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- リスキリング vol.12 - "私は間違っていない"への対応


ができなかったという話

突き詰めていくと、Excelレベルの計算が合ってる合ってないというオチなので、極めてしょうもない話です。ただ、ミスリーディングしたくないのは、いつも私の計算は正しくて、あなたは正しくないって話ではないし、なんちゃら人は雑だけど、日本人はそうじゃないって話でもない。むしろ計算間違いなんて私の"おはこ"。一方で、これ、"教科書で学べないでしょう"っていう話です。

1日の売り上げが1.24ドル合わない!

管理会計のシミュレーション。イメエンの彼が推したコーヒーショップビジネス。いろいろこだわりがあるみたいで。それ自体には関心はないです。メインの分析は他のメンバーで、財務諸表を作るのが私の担当。とにかくシンプルにして!私ザコキャラだから。経験値から算出したっていう裏付けの緩い想定の原価、売価、数量を整理して、試算表をシコシコ作ります。って、これフツーにいつもの仕事じゃん。。。

そして、あらゆる前提条件が雑で誰も取りまとめないので、のちに問題の原因に。空想ゲームをやる時は、ここの前提をしっかり考え込んで、細部まで合意しないと、バラッバラになります。

とここで、案の定問題発生。

みんなで作業しているWordファイル(なぜWord??)の数字と、私がExcelで計算した数字が合わない。あ~もうどっかで計算ミスった、面倒くせぇ~って3回やり直しても、、、合わない。前提の金額漏らさず入れて・・・なんで違うかなぁ~。ん、Wordの数字は、足し算間違えてるじゃん。。。誰だよ担当!

これ計算違うよって話しても、テジャスは数字はラフでいいよって関心なし、コマルはあなたが正しいでいいんじゃないってこちらも我関せず。
私は腑に落ちないから、数字を修正せずに、なんか言われたらどっかの費用で調整すればいいかくらいに考えていました。

背景にはドラフト戦略の失敗

意見言いたい放題で、イマイチ一体感がないこのグループ。目利きでチーム編成ミスったなと。クラスでよく発言する2人に声をかけたコマル、一方私の狙いは、自己紹介でBackgroundがaccountingって言っていた女子。メンバーに足りないピースを持ってると思ったのですが。。。発言する人が必ずしもよくわかっているとは限らない。内容を吟味しないと。あと似たタイプは2人いらない、1人でいい。ちなみにその後、その彼らが高圧的だって怒ったのはコマル。

振り上げた拳をどうするか

そんなこんなで、発表前日にテジャスが騒ぎ出す。「数字が異なってる、なぜだ!」。私、言ったぢゃん。。。怪しい数字を計算したのは、バングラディシュから来たノリー。で、GroupのChatでこの数字、念のためチェックしてよ。って伝えたところ。。。

私の計算は間違ってない。この数字に自信を持っている、って。

いやいやいやいや、足し算してみ、どうやっても微妙に間違ってるから。
と思ったけど、、、「そうか」って。

非を認めないパターン。来てしまった。そしてやっぱり押し戻すことができなかった。

こういう困った時はテジャス に依頼。彼は相手の立ち位置とか基本無視だから、バシッとじゃあ計算したExcelを共有してくれって。・・・反応なし。ますます怪しい、というか、どうするんだろう、計算自体は間違ってるんだから。

すると、個別にChatが入る。"もう一度計算をやった。我々はこの数字で進めるべきだ"って。でしょう!!"べきだ"じゃないよ、もう。けど、やっぱり個別のスレッドがいいんだよね。

他の方法がわからない

海外の人とガンガンやってる人だと、そんなつまらんこと気にせず正しいことをバシっと言えばいいんだよって、話なのかもしれません。特にそれがアメリカとか欧米の人なら。あと基本職場だとパワーディスタンスがあるから楽ってのはある。
ただ、学生だとフラットなのと、世界って広いから、気にする人いるはずなんすよね。特にアジア人。体面とか恥かかされたとか。不正を暴いてやりこめて、はい、終了、ドラマや映画ならそれでいいけど、同じメンバーであと2回もグループワークあるし。関係でギクシャクするのは得策じゃない。ノリーも個別Chatしてきたってことはそういうことなんだろうし。
だから、その人その人に適したコミュニケーションでやれるようになりたいってのがある。

この手の言いにくいことを、人の性格を見てうまく伝える技術は、まだまだ場数が必要です。

"英語が書けない"へのコンプレックス

さて、もう一つ。書くのも恥ずかしいのですが、海外で勉強してますキャラって、お~っていう反応が多くて、外面的には若干気を良くするものの、実は、すご~く人には言いたくないコンプレックスが。それは、英文が書けない。。。正確には翻訳ツールがないと書けない。英語で勉強しているとか言っておいて、お前それかよ、ププっていう。まあ、ちょっと前までフツーのおっさんですから。

で、いつかは来るんだろうけど、来たらその時考えればいいかって、Pen or Pencilの手書きでやるテスト。来ました。ありがたいことに12個のテーマから5個出すからってそこまでは譲ってくれた。12通り、想定回答は作れるけど、Key wordだけで書ける訳ない。なので、丸覚え。1問100words以上あったと思います。が、、、丸覚えって意外なことに全然できない。意味を咀嚼して覚えないと頭に入ってこないですね、結局。

いろいろもがいてみた

とにかく書いて書いて書きまくる。それでも覚えられない。マインドマップをやってみる。頭の中でつながってはくる。それでも、まだ刷り込みが足りない。焦ります。
そのうち、"そもそもなんだ、このテストのやり方は!"と八つ当たり。盛り上がってきて、”だいたいあんたの授業は全然実践向きじゃないんだよ。PPTなぞってふわっとした例ばっかりだしやがって” と。"もっとそのまま企業で通じる数字付きの事例でやってくれよ"って。頭の中は勉強どころじゃない。“結局身に着けるために、全部概要から事例から自分で調べなおしてやらないといけない。こっちは高い金払ってんだよ”って。10数行、文句のメールを書いて、テストの点が悪かったら、学生部Ccして出してやろうと。下書きに格納しました。Anger managementです。

ここに書いて書いて。クリーニングスタッフにも、あんた大変ねぇって。

持てるもの全て、テスト用紙に置いてこよう

最後は夜な夜なやって、テストの日は起きてからもずっと片隅にあって、水がこぼれないように、覚えたものをこぼさないように。

最終的に101%覚えられた訳じゃなかったですが、それでも、回答案の意味は理解したから、ひとたびペン持てばいけるなレベルまではやりました。テスト前に軽く瞑想して、心がピタッと平穏になる時、部活の試合直前みたいな感覚で嫌いじゃなかったです。

帰りの車の中で、普段感じたことのない、下手したら何十年も感じたことがない、異常な充実感に襲われたことは事実。最終的には。まさか、、、頭を使うってこういうこと??知らずに死ぬところだった。なんでこれを大学受験でやらなかったのかしら。

ブレイクスルーにつながるか??

ハッピーエンドなので書けるのですが、数日後にクレームを書いたメールを下書きからすっと削除しました。一応、文面はコピペしておいて。回答を丸覚えしたんだから、そりゃそうでしょうって話です。

こんなの100%自己満足なんですが、"必死なおじさん"、悪くなかったです。英文書くハードルは下がりました。ただ、これがあと4回も5回もあるんで、これまでのように打算的というか、勝負所で真摯に取り組めないと、また"皮を破れない"から、そこですね。今までの自分に戻るか、それとも。

相変わらず、勉強でも理解するのが難しいことがちょくちょくあって、それはそれでシンド、ってのはあるんですが、こうやって会社や授業で学べないことを学べたり体感できたりすると、投資に対して利息が入ってきてる気にはなります。元本割れしないように、学業もやらないといけないのですが。。。

3月25日はヒンドゥー教の春のお祭り"ホーリー祭"で、盛り上がっていました。


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