見出し画像

2021年"音エッジ”が効いた広告10選!

皆さんこんにちは。音マーケティングを発信しているデジタル系広告代理店D2C Rの郡です。早いもので今年も後わずか…そこで2021年音納め!として今年施策された広告の中から特に「音」のエッジが効いていた10作品をご紹介します♪音の可能性をぜひお感じください!


今年の”音”広告は、バラエティ豊か!切り口別にご紹介します~


①音量:声の大きさで耳のアテンションを奪う

【ペプシコーラTikTok「声が大きいマン」CM】今年11月の施策。サントリー食品インターナショナル株式会社が「次世代クリエイター」を起用し、 ペプシのCMをつくってもらったものです。その1つがこちら「声が大きいマン」!勢いよい声がいきなり…音声=音を活かしたクリエイティブをお聴きください。※声の大きさにご注意を

@takadabear

声が大きいマンに案件が来ました #ペプシ生CMチャレンジ (ペプシ〈生〉は、生コーラスパイスを香料の基原料の一部に使用しています。) #ad

♬ オリジナル楽曲 - たかだべあ - たかだべあ

一歩間違えるとネガティブになりそうな声の大きさを逆に売りにしてしまうところがユニーク!こうした専門性の高いアーティストとのコラボで耳のアテンションを掴むのは今後もトレンドになりそうです。


②咀嚼音:商品に関連する音を上手に活用する

【KFC Cine WEB動画】今年9月、ケンタッキーフライドチキンが展開した動画は名画のワンシーンに流れる効果音をチキンの咀嚼音だけで表現したものでした。咀嚼音という音を効果的に使って映画のシーンとリンクさせています。映画シーン側だけを見て音を聞いていると本当に効果音に聞こえてしまう…不思議!

こうしたもともと企業や商品が持っている音は、企業の音の資産。それを上手にコミュニケーションとして活用するのは音施策のひとつのやり方です。


③多重音:音を重ねて耳の注目を奪う

【日清カップヌードル「8つの味」CM】今年5月公開されかなり話題になったのがこちら!センターの女の子が「今から8つのCMを同時に流すよ♪」と話すと、本当に回りの映像と共に8つの音声が流れてきます。まさに多重音!上手に音の手法を使って耳のアテンションを奪っていました。

「ながら視聴」の今、視聴者の耳をうまく奪うやり方はマーケティングの課題でもあります。そういう意味で、音は有効なアプローチと言えます。


④替え歌:往年の名曲をベースにする         

【バイオハザード ヴィレッジ WEBCM】今年4月にYouTubeで公開されたこちらは、ゲームアプリ「バイオハザードヴィレッジ」公式イメージソングPV。シンガーソングライターの吉幾三さんが自身の名曲「オラ、こんな村嫌だ」を村=ヴィレッジにかけて替え歌で展開♪ご本人も登場したこちらのPVは3日で350万再生され話題になりました。

画像2

画像3

替え歌で商品を宣伝する手法は最近の定番ですが、元歌が有名であればあるほど替え歌施策は強くなります。本家が自ら歌ったら最強ですね!


⑤機械音:商品の特徴的な音を強調する

【ピザハット:パックマンチャレンジAR施策】少し趣向が違った施策を!こちらは今年3月に公開されたピザチェーン「ピザハット」のAR施策。専用のQRコードからARで読み取ると、ピザ箱の上でパックマンが登場する仕組み。このゲーム音でついプレイしたくなります…

画像4

パックマンと言えばこの独特のゲーム音!そのプロダクトだけが持つ固有の音は差別化できる強いブランディングツールになります。


⑥韻音:韻を踏んだ手法で惹きつける

【ブレイブフロンティア:TikTok「ポエトリーリーディング」】今年9月に展開したゲームアプリ「ブレイブフロンティア」のTikTok施策。歌詞を音楽に乗せて韻を踏んでいく”ポエトリーリーディング”という手法をつかってブランディングに成功しました。再生回数約510万回以上、いいね!3.4万件以上となり数値的にも多くの人に響いた施策となりました。

@bravefrontier_official

想い合った日々に、いつからか孤独さえも色づいていた。#ポエトリーリーディング 雁矢よしの(CV.高橋李依) #BFR #フロムアイドル

♬ 過ぎゆく季節の片隅で - 雁矢よしの(CV.高橋李依)

「あの歌が好き!」といったコメントも多数。特殊手法を使うことで普通のPVが一気にエッジが効いたトレンド施策になりましたね。


⑦声音:声という音を使う

【Duolingo「フランス語の注文しか受け付けないふしぎなパン屋」PRイベント】こちらは6月に実施されたDuolingoという世界30か国の言語を学習できるコンテンツのPR施策。フランスパンをもらえる引き換えに、フランス語でオーダーしなければいけないというもの!語学学習らしい施策でした。

言語でのコミュニケーションという声=音を使った施策でした。声や会話を上手に施策の目的とつなげていますね。


⑧ダンス音:ダンスに乗せて耳残りを狙う  

【いい部屋ネット「踊ってみたbyりょう×@小豆」】今年2月、賃貸仲介企業と人気インフルエンサーのコラボ動画が視聴回数230万回超、高評価5.1万件という高反響に。「音×ダンス」の組み合わせは近年定着した定番手法ですが、定番ながら今年も話題になりました。

画像4

話題になるポイントは”真似したくなる振り付け×歌いやすい音源”!さらに人気インフルエンサーの発信力を活かして火付けをするのは強力ですね。この手の施策は2022年も継続していきそうです。


⑨Al音:AIガジェットの特性を活かす

【Alexa  Twitterプロモーション】AIアシスタント”Alexa"のTwitter投稿がユニークなのでご紹介。「ほぼ全国的なペットの日なので、動物の事実を共有するための足の機会を見ました!これがどの動物か知っていますか?」※Google翻訳より という文章とともにAlexaが問題を出します。リツートで答えるフォロワーも!

ユーザーとの双方向なコミュニケーションがウリのAlexaの機能性を上手く生かした音施策。この他に世界ではAlexaの特性を上手く生かした施策も。2022年からも音声ガジェットとのつながりは音マーケティングの重要なキーになりそうです。


⑩生理音:人間から出てくる音を活かす

【オランダ航空 デジタルサイネージ施策】音施策は屋外でもできてしまいます!こちらは今年4月にオランダ航空が実施したキャンペーン。サイネージの前に座っている人が”くしゃみ”をするとそれに反応してサイネージ画面の広告が変わる仕組みです。「体調大丈夫?」という言葉の後、航空券のキャンセルを促進するコロナ禍らしい施策。

デジタル×音の組み合わせは今後テクノロジーが進化するともっとリッチコンテンツがつくれるようになるので2022年も楽しみですね!


以上、音のエッジが効いた広告10選いかがだったでしょう?


このように音ひとつとっても様々なやり方がありますが、その前提になるのはあくまでも企業の課題解決になっているか?という視点が大切です。その上で音でエッジを効かせることでより大きな効果が生まれるのかもしれません。2021年音納め!皆様よい”音年”をお迎えくださいませ。

株式会社D2CRは2022年も継続的に音マーケティングの情報を発信していきます。どうぞお楽しみに!

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

【好評投稿】今、なぜ音が来ているのか?が簡潔におわかりいただけます。

【音ウェビナーレポート】弊社で実施した”音ウェビナー”の様子はこちら↓

投稿:株式会社D2C R 音マーケティング|郡 茜










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?