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3歳児と学ぶ「昭和の遊園地」の楽しみ方【未来の君へ】

未来の桜音加(おとか)ちゃん、こんにちは!
僕はあなたの父親です。

今日は5月22日、僕らはさっき3歳の「こっちの君」を幼稚園に送って、そのまま愛犬のキキの散歩に行ってました。

普段は何かテーマを決めて、未来を生きる
「そっちの君」に伝えたい事を書いてるけど、今日は僕の日記です。

3歳の頃の思い出なんて「そっちの君」は覚えてないだろうけど、読むことで君の記憶の断片が1つでも蘇ることがあれば「人生はもっと豊かになる」んじゃないかなぁと思ってます。

そんな感じなので気楽に読んでくださいね。

生駒山上遊園地に行ったよ


僕らは先日、車で奈良の生駒山上遊園地に行きました。

君は高速道路で遊園地に向かってる途中に助手席のチャイルドシートから
「遊園地向かってる?」
と何度も僕に聞いてきましたよ。

よほど楽しみだったんだろうね。

とても古い遊園地だから
「どうせガラガラだろうな」
と思ってたんだけど、日曜日だった事もあって意外にも結構混雑してました。

全体的な感想を言うと、僕は今回ここに君を連れて行って「とても良かったなぁ」と思っています。

なぜなら子供にとっての「楽しさの本質」が生駒山上遊園地には詰まっていたから。

余計な肉付けは何もなく、むしろ「楽しさの本質しか無い」それがこの遊園地です。

USJやディズニーランドみたいに豪華じゃないし、施設自体も古くていかにも「昭和の遊園地」って感じなんだけど、3歳児の君が遊園地で楽しさを「学ぶ」にはちょうど良い施設だと思ったのです。

君が楽しんでいたもの


生駒山上遊園地で僕ら家族が楽しんだものトップ3を紹介します。
この中で「そっちの君」が覚えてるものはあるかな?

お化け屋敷

純和風なお化け屋敷

まず3歳の君が一番衝撃を受けていたのは間違いなく「お化け屋敷」でした。

大人の僕にとってはハッキリ言って
「想像の5倍ぐらい怖くないお化け屋敷」
だったけど、お化け屋敷が初体験の君にとってはすごく怖い世界観だったみたい。

ずっと抱っこで僕の肩に顔を埋めて目をつぶってました。(後から君は「ダディに隠れてた」と言ってました。全然隠れ切れてなかったけど 笑)

君は屋敷の中では泣かなかったけど、出口を出た瞬間に涙をポロポロ流して泣いてました。
きっと「怖さ」から解放されて、ホッとしたことで緊張の糸が解けたんだろうね。

「お化け屋敷と比べたら、怖くもない現実の世界はなんて素晴らしいのだろう」

少しでもそう思える体験を与えることが出来たのなら、本当に価値があったなぁと思います。

ちなみに家に帰ってからも、そして今日の朝も君はずっとYouTubeでお化け屋敷の動画を何度も何度も見ていました(笑)

純和風なお化け屋敷なんだけど、僕らの前に入っていった外国人親子はこの世界観をどんな気持ちで眺めてたんだろう・・・

宝石さがし

宝石コレクションにご満悦

金魚すくいの水槽のようなものをたくさん並べてジャリを敷き詰めた上に水を張って、その中から宝石を探すっていうゲームです。

ここはフリーパス券では入れず、別料金。

500円か・・・うーむ・・・
と思ってたら、君は勝手に入っていってしまって僕は仕方なく受付のおじさんに500円払いました。・・・まったくもう!!

でもジャリの中から宝石を見つける度に君は大はしゃぎ。その姿を見て、僕は「連れてきてあげて良かったなぁ」と幸せな気分になりました。
500円払わされたけど。(しつこい)

でも「自分で見つける喜び」というものを君に体験させてあげられたとしたら500円なんて安いもんです。

人生って「答えのない問題」の連続。
その中で「自分なりの回答を見つける」という行動が大事になってきます。

小さな成功体験によって自分でやり切ることが楽しいことだって感じてもらえたら嬉しいな。

君は自分で探し当ててもらった宝石を遊園地にいる間、ずっと握りしめてました(途中で紛失して大騒ぎしてたけど)。
探し当てたキレイな石を僕はトイレに飾っておこうと思います。

トイレにあるキレイな石に見覚えがあったら、それは君が自分で探し当てた「3歳の君にとっての宝物」なのです。

ミニ・パイレーツシップ

ミニ・パイレーツシップ

僕らが子供の頃、遊園地にはだいたい「バイキング」と言う大きな船が前後に大きく揺れる乗り物がありました。

下りの時にお腹がくすぐったくなるような浮遊感が楽しかったんだよね。

このミニ・パイレーツシップはバイキングの小型版。さすがに大して浮遊感は無いんだけど、それがまた3歳児にはちょうど良い!
君は最高地点に来た時に「お尻が浮く感覚」が楽しかったみたい。

最初に乗った時は険しい表情だったから「怖かったのかな?」と思ってたんだけど、降りる時に「楽しかった」と言ってなかなか降りてくれなくて大変でした。

そして結局また列に並び直して2回目乗ることに・・・

順番待ちもちゃんと出来て、君はとても偉かったです。(ウソです、ゴネまくってました)

ルールを守ることで、皆が気持ちよく楽しめる。その「皆が楽しんでる空気感」が遊園地の楽しい雰囲気を作り上げているんだよね。

これもきっと「楽しさを学ぶ」ってこと。

僕が得たもの

メインシンボル 飛行塔

他にも
・飛行塔から見た景色がとても美しかったこと
・家族で「ワーッ」と声を出して
 急流スベリをしたこと
・行く前に買っていったマクドナルドの
 ポテトが着く頃にはパサパサになってたこと

これら全てが僕にとって幸せな記憶になりました。

僕は今後、君に「お金」についても伝えていくつもりでいます。

お金って言うのはどうしても
「モノを買う」
って発想になりがちなんだけど、
1番大事な使い方は

「体験を買う」

ということだと僕は思っています。

モノは手に入れた時が1番嬉しくて、その喜びやトキメキみたいなものは少し時間が経つと色褪せてきます。

だけど、素敵な経験や体験は皆で共有できて、「思い出」ってカタチで一生残るんだよ。

だから僕はこれからも皆で色んな事を体験したいし、君にもたくさん味あわせてあげたい。

持っていないモノを欲しがってちゃキリがない。
今自分が持ってるモノの大切さに気付けるか。


今回は君の笑顔も泣き顔も不貞腐れた顔も、色んな表情が見れて僕は幸せです。

君の存在が、いつも僕らにパワーをくれています。

別に立派な人になろうなんて思わなくて良いし、良い子でいなきゃと思わなくても良いんだよ。

君は存在してくれているだけで
十分に価値があるのです。


帰り道の車内、疲れてチャイルドシートでぐっすり眠る君を見て、僕はこんな事を思ってました。

生まれてきてくれて、ありがとう。

2023年5月22日 ダディ

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