30歳女性、独身、処女。
正社員で給料もそこそこ貰って、書いたいものもそれなりに買える。けど、何かが足りない。
セックスのことばかり考えてしまう。

最近読んだマンガ『瓜を破る』
今回は、作品が描く「コンプレックス」について、共感するところを少し書いてみます #読了

※1巻の内容一部含む pic.twitter.com/ia0L0jepj3

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

セックスに思考が支配されてしまう女性の話
性に対するコンプレックスだけではなく、【いろんなコンプレックス】に言える話だと思うんですが
お金ないから、二重じゃないから、太っているから、毛深いから、とかとかとか。

ぼく自身もコンプレックスはそこそこありまして。
歯並びだったんですけど。 pic.twitter.com/cFjQPvmoaq

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

それこそ浪人生のときなんて誰とも話さないもんだから、自分一人でふさぎこんで。ますます負の感情が増しちゃう。
誰も自分のことなんて好きにならないんじゃないか、とか。

『瓜を破る』の素晴らしいところは
コンプレックスなんて気にしないで生きてけばいいんだ！
とか前向きさを強要しないところ

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

いわゆる【問題を無かったこと化する魔法】を使わないこと。

がっつりコンプレックスの呪縛を突きつけてくるところです。
逆に素晴らしい。

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

1巻の中で印象的なセリフがあって。

「趣味があれば十分ていうのは　理乃は彼氏いたことあるから（もうセックスした側だから）そう思えるんだよ…」

「気にしなくて大丈夫だよ、周りを見れば大した問題じゃないよ」と「別のことを考えれば大丈夫だよ」ってぼくもアドバイスしがちなんですけど、 pic.twitter.com/IPGwbLDm0Z

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

そうなんですよね。
一度経験してコンプレックスの呪縛から離れるのと、未経験で離れるのとではぜんっぜん状況が違う。

ここらへん、エッセイ本『えいやっと飛び出すあの一瞬を愛している』の中で、こんな言葉がある。 pic.twitter.com/eQyn4fJtNM

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

「「誰もが通る道」という言葉は正しいようで正しくない。それぞれが、それぞれの道をそれぞれの悩み方で悩みながら歩くしかない。その解決法も人それぞれだから、アドバイスなんかしようがない」

という言葉を思い出す

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

悩む人からすれば今目の前の問題は人生で初めて直面する問題で、それこそ赤ん坊のように悩んでいる。
そんな人に、いずれは…なんて言ったところで意味がない。
だからこそ

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

だからこそ、『瓜を破る』を読み続けたくなる。
主人公がこれからどんなふうに考えて、どんなふうに生きていくのか。
きっとまた襲われるだろうコンプレックスの呪縛に、自分もまたどうすればいいのか知りたくて。

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023

『瓜を破る』はこちらから。
なんか知らんけど今日現在、Kindleアンリミ会員だと3巻まで無料で読めます！https://t.co/IG29oAUg3z pic.twitter.com/ShQlFSqd1A

— 大地　読書は食事 (@daichisato88) July 26, 2023