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「So sweet」な甘いSF「時が新しかったころ」

<SF(29歩目)>
「So sweet」な甘いSFを読んで、素晴らしい余韻を楽しむ。

時が新しかったころ
ロバート・F・ヤング (著), 中村 融 (翻訳)
東京創元社

「29歩目」は古典的な美しい作品。SF者たちにジョブナイルと言われても、押さえるとこ押さえてあって娘とも楽しめた。

SFって、こだわり始めると「シンプル系」ではなく、「複雑系」に系統しがちなカテゴリーです。
私もなのですが、いわゆるヲタクの巣窟でもあるマニアックな分野です。(笑)

この分野を子どもと共有できるか?のリトマス試験紙がこの作品。

著者のロバート・F・ヤングさんは、直球で「愛(love)」を語る甘いSF作品が多い。学生時代にも幾つかの作品を読みましたが、「So sweet」なのです。(笑)

すると、マニアックなSF者の世界では、評価が分かれる作家でもあります。

曰く「ハッピーエンドならオールOK過ぎでしょ」「純愛過ぎでしょ」「甘いロマンス過ぎでしょ」「テクノロジーにかかわる裏付けに乏しい・・・」「ジョブナイルじゃない!?」等々。
これは、読者の「愛(love)」の感度の問題なのです。

所詮はSF作品とまでは言わないが、シンプルに「愛(love)」が楽しめるかどうか?は感受性の衰えによるものです。
(年取ると、恋のアンテナは立たない)

つまり、否定するおじさんは「もう若者とは「愛(love)」が語れないのかもしれない。

その意味で、ロバート・F・ヤングさんの作品は「脳細胞」の衰えを知るためのリトマス試験紙だと思います。

シンプルに、「オモシロイ」と臆面なく言えるようになりたいと思っています。(笑)

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