#ご当地グルメ

僕は旅行が好きなので、ご当地グルメも少しは調べたりするが、どちらかと言うと観光地の景色をみる事に重きを置いていて、食べ物にはあまり興味がない。

一人で行く事が多いという理由もある。ご当地グルメで人気のお店は、観光客で賑わっていたりして、わざわざ1人で行く気にならない。

だから、旅行に行った時も土地の代表的な食べ物よりは、こじんまりとした雰囲気のよさそうなお店に入ってみるとか、そういう事の方が自分にとっては面白い。

その中でも印象に残っているのが、小豆島のカレー屋さんだ。

調べてみたが、クチコミの情報によると店主の方が亡くなられたそうで4年前に閉業されたようだ。

僕が行ったのは5年前。
この時、日本三大渓谷美と言われている寒霞渓かんかけいに行こうと思っていた。

高松からフェリーで渡ったが、行ったはいいものの、天候がイマイチ。短時間で行ける所を回ってご飯だけ食べて早々に戻る事にした。

そこで入ったのが先程のカレー屋さんだ。

内装がお洒落だったのと他に客がいなかったので、少し緊張しながらカレーを食べた。

店主の方とは別に若い女性の店員の方がいて、会計の時に「観光で来られたんですか?」と話しかけてくれた。

話をしているとその方も移住して来られたそうで、「住みよいです」と言っていた。

寒霞渓の話をすると、丁度紅葉の時期でもあったため是非行って欲しいと言う。

お店を出てその日はそのまま高松へ戻った。

ただ、あの店員さんがそこまでいうのならと、次の日予定を変更して再度小豆島に渡る事にした。自由に予定を変えられるのは一人旅のいいところだ。

翌日は天気も良く観光日和。

念願の寒霞渓は、迫力のある岩山とその間に紅葉が広がっていて、日本にこんな場所があったのかと感動した。行く事を勧めてくれたカレー屋の店員さんに感謝した。

丁度これから紅葉が見頃だろうか。小豆島に行かれる際は、ぜひ行ってみて欲しい。

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