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フェルメール

2007年六本木に国立新美術館が開館。
フェルメールの名作「牛乳を注ぐ女」が、
日本初公開で一躍注目を集めた。

六本木ヒルズが2003年にオープン、
2007年に東京ミッドタウンがオープンする。

六本木はちょうど当時、僕が通っていた、
スペイン舞踊学校があり、仕事帰りによく歩いた。

先に書いた通り、フェルメールは、
急に日本で人気が出ていた。

ただ仕事帰りのビジネスマンには、
まだそこまでではなく、
混む時間は平日の午前中で、
平日の夕方は比較的空いている。

フェルメールの作品は、どこかミステリアスだ。

アムステルダム国立美術館所蔵、
1658年頃の制作と言われている。

下絵に描かれていたが、完成時に描かれなかった、
地図や籠があったこともわかっている。

またラピスラズリを原料とした、
ウルトラマリンを使用し、
フェルメール・ブルーと呼ばれた。

細かい光と影の表現や遠近法、構成技術など、
17世紀オランダ黄金時代の象徴として、
バロック期の代表として、よく来日した。

フェルメールの作品は、諸説あり、
三十数点とはっきりしない。
高額のため、怪しいのも多い。

翌2008年は、東京都美術館が
日本初公開5作品含むフェルメール7作品を集め、
こちらも話題になった。

日本は本当に行列が好きだ。
僕は行列が大嫌いである。

だから、好きだったフェルメールよりも、
ルーベンスやレンブラントが好きになった。

フェルメール本人も、全く予期していないだろう。

謎が解き明かされていく様子を、
贋作が高額で取引されることを。

天からどう思って見ているだろうか。

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