「(シュタイナー)秘教講義1」高橋巌さん

浸り作用させるための状況瞑想(マントラ)

お前自身の宇宙時代がこの認識の敵たちを呼び出した。

第一の獣を見よ。
その曲がった背を、骨ばった顔を、乾からびたからだを。
「霊の創造力」へのお前の恐怖が、お前の意志の中にこの怪物を生み出した。
それに打ち克つことができるのは、お前の認識への勇気だけだ。

第二の獣を見よ。
顔をゆがめ、歯をむき出し、
嘘をついてあざ笑い、薄汚い黄ばんだからだを見せている。
「霊界の開示」へのお前の憎しみが、お前の感情の中にこの弱虫を生み出した。
お前の認識の火で、この獣を押さえ込まねばならない。

第三の獣を見よ。
その裂けた口を、ガラスのような眼を、 だらしない態度を、汚れた赤い姿を。
「霊の光の力」へのお前の懐疑が、お前の思考の中にこの妖怪を生み出した。
認識の創造力でこの妖怪を退けなければならない。

この三つの獣を克服したとき、
お前の魂は、 深淵を飛び越える翼を得る。
お前は心に憧れを抱き、救済を求めて認識に身を捧げようとした。
しかし深淵が、これまでお前を認識の原野から隔ててきた。

わ〜い!😄