『夜明けのすべて』備忘録
『夜明けのすべて』を観た。PMS(月経前症候群)で怒りの衝動が抑えられなくなる藤沢と、パニック障害に苦しむ山添を中心に展開される物語。
症状に悩まされ生活に支障をきたした二人は、転職先の小さな会社で働くことになり同僚となった(なお転職先は単調な仕事ながら社長や同僚の理解が深い)。
お互い無関心だった二人だがお互いに抱える病気への理解を深め、共感し、心を開いていく……というような内容。
まず、フィルムの色味がすごくいい。光の描写が柔らかく、この作品の世界観に馴染んでいた。