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大きな安心とほんの小さなご褒美 苦手な学校に毎日通えるようにした工夫【思い出】

HSCの娘は
突発的な事
一気にたくさんのタスクをこなす
が苦手だ。

だから
月の初めに、「ひと月の予定」を
書き込んだカレンダーを
娘とわたしで作成した。
それから
今日は「何をするか」を毎朝、紙に書き
わたしが帰る時間

頑張る事をひとつ
娘と一緒に決めた。

頑張る事と言っても
「今日は泣かない」とか
「母さんは教室の中じゃなく
廊下にいても大丈夫」とか
ハードルの低ーい事だ。

カレンダー作りと、朝、予定を紙に書く
たったこれだけの事だけど
娘にとっては大きな安心となった。

そして、決めた通りの時間に
わたしが帰れて、ひとつ頑張れたら
手作りカレンダーにモールで作った
リボンとかハートを貼った。

ほんとに小さなご褒美だけれど
これがなかなか効果的。

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人間というのはご褒美が好きだなと思う。

9年前に亡くなった母のことを
ふと、思い出した。
スポーツクラブでスイミング中に
脳出血で倒れた母。
一命は取り留めたものの
半身不随で寝たきりになった。

嫌がる母にリハビリをしてもらうのに
「アイスクリーム」が
良い仕事をしてくれた。

60歳を過ぎた母にアイスクリームの
ご褒美?と思ったが
リハビリ後に甘くて冷たいアイスクリーム
を食べるというのは
小さな「ご褒美」のようで
とても大きな効果があった。

「モールで作ったリボン」。
こんなモノがご褒美?と思うが
こんな小さなご褒美でも
カレンダーに毎日貼り付けたい!
という思いが
イヤな学校に毎日行く事に繋がった。

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普通の子のように
家の玄関で「いってきまーす」と言って
一人で学校に行けるようになる日が
いつになるかは、全然分からなかった。

だけど

母子登校ではあったけれど
1時間目から教室で授業を受けることが
出来るようになったし
朝から泣きわめく事もなくなっていた。

このまま少しずつ、娘も学校に慣れて
まずは、お弁当持参から解放されて
次は教室まで送れば大丈夫になり
その次は、校門までの送りで
よくなって、、、その次は、、、!
と、上り調子の予想しかしていなかった
わたし。

下り調子の予想もしておきなさいよ!
と、当時のわたしに忠告したい、、、。

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