をした。 「ほとんどの杭は同じ高さだ」 「そして出る杭は周りよりも飛び出ている事」 「もちろん身長の事では…」 「それも、あるかもしれないな」 真剣な顔で喋る。 「そして周りと違う杭が、これだ」 数本の杭を手に取る。 周りと色の違う杭…… 周りに押し潰れた杭…… 錆びた杭…… 千切れ

          【1分小説】22# 杭の行方 :奇妙

          【1分小説】21# 「見てるだけ」 :恐怖

          大学生3人組が肝試しをしていた。 場所は樹海。 「まぁ昼間だし、よゆーだろ」 「おい!レン!」 「ちゃんと目印は付けて歩いてるんだろうなー!」 男性2人が後方を振り返り、少し後ろを歩いている1人の友達に声を掛ける。 「や、やってるよー…」 「なんで僕もこんな所に……」 レンは長いロープを地面に垂らしながら歩いている。 来た道を引き返せる様にしているのだ。 すると突然… 「見てて」 と、レンの耳元で囁く声。 「…」 恐怖で振り返る事も出来ないまま、その場で立ち尽くす

          【1分小説】21# 「見てるだけ」 :恐怖