この間深夜に目が覚め、そのまま寝れずに過ごす夜があった。

寝ようと目を閉じたり、寝るのを諦めてスマホをいじったりを繰り返してると、バイクが通る音が聞こえた。

前にも同じような状況があったのを思い出した。

高校生の頃。毎日が死にたかった頃。

何もかもが辛くて、毎晩寝れず、寝れても深夜に目が覚めて早朝まで覚醒してしまうのが普通だった。

その早朝に聞こえてくるのが、新聞配達のバイクの音だった。

都会に出てから早朝どころかいつでもバイクの音は溢れてるし、都会に出てから住んだ家は、大通りに面してないとかでどれも外の音が聞こえにくい家だった。

なので、久しぶりに聞いた"早朝のバイク音"が、まぁ素人なのでバイクの音の違いなんて分からないけど、あの頃と同じ音に聞こえた。

そして、今もまだ同じように、しんどいな死にたいかもなと思ってすごしていることに絶望した。

でも。
今回はたまたま寝れなかっただけで、いつもは爆睡できるようになったじゃないか。

最近は、死にたいって毎日泣かずにすんでるじゃないか。

しんどくて死にたいことには変わりないけど、少しはマシになっている気がした。

そしてやはり、過去を思い出すと、過去の自分を抱きしめてあげたい気持ちになる。

辛かったよね。一人で耐えたんだね。

そうすると、ちょっとはあの頃の自分が報われる気がしてる。