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#32 4歳児の背中がいつの間にか大きく逞しくなっていたことをしみじみと感じた土曜日

4歳と0歳のボウズたちの父親です。息子たちの成長の様子を記すことで将来の息子たちの酒の肴(プレゼント)になればと筆を執っています。

さて。4歳のキミへ。キミは普段ユーチューブでホラー系の動画を見過ぎるせいか今朝は「マグマの中に落ちたらゾンビが助けてくれた」とか「ろくろ首が追いかけてきたらゾンビが助けてくれた」とか、完全にゾンビはいいやつとして登場しているが、果たして大丈夫だろうか。

昔は「ドラえもんに怒られた」とか言いながら泣きながら目覚めてきた頃が懐かしい。

今日はお母さんが0歳児を連れて旅行なので、久しぶりにキミと水入らずの二日間だ。「ママと遊びたくなっちゃった」とか少し寂しさが募るシーンもあったけど、朝から晩まで体を動かして気持ちよいほど泥のようにキミは眠りについたよ。寝室の天井をプラネタリウムみたいに星々を照らして、虫の鳴き声と風の音をセットして寝るのが最近のキミのお気に入りだ。「パパ、星はいくつある?25くらいかな」「いや、もっとあるでしょ?」「じゃあ125くらいかな?」「もっとだよ」「じゃあ1000かなー」「どうかなー」と言っている間にキミは眠りについた。

いつも仕事から帰るとキミは爆睡幼児なので、ゆっくりキミと一緒に寝るのは久しぶりで、背中をトントンしながらだいぶ背中が大きくなったなぁとお父さんはキミの成長を噛みしめていたよ。0歳児の弟は背中をトントンするときの掌がちょうど背中にぴったりおさまっているけど、キミはもう肩甲骨もいい感じに出ていて背中全体を満遍なくトントンしようとするとお父さんは掌の角度を変えながら、時計回りに円弧を描かないといけない。ふにゃふにゃして気持ちいいなーと思いながらトントンしていたころが昨日のことのようで今は一丁前に少し硬くて筋肉のついた少年のような背中になってきている。

お父さんは今日のプールでキミが嬉しそうにビート版をもって幼児用プールに入っていくその小さな背中を追いかけて、まだまだ小さいなぁと思っていたけど、きっとプールにいた周りの子たちより小さいだけで、キミはいつの間にかお兄ちゃんの背中になっていっているのだね。

1か月前には怖がって、コアラのようにお父さんにしがみついていた流れるプールも今日初めて自分の足で立って進むことができたね。水深は90センチでキミは100センチ。足の裏をつけて立つと鼻まで水に浸かってしまって息ができないもんだから、精一杯背伸びをしてキョンシー(?)みたいにぴょんぴょんはねながら口のあたりまでくる水をうまく交わしながら、流れるプールを攻略していた。「楽しいね!」と笑顔炸裂のキミを見ていて、1か月前の心配そうな子コアラが噓のようだなとお父さんは思いながら、流れるプールでぴょんぴょんとカンガルーのように(キョンシーじゃない方がいいね、ここで訂正)上下するキミの水色の水泳帽を後ろから眺めていたよ。

お父さんは明後日からサッカーのリーグ戦が本チャンを迎えるので今朝は気合を入れて練習をして、午後からキミとプールに行って、でもうボロボロだけど、久しぶりにキミと水入らずで過ごす土日なので、少し眠い目をこすりながらキミの様子を記録しておくよ。

少年みたいな背中になってきたキミだけど、相変わらず靴は右左逆に履くことはしょっちゅうだし、「どうぶついろいろかくれんぼ」を読むときは相変わらず抑揚なくロボットのようで、「”し”と小さい”つ”はなんて読むの?」と「しっぽ」という文字につっかかったり、まだまだ混沌としているけど、一歩ずつ少年の背中に見合う装備を身に着け始めているよ。

外は雨が強い。キミは「明日公園に行きたい」と言っていたけど、どうだろうな。まだ雨が残るかな。雨がやんだら外でサッカーだね。お父さんは明日キミとどんなメニューでサッカーの練習をしようかなと考えながら、明後日のリーグ戦の戦い方とメンバーを考えている笑。

お父さんもそれなりに考えているんだよ笑。キミと一日一緒にいられる貴重な日曜だからね。多分キミは5時に起きる。雨なら代替案を考えおくよ。長い一日を楽しもう。

これから羽ばたくキミへ。お母さんは今頃きっと楽しくお酒を飲んでいるだろう笑。たまには温泉に浸かって疲れをとってくると良いね。

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