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個人を責めるな、仕組みを責めろ

「完食を目指すのはおかしくないか?」
「好き嫌いでも一口食べてみるよう声はかける」
「午睡時間は寝てもらわなくちゃ困る」

こういった不適切保育に触れる内容
ネットでも保育現場の研修でも
常に話題が上がっているように思います。

このときに最終的には
「子どもの人権や意思の尊重」
という精神論
悪く言えば「子どものため」という印籠を掲げて
相手を黙らせているように見えます。

ですが、それは本質的な解決にはなっていません
現に上述していますが
常にこの問題論争は繰り返されているからです。

つまりその問題が起きる
再現性の高い仕組み
そこにできているからという証拠になります。

そのためにできることは
不適切な言動をする先生を責めるのではなく
「なぜその言動に至ったのか?」を
追究する必要があります。

「なぜ嫌いな食べ物を食べさせる必要があったのか?」
「なぜ子どもが寝てくれないと困ると思ったのか?」
「なぜ連絡帳が打ち終わらないのか?」
「なぜ午睡チャックに集中できないのか?」
「なぜ書類業務が終わらないのか?」
「なぜ事務時間を確保できないのか?」

なぜ繰り返すことで本質へとたどり着いていきます。
「個人を責めるな、仕組みを責めろ」
ぜひ保育現場で広がってほしい言葉です。


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