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33日目は事故物件に夢中

33日目。

もはや、タイトルでは何が33日目だかわからないが、運動を生活に取り入れて33日目である。

今日は運動らしい運動ではないが、帰路と、ご飯を食べて夫と近所を散歩したおかげで1日の歩数は9557であった。

夫はどちらかといえば歩きたがらない派だが、スマホのドラクエゲームが出てから、むやみにうろうろしたがる。ドラクエの力たるや。わたしもやればいい、と勧めてくるが、とりあえず今の所様子を伺っている。

さて、今日は限りなく元気がない日だった。

左下腹部が疼くのが気になる程度で、体調不良というわけではないのだが、とにかく元気が出ない日だった。昨夜、寝るギリギリまで読書してしまったからかもしれない。さらに人生についてむやみやたらに考えすぎたからかもしれない。夫から見てもあまりに元気がなかったようで、やけに優しかった。優しくしてもらったので、散歩中、夫が欲しがったチロルチョコの箱アイスを買ってあげた。

仕事はなんとかこなした。ただただひたすらに。淡々と黙々と、ワタシハナニヤッテイルンダロウ……と陥りがちな仕事だが、淡々と黙って仕事をしていればいいのでこういう時は助かる。

休憩時は読書をしていた。というか、今はただ、目の前の読書をひたすらしていたい。今はただ、目の前の君を抱きしめていたい小田和正だ。読書欲は湧いた時が勝負。読書欲を逃してはならない(2日目)。

中村うさぎ『美人とは何か?』と、松原タニシ『恐い間取り』を並行して読んでいた。午前中、中村うさぎ本。午後、松原タニシ本、といった使い分けになった。

どちらも面白いのだが『恐い間取り』は、特に序盤の作者が住んできた事故物件紹介が面白かった。大島てるの事故物件マップで、どのへんかなー検索してしまった。また、ある事故物件に住む際は”確認書”という書類を取り交わしただの、興味深い記述もあった。合間に特殊清掃についても触れられており、めちゃコミックで沖田X華『不浄を拭うひと』という特殊清掃を描いている漫画の更新を追っているわたしは、記憶と照らし合わせながら、なるほどなーとその章を読んだ。しかし、こういうほぼ実話、という内容に触れると人間とは儚い物体なんだなと感じる。

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