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ボッチザロックの「フラッシュバッカー」について語らせてくれ

ボッチザロック良かった

そんななかでも、CDにのみ入っていたフラッシュバッカーがよかったので、解説していきたいと思う。

転換点 いつかノートに
書いたあの言葉たちは
きっと 泡になって消えた
行方なんて知らない


擦り切った白いチョークが
はらはらと落ちていった
まるで 星屑みたいだと
見とれていたんだ 嗚呼


いつかは消えてしまうけど
誰かの記憶には残れるかな
この瞬間を切り取ってさ


光る朝が 朝が
あまりに眩しい 眩しいからさ
なんかもう それだけで
心が宙に舞う
君の言葉がずっと
離れない 離れない
フラッシュバッカー
今も思い出してる


薄明に染まる空が
淡い彩りこぼして
こんなちっぽけな僕の
背中を包んでく


透明なこの体は
何色に成れるの?
ただ 水のように流れ
消えてゆくだけ? ねぇ


「ぼやけたままのフォーカスじゃ
君のホンモノは写せないよ」
寂しげな顔で 君が笑う


光る朝が 朝が
あまりに眩しい 眩しいからさ
ちょっとさ らしくはない
未来も信じちゃうよ
君の言葉がずっと
離れない 離れない
フラッシュバッカー
今も 思い出してる


光る朝が 朝が
あまりに眩しい 眩しいからさ
なんかもう それだけで
心が宙に舞う
君の言葉をぎゅっと
離さない 離さない
フラッシュバッカー
今も思い出してる


ここからが解釈

「転換点 いつかノートに 書いたあの言葉たちは きっと 泡になって消えた 行方なんて知らない」

ギタリストで結束バンドというバンドの歌詞全部を手掛ける主人公後藤一人が 書いてきた言葉たちもやがては忘れされて消えてしまうのかな? どこかにいってしまうのかな? と思ってしまうシークエンスですね。書き手あるある過ぎて悲しくなりますね。

「擦り切った白いチョークが はらはらと落ちていった まるで 星屑みたいだと 見とれていたんだ 嗚呼」

学生時代の終わりを連想させますね。 学校が終わったら、社会人になっていく。まるで後藤一人も一人の社会人になっていくみたいに はらはらとちょーくをみているかのようですね(引きこもりになる可能性もあるんですけど)

「いつかは消えてしまうけど 誰かの記憶には残れるかな この瞬間を切り取ってさ」

バンド活動をやっていた記憶も誰かの記憶に残るのかな? この瞬間だけでも切り取ってさ。そうはかなんでいるようです。

「光る朝が 朝が あまりに眩しい 眩しいからさ なんかもう それだけで 心が宙に舞う 君の言葉がずっと 離れない 離れない フラッシュバッカー 今も思い出してる」

誰かが行ってくれた言葉が、光る朝が朝焼けが、それだけで、心が宙に舞うようで、 何度も何度もフラッシュバックするみたいに何度も、嬉しくて思い出してしまう。 その情景をフラッシュバッカーとあて言葉をつけてます。バンドを始めてよかったと、心の底から思っているのでしょうね。

「薄明に染まる空が 淡い彩りこぼして こんなちっぽけな僕の 背中を包んでく 透明なこの体は 何色に成れるの? ただ 水のように流れ 消えてゆくだけ? ねぇ」

自信のなかった自分が透明になっていくようで何色になれるのかまるで分らない。 照明の下でしか生きていけない自分が、水の中に落ちてしまえば、透明になって流れてきていくだけ。 何者にもなれない自分を証明しているようだね。と言っているようですよね。

「ぼやけたままのフォーカスじゃ 君のホンモノは写せないよ」寂しげな顔で 君が笑う 」

ここで主人公が交代します。 後藤一人から喜多ちゃんに変わってます。 しっかりとフォーカスをあてないと後藤一人は写せないよ。そう,喜多ちゃんが言ってるわけです。そしてこうつながります。

「光る朝が 朝が あまりに眩しい 眩しいからさ ちょっとさ らしくはない 未来も信じちゃうよ」

どこかぼっちちゃんらしくはない言葉ですよね。 そんな未来も信じちゃうよ。 あくまでも喜多ちゃん目線で見ると、ライブ明けの彼女がまぶしくて、なんだからしくはない未来もどこか信じられるといった具合でしょうか。

「君の言葉がずっと 離れない 離れない フラッシュバッカー 今も 思い出してる」

サビのフレーズの繰り返しですが、この後の追いサビの伏線でもあります。


「光る朝が 朝が あまりに眩しい 眩しいからさ なんかもう それだけで 心が宙に舞う」

ライブ明けの夜明けの朝を連想させるシーンですね。 ライブ後の朝、あまりにも朝がまぶしくて、どこか心が浮足たつその様を描いています。

「君の言葉をぎゅっと 離さない 離さない フラッシュバッカー 今も思い出してる」

ここで初めて、後藤一人の歌詞をぎゅっと抱きしめている誰かが、昔の事を思い出していることが分かります(喜多ちゃんあたり?) 未来からの過去へのラブコールであることが分かるラストにどこかいじらしくて、泣けてくる曲ですね。

素人との歌詞解説なので、うまく伝わるかわからないんですけど(はじめてだし)

ボッチと喜多ちゃんの気持ちが交錯する歌詞となっております。 よかったら、まだ漫画もあるし、二期もきたいできそうですし、なによりまだVOBではいしんしているので、ボッチザロック見てハマってみるのもありかと思います。 一人の少女の成長物語がなかなかいいですよ。

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