黄金パンダ艦隊の軌跡
こんにちは!D-act所属2年生チームの【黄金パンダ艦隊】です。
こちらのnoteでは、Double Dutch Delight Japan 2023 において3位入賞を遂げた黄金パンダ艦隊のこれまでの活動について綴らせていただきます。
最後までご一読いただけると幸いです。
1.1年間の軌跡
結成から1年、かつメンバーの半数が大学からダブルダッチを始めた経験の浅い私たちが、国際大会であるNational Double Dutch League Holiday Classic (NDDL) への切符を掴みとるまでの1年間を振り返りたいと思います。
1-1. チーム結成、そして初めての大会
私たちは、昨年の11月末に熱意ある6人で集結し、NDDL優勝を目標に掲げ、「黄金パンダ艦隊」としての活動をスタートさせました。
初めての大会は、今年3月に開催されたDouble Dutch Contest Japan 2023 です。他サーを含めた同期内で1位という目標を掲げましたが、自分たちらしさを発揮できないデモとなってしまい、達成できませんでした。(コンテストの動画はこちら)
この期間にメンバーのさとみが3年生夏からの留学を決意し、話し合いの末に、次が6人で出る最後の大会と決めました。
そうして、もう一度「NDDLで優勝する」という決意を全員で固めて、9月のDouble Dutch Delight East に向けて再スタートを切りました。
1-2. Double Dutch Delight East 2023
コンテストを終えるとすぐに反省点を考え、デライトのデモ作りに取り掛かりました。
8月中旬には京都で行われたDouble Dutch Grand Prix 2023という関西のイベントに出場しました。
ミスが多く4位という結果にはなったものの、デモ自体は高評価をいただき、自信につながりました。
(金欠を極めているゆうすけ・ゆうきが節約のために、はるばる京都まで交代で車を運転してくれました…!)
いよいよ9/2に行われたDouble Dutch Delight East 2023を迎えました。
本番のパフォーマンスは、序盤から細かいミスが重なり、魅せきれない見せ場もあり、チーム全員が心から満足のいくものではありませんでした。
そして、結果は8位。
入賞はおろか、最下位で敗者復活枠に滑り込んでDDDE2023を終えました。
1-3. Double Dutch Delight Japan 2023
DDDE後は、勝ち目はないのかもしれないと思い、かなり落ち込みました。
しかし、チャンスはまだ十分にあると切り替えて、しっかりと反省点等を話し合いました。
DDDEの主な反省点は以下の2つです。
これを踏まえて、パフォーマンスを強化して約1か月後のDouble Dutch Delight Japan 2023 に向けて再び走り出しました。
そして、10月22日、DDDJ本番。
当日練習を終え、まずは敗者復活戦に臨みました。
程よい緊張感で1ミスのパフォーマンスをすることができ、なんと満点をいただいて1位通過し、念願のJAPAN進出を決めました。
本戦までに敗者復活戦でのミスをきっちりと修正し、集中を高めました。
そして挑んだJAPANのステージは、憧れの音楽での入場から最後のポーズまで心の底から楽しく、かつノーミスの演技を出すことができました。
過去一番といわれるほどレベルの高い大会で、不安や達成感などそれぞれに複雑な感情を抱いて迎えた結果発表でしたが、無事に3位をいただくことができました。
優勝には届かなかったものの、納得のいく結果となり、うれしく思います。
大きな歓声、温かいメッセージが確実に私たちのパワーとなりました。
応援してくださったすべての皆様、改めましてありがとうございました。
2.さまざまな苦労
ダブルダッチ初心者も多く、決してダブルダッチがうまいとは言えない私たち。3位入賞までにはたくさんの苦労がありました…!
・ムーブを考えられない
ダブルダッチの知識が浅く、構成が決まっても、ネタを考えムーブを作るのにかなり苦心しました。
デモを完成させるまでたくさんのチームの動画研究を重ね、大げさではなく夜も眠れませんでした…。
・洗練された動きができない
何気ない振り一つでも中々揃わなかったり、気を抜くと表情が硬くなってしまうなど、「ステージでパフォーマンスをする」ことに不慣れであることが長い間足を引っ張りました。
・疲労との闘い
毎日のがむしゃらなチーム練に加えて、特に初心者の3人はアクロバットやダンスの個人練を多くしており、疲労からくる身体の痛みに悩まされました。
その他、英語資格の勉強や教育実習との両立など、各々大変な時期がありました。さらに、家が遠いメンバーは、練習のために多くの時間やお金、労力がかかりました。様々な苦難を、ひとりひとりが目標に対して強い気持ちをもって乗り越えました。
3.3位を勝ち取れた要因
こんな私たちがここまで成長することができた出来た理由を考えます。
①練習量
弱みである技術力不足は練習量で補いました。そのため、8月のオフはたったの2日でした。(そのうち1日はDouble Dutch Grand Prix の翌日で、さっと京都観光をして車で東京に帰ってきた1日でした…笑)
遊び、アルバイトなど様々なことを返上してこの大会に懸けてきたと胸を張って言うことが出来ます。
②分析力
コンテストの反省を踏まえ、自分たちの勝ち方を見つめました。
そして、オンラインコーチングを最大限活用させていただき、等身大で「黄金パンダ艦隊」らしいパフォーマンスを作り上げることが出来ました。
EAST予選からJAPANまでの期間には、デモをパワーアップさせただけでなく、本番に弱い私たちが力を出し切るために、練習の内容も見直しました。
具体的に行ったことは、以下をご参照ください。
これらをルーティン化することで、JAPANの時には自信や安定感が格段に向上していました。
また、ミスの原因を突き詰めて考えたり、自分たちの動画を細部まで何度も見返しては改善する作業を繰り返しました。
③とにかく仲良し
シンプルですが、一番の強みだと認識しています!
毎日毎日練習ですが、この練習が何よりも楽しく、つらいと思うことは滅多にありませんでした。もちろんたくさんぶつかりましたが…。
また、他チームの誰もが驚くのが、私たちのLINEのやり取りの多さです。
練習時間外もコミュニケーションが活発で、些細なアイデアも共有しやすい状態となっただけでなく、日々仲が深まり信頼関係が構築されました。
私たちが結果を残せた要因をまとめると…
「「仲良し6人が頭も体もフル稼働!」」
となります!
4.ご支援のお願い
今年12月に行われる国際大会、National Double Dutch League Holiday Classic に出場するにあたりまして、皆様からのご支援をいただきたく存じます。
4-1. 金銭的状況
日本代表の枠に選出されたものの、大会協会からの金銭的なサポートは、チーム合計で5万円(1位のBølgeには50万円)の賞金と十分ではありません。
渡航費や滞在費、食費などは自己負担で、近年円安の影響で1人あたり40万円ほどの出費が見込まれます。
練習と学業の両立に手一杯で、アルバイトだけでの資金調達はかなり厳しいという現状となっています。
そのため、大変恐縮ですが私たちは皆様のお力添えをいただきたいと考えております。
多額のご支援をお願いするのは心苦しい部分もございますが、ご理解いただけますと幸いです。
4-2. ご支援の方法
ここではご支援の方法について説明します。
(いただいたご支援は、D-act「Bølge」と合同で使わせていただきます)
ステップ1:Google Form にて必要事項を送信いただく
ステップ2:自動返信メール内の口座にお振り込みいただく
という形でご支援をいただきたく存じます。
(ご支援は 1円から、2023年12月17日まで受け付けております。)
そして、5,000円のご支援につき1枚、
黄金パンダ艦隊のチームオリジナルTシャツを
希望する方にお贈りさせていただきます。
(例:13,000円のご支援→希望するTシャツを2枚までお贈りいたします。)
また、Tシャツが届きましたら、SNS 等でシェアして応援の輪を広げていただけると幸いです。
4-3. ご支援の使用用途
まず、いただいたご支援の 95%は、黄金パンダ艦隊・Bølgeのメンバー12人で等分し、ニューヨークへの渡航費、滞在費、食費、大会エントリー費に使用させていただきます。
一人当たり 40万円、合計で40×12人(黄金パンダ艦隊6人、Bølge6人)-55(大会からの賞金)= 425万円ほどの出費が見込まれるので、それぞれの負担軽減に使用させていただきます。
さらに、残りの 5%については、「来年以降D-actから国際大会に出場する人」のために積立をさせていただきます。
こういった判断をした背景を説明いたします。
近年、国際大会出場に際して学生の自己負担が大きく、クラウドファンディングに頼らざるを得ないという風潮が、ダブルダッチ界全体にあります。
こういった資金面での不安は、ダブルダッチシーンの持続可能な発展を妨げていると考えられます。
その中で、実際に厳しい経験をしている私たちこそが、こうした不健全な現状を変える責任があると考えました。
そこで、12人で話し合いを重ね、未来の後輩の負担を少しでも軽減させるため、皆様から頂戴したご支援の 5%を、サークル費とは別に D-actとして積み立てることと致しました。
ダブルダッチシーンが盛り上がり、競技人口も増えている中、
「ダブルダッチが大好きな学生が安心して世界を目指せる未来」
を目指すシステム作りのための第一歩としてこのような決断を下しました。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
5.終わりに
大変長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
関連するnoteのリンクも以下に添付しますので、ご覧いただけますと幸いです。また、Instagramのチームアカウントでも随時活動報告を行っておりますので、フォローしていただければと存じます。
今後とも黄金パンダ艦隊・Bølgeの応援をよろしくお願いいたします。
【黄金パンダ艦隊 Instagram】
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