藍色

2019に恋人を自死で亡くした人間の備忘録。 それ関係でPTSD、社交不安障害。PTS…

藍色

2019に恋人を自死で亡くした人間の備忘録。 それ関係でPTSD、社交不安障害。PTSDのきっかけより前から鬱、今はほんのちょっと。 フォロー、スキ、喜びます。ありがとうございます。

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初めまして

調べても調べても、恋人を亡くして何年も苦しんでいる人を見たことがない。 娘を、息子を、親を亡くした人は出てくる。 じゃあ、恋人は。 某質問投稿サイトには、 「亡くなって数週間」 「亡くなって数ヶ月が経ち」ばかり。 調べ方が悪いのか、そもそも何年も苦しむ事じゃないのか、誰かに吐き出すことでもないからなのか。 私だけが何年も取り残されている。

    • 早朝では、バイクの音が聞こえていた。

      この間深夜に目が覚め、そのまま寝れずに過ごす夜があった。 寝ようと目を閉じたり、寝るのを諦めてスマホをいじったりを繰り返してると、バイクが通る音が聞こえた。 前にも同じような状況があったのを思い出した。 高校生の頃。毎日が死にたかった頃。 何もかもが辛くて、毎晩寝れず、寝れても深夜に目が覚めて早朝まで覚醒してしまうのが普通だった。 その早朝に聞こえてくるのが、新聞配達のバイクの音だった。 都会に出てから早朝どころかいつでもバイクの音は溢れてるし、都会に出てから住ん

      • 生きている意味がないと生きていたらダメなのか。そんなことないと思う。

        「自分には価値がないから」「生きている目的/意味がないから」死にたいなと思う時がある。 これを読んでくれた人の中にも、そう思ったことがある人がいると思う。 でも、考えてみた。 価値がないと生きていたらダメなのか。 目的がないと生きていたらダメなのか。 そうじゃない気がした。 そういう法律はないし、規則もない。そう教えられたこともない。 勝手に価値がないと感じているのは自分だし、勝手に生きる目的を作ろうとしているのは自分だった。 そもそも、周りの人は「自分には価値

        • 趣味を否定する人。

          趣味について話すと、「気持ち悪い」「え〜それって〇〇じゃん」とかいう人がいる。 例えば私は韓国アイドルが好きだが、それを言うと「え〜、男が化粧しているの気持ち悪い」と言われたことがある。 (これを言うのは男性が多かった。メイクは女性、と言う意識が大きいのかもしれない。) 好きなものを気持ち悪いと言われると、気分が下がる。 趣味はつまり好きなことであるのが多いと思う。(嫌いなことが趣味というのは、果たして趣味というのだろうか。) その好きなことを否定するというのが、気持

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        初めまして

          人生で一番幸せだった日。

          3年前、家で恋人とグータラしていた私は、翌日何をするかの話になった。 私は、ネモフィラを見にいきたいと言った。青色が好きなので、あの一面に広がる淡い青をずっと見てみたかった。 すんなり了承してくれた恋人の運転でネモフィラで有名な公園に行った。 楽しかった。 色んな写真を撮ったし、撮ってくれた。 一面に広がる青は、とっても綺麗だった。 空も青くて、丘の奥には青い海があって、ネモフィラの青。いろんな色の青ばかりで、とっても幸せだった。 自分まで青色になれた気がする。 最

          人生で一番幸せだった日。

          カミングアウト

          精神疾患を持っていることを、誰にも言ってない。 半同棲している現在の恋人にも、大好きな友人Aにも、家族にも言っていない。 どう思われるか怖かったり、理解のない相手だったらどうしようなど、たくさんの理由から誰にも言えずにいる。 言おうとすると、震えてしまうのだ。 よく分からないことに。 そんな私が、昨日、精神疾患の診断がついていることを、ついにカミングアウトした。 (カミングアウトというとセクシュアリティのイメージが強いが、使い方は間違ってないはず。) よく遊ぶし信頼し

          カミングアウト

          生きるのがバカらしく感じる時。

          元恋人が亡くなって5年経つ。 どんなことでも連想してしまうし、フラッシュバックもある。どうしても思い出さずにはいられないのだが、思い出したくもないと思うし、思い出したいとも思う。 彼のことを思い出した時によく思うのは、「生きるのが馬鹿らしいな」である。 彼はもういないのに、なんでこんなに頑張っているんだろう、と無力感がある。 彼が頑張った結果がこうなのに、私には頑張る必要があるのだろうかと思う。 そもそも私は何を頑張っているんだろう。 なんだろう、この気持ちをうまく言

          生きるのがバカらしく感じる時。

          あの時よりはマシ、が基準になっている。

          最近の私というと、病状が悪化しているのをなんとなく感じている。 初めて診断がついたのは去年の10月だが、症状は以前から、なんなら約10年前からあった。 ここ半年は特に症状(抑うつとか、人が怖いとか)はあったが良くもならず酷くもならず、ある意味安定していた。 落ちる日もあったが、一人でメソメソして翌朝にはどうにかなっていた。 が、今月はどうだ。 胸の辺りにずっとモヤモヤがいるし、今まで嫌われていると感じなかった社内の人にも嫌われていると思うようになってしまった。 憂鬱感

          あの時よりはマシ、が基準になっている。

          昨日のこと。

          仕事辞めたいな〜という気持ちが続いており、昨日も行きたくない気持ちを抱えて出社した。 出社してしまえば、1日を乗り切るだけである。 いざ行ってみれば、まだ働ける気がした。 しかし、自分の失敗をいつ指摘されるか、気付かぬところでミスをしていないか、みんなが私のことを笑っているのではと気になった。 帰り道でも、すれ違う人みんなに笑われている気がしたし、悪口を言われている気がした。 その悪口が聞こえてきた気がした。 これが普通であると私は思っていた。みんなそう思っていて、つ

          昨日のこと。

          仕事を辞めたい。

          働いて1年経ったが、辞めたい気持ちが強くなっている。 簡単に(細かくいうと違うが、分かりやすく)言うと、障がいのある方のデイケアみたいな事業所のスタッフをしている。 理由は、自分の病状のせいもある。 スタッフも利用者も、全ての言動が自分を嫌っているように思える。 とんだ自意識過剰。 でもそう思ってしまう。 仕事に行きたくない。 しんどいと思う。でも、職場に行ってしまえば1日をこなせる。 1年間を通して「なんやねん!辞めてやろうか!?笑」みたいな日はあったが、こんなにも

          仕事を辞めたい。

          自分だけが特別と思っているわけじゃない

          「自分だけが不幸、自分だけが特別じゃないからね」 これは、子供が欲しいかどうかの話をしている時に「子供は欲しくない」「私みたいになって欲しくない」といった私に対して、現在の恋人が言った言葉である。 私は、自分だけが特別だと思っている訳じゃない。 確かに、元恋人が自死をするというあまりみんなが体験しないであろう特別不幸な体験はしているかもしれないが、だからと言って私だけが不幸だと思っている訳でもない。 私のようになって欲しくないというのは、私のように鬱々として自分に自信の

          自分だけが特別と思っているわけじゃない

          夢の話

          大学時代に付き合っていた人が、夢に出てきた。 (魔法が使える設定で、ファンタジーな夢だった。) お金持ちの女性に気に入られて結婚した彼に、私は復縁しようとアプローチしていて、彼もまんざらではない、という夢だった。 彼とは、好きな気持ちがあったまま別れた。別れた理由も自分で納得はしているが、それでも何度も、よりを戻したいと思った相手である。 (今ならうまくやれると思っている。もう遅いのだけど。) 彼にはすごく愛されていたし、私も愛していた。 相手の浮気を心配してしまうこと

          中途半端な過干渉

          母のことは、過干渉な親だと思っている。 しかし、中途半端な過干渉だなと思う。 私の好きなもので母が気に食わないものは、否定されることが多かった。 中学校でアニメや絵を描くことにハマったが、「アニメ好きは気持ち悪い」、「幼少期に描く絵は可愛かったのに、今はこんなアニメみたいな絵になって」など、当時一番好きだったことは、そんな風に否定されていた。 なので、趣味も自然と母が許す(母も楽しめる)ものになっていた。 恋愛でも、誰かと付き合うたびに文句を言われた。 ある時食べた昼

          中途半端な過干渉

          まだ母の顔色を伺っていることに気づいた事。

          実家で過ごす中、いつの間にか全ての行動の指標が「母の機嫌を損ねないか、母にとってのいい子であるか」になっていた。 自分の気持ちよりも、母の気持ちを優先していた。 大学生になり、実家を離れ、ある程度自分の気持ちやわがままを言えるようになってきたと思う。(伝え方が分からず、発狂したりと乱暴だが) 母に会っても、少しは”自分らしく”過ごせている気がしていた。 が、気がしているだけだったのかもしれない。 仲良くしている身内が来月から地元を離れるらしく、「引越し前に会わなくてい

          まだ母の顔色を伺っていることに気づいた事。

          息絶えた頃

          5年経つ。 昨日も起きた時も、意外と平気だと思っていたが、亡くなった時間(明確に知っている)が近づくにつれ、絶望感が押し寄せてくる。 当たり前だが仕事仲間はそんな気持ちにならないし、同じクラスだった子もそんな様子はない。 公表しないだけかもしれないが。 自分一人で過ごしてきた。 親にも大好きな友達にも恋人にも亡くなったという事実だけは言えるが、 それを引きずっていること、今でも辛いこと、毎日泣きたくてたまらないこと、時間が止まっているような気がして人生がどうでも良くな

          息絶えた頃

          綺麗なことばかりじゃなかった。

          彼が亡くなって、もうすぐ5年経つ。 命日まで平穏を保とうと意気込んだが、今朝の同僚の「この方は自◯したいという気持ちがあるようで」という共有で、早速壁にぶち当たった。 元恋人は女の子が大好きだった。 元カノを特別扱いするし、私に向けても「あの子は特別だから」と宣言するしていた。 なんやねん、じゃあ私はなんなんだよと思った記憶がある。 部活のない人はもうとっく帰った放課後の時間、教室に部活に入っていないはずの彼と元カノのリュックだけが残っていた光景もあった。 元カノもまんざら

          綺麗なことばかりじゃなかった。