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晴れ女、日傘の女。

2019年6月11日火曜日。
映画「モデル 雅子 を追う旅」公開45日前。

昨日まで降ってた雨が止み、
今朝はすっきり晴れた。
雅子にまつわる雨の思い出は…と昨夜考えていたのだが、
酔っていたからかあまり思い出せなかった。

「わたしは晴れ女だからね」
と言っていたような気がする。
そう。雅子といえば「日傘」だ。

毎年3月から10月いっぱいまで、
昼間の外出時には必ず日傘を差していた。
目が紫外線を受けて肌に色素を出すという話を聞いてから、
夏の外出時にはサングラスも常用した。
小顔に大きなサングラスはよく似合った。

モデルであり、
美容を取り上げる「ビューティ」という分野を最大の戦場に、
美肌を最強の武器にしていた。

だから日焼けが気になる夏が苦手かと思いきや、
「夏が好き」という。

「だって、軽いじゃん」
そう、着る服が軽くて済む。
肌は白く、体型は華奢で、性格はサバサバ。
強烈な光で白く霞む街を、黒い日傘をさして、軽い歩調で歩く姿は、
なんとも「雅子らしい」。

梅雨が明けた早朝、屋上に出てスカッとした空を見上げて、
嬉しそうだった。
雨で押さえられ、閉じ込められていたところから、
開放されたような感じを楽しんでいた。
「生まれたのが夏だしね」と言っていた。
その夏の真っ只中の誕生日、
7月30日にかかる週に、僕は映画を公開する。

そういえば闘病中に、
「病気が治ったら、いろいろやりたいね…今までしてなかったことも」
と呟いていた。
日傘も置いて、海に飛び込む。
そんなこともアリだったかもしれない。

そうそう、帽子も大事だったね!

映画「モデル 雅子 を追う旅」公式サイト

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