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なぜ私たちは健康でいるべきなのか

私たちが健康でいるべき理由、知ってますか?

我々ジェイエルネスは『健康で人を幸せにする』を理念に掲げる会社です。

他にも、健康を社会に届ける会社は多いですよね。

でも、明確な『私たちが健康でいるべき理由』ってあまり見たことないような気がしませんか?

広告でもTV番組でもWEB記事でもどこでも、健康やヘルスケアに関するコンテンツを毎日見かけますし、今コロナウイルスの影響もあって健康の価値は見直されているように感じます。

でも、『私たちが健康でいるべき理由』は見えてこない。

弊社のメンバーですら『健康な方が良いに決まっている』というステレオタイプを強い根拠にしてしまっているように感じます。

・病気にならない方が良い
・ケガしない方が良い
・野菜食べた方が良い
・運動したほうが良い

そりゃそうなんだけど。

じゃあ、何で?

と。

僕は、膝のお皿の骨を粉砕骨折して手術&3週間入院したことをきっかけに、その答えを見つけてしまいました。

今回はこの大けがや退院後のリハビリから学ぶことが出来た、『私たちが健康でいるべき理由』について書きたいと思います。


健康じゃないと出来ない事がある

当たり前だろという感じですが、そういう単純な話ではなくてですね、身体の自由を失うことによって人間にとって非常に尊いことを失います。

それは、

『自分の意思で選択して生きること』

これが出来なくなります。とっっても辛いことです。

怪我や病気で入院すると、まず身体を自由に動かせません。動かせないというより、動かし方を忘れるという感じ。筋肉はみるみる内に無くなっていき、痩せていき。自分の脚で立ち、歩いていた感覚を思い出せません。

そして、完全にスケジュールをコントロールされた生活を送ります。自分が生きているというより、自分は横たわっているだけで周りの人達が、景色が常に動いているような感じ。

食事が出てくる時間やメニューは決まっています。トイレは自分のタイミングで行けません。ベッドから一人では降りれませんからね。リハビリの時間には車いすを持った看護士さんが来てくれて、乗せてもらって運ばれます。

たかが骨折で何をと思うかもしれませんが、自尊心を失い、生きた心地はしませんでした。


僕は身体は動かせませんでしたが意識がはっきりしていたのでまだ良かったです。隣のベットの方は脳外科、向かいのベッドの方は心臓の病でした。僕よりも前から入院していて、僕が退院するまでに起きているのは見たことはありませんでした。

手術後、左ヒザはなんと15度までしか曲がりませんでした。傷口は傷み、発熱も続きました。

退院するときには80度まで曲がるようになっていましたが、トライアスロンをやっている自分からしたら絶望的なことです。今リハビリに通って機能をゆっくりと取り戻していますが、大好きだったランニングやトレーニングは当然出来ません。登山も大好きでしたが、1年以上出来ないでしょう。今でも寝返りを自由に打てません。

怪我であれば、時間をかければ治ります。これが病気だったら、まだ退院すらできていないし、一回の手術で終わるとも限らない。亡くなる可能性もあり、入院が長引けばお金がかさみ、家族の負担も大きくなります。

健康を失うと、当たり前だった何もかもを失うのです。

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健康を失った人だけが、健康の本当の価値に気付ける

普通に生きてれば、自分の意思で選択したことばっかりじゃないよと思いますよね。

私もそうでしたが、実はみんな、自分の生きたいように生きてるんですよ。

自由に起き、自由なものを食べ、自由に職業を選択し、自由に人と会い、自由にスポーツして、自由に寝て、こんなことは全て普通に生きてれば『選択したつもりではない』のです。

でも、全て失って気付きます。

なんて自由だったんだろうと。

僕は、私達が健康でいるべき理由は『自分の意思で生きられなくなるから』であると思い知ったのです。

どれだけ幸せなことか、健康なうちは気が付けない。

でも一度失うと、完全には取り戻せないし、全てを失ったままになる可能性も。

それが『健康』です。

これを経験しているかいないかで、社会に対して発するメッセージの熱量は大きく変わってくる。自分が健康を失うことが、健康の素晴らしさを語る最大の説得力になります。

健康な人が語る健康の大切さも素晴らしいです。でも、本当に心の底から健康を失ってはいけないと思えるのは一度失った人だけです。

ただ、だからと言ってみんなが一度は健康を失ってほしいなどとは一ミリも思いません。誰にもあんな思いはしてほしくない。

健康な人は気が付けないからこそ、僕が経験した側の人間として、その素晴らしさを言葉やサービスに乗せて届けていかないといけない。

防げない病やけがはある。医療は素晴らしいです。

でも、不摂生によって本来経験しなくてもいい不健康を経験する必要は全くないじゃないですか。

そんな人を、私達の仕事によって1人でもこの国から減らす。

『健康で人を幸せに』は私の人生をかけた使命となりました。

暑苦しいかもしれませんが、でかい声で『健康』を社会に向けて叫び続けます。

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