傲慢と善良(フレッシュな感想)
「傲慢と善良」
とりあえず読了したのでフレッシュな感想を。
(※ネタバレなし)
婚約相手の謎の失踪から始まるストーリー。
どう展開してどう着地するのか
ワクワクしながらハラハラしながら読み進めた。
一気読みするスピードも時間もなかったから
キリのいいところ単位でチビチビと
まるで連ドラのように読み進めてきた。
心に残ったシーンや言葉は
別の機会に書くとして、
作品を読んでの率直な感想は
少し怖かった
だ。
何が怖かったかというと
物語がというより
登場人物たちが。
傲慢で善良
現実社会と同じで
誰ひとりとして完璧なんていない。
そんな傲慢で、善良で、完璧じゃない登場人物それぞれが、
僕自身のどこかを切り取ったような気がして。
いや、僕自身だけではなく
この作品は一人の人間を分解して作り上げられた登場人物たちがそれぞれの味を出していってるように感じた。
誰ひとりとして
僕と同じような、似たようなキャラクターはいなかったと思うけど、同時にどの登場人物の要素も僕は、いや、誰しもが含んでいるように感じた。
とにかく
こんな構成と表現が出来るなんて本当に凄い。
読み応え充分。
と、まぁフレッシュな感想はこのくらい。
次は少し振り返り読みをしながら
この壮大だけど身近な物語をしっかりと咀嚼して、改めて感想を書いていきたい。
いつになるかはわからないけど。
おわり。
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