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小樽へのバスから夕日を眺めると、旅に出たくなる。

札幌から小樽に向かうバスに乗るときは、必ず右側の席に乗る。

バスが小樽に近づいてくると、右側には日本海が広がる。
日本海側というのは往々にして天気が悪かったりするけど、たまには晴れる日もある。

そんな日はアタリ。
陽射しを反射してキラキラの海を眺めていると、なんだかフゥと一息つきたくなる。

かれこれ一年近く、月に3回くらいのペースで小樽に通っているが、季節や時間によって色々面白い景色が見れる。

標高が高い高速道路からは街並みが一望できる。
冬真っ盛りの今は、ほとんど全ての屋根に雪が積もっている。
いつもはカラフルでごちゃごちゃしているのに、冬は白でお揃いって感じで、なんか可愛い。

なにより、夕方の景色は格別。
日本海の悪いところは天気が悪いことだけど、良いところは夕日が沈むこと。
夕日でオレンジに染まる海を眺めると、少しだけ旅してるみたいな気分になれる。

札樽道の夕景。

広く高い空が夕焼けに染まるのを見ると、なぜだか旅に出たくなる。

旅先の宿や、電車の窓から、ただぼんやりと夕空を眺めるような旅がしたい。

キャンプもいい。
日中の日差しが弱まり、ひんやりして来る空気。
炭を起こして、肉を焼きたくなる。

夜は夜で、札幌と小樽の夜景をどちらも楽しめたりするから、結構お得だ。

これが間違えて反対側に座ってしまうと、ほとんど山か林しか見えないので、スマホをいじるしかなくなる。

小樽から札幌への帰り道は、左側に座らなきゃ行けない。
反対になるから、たまに間違える。

そんな日は、あ〜間違えたと悔しがり、音楽を聴きながらスマホをいじる。
そうすると大抵、寝落ちてしまって降りるバス停を過ぎ、慌てることになる。

今度、バスでふらっと弾丸一人旅してみようかな。
旭川か、登別か。

夕焼けが綺麗に見えそうな、晴れ予報の週末にしよう。

サポートなんて頂けた日には舞い上がってドーナツ買っちゃいます。