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ガトーショコラを焼いた日は

たまに気が向いたときにだけ、ガトーショコラを焼きます。
お菓子づくりは得意じゃなくて、年に数えるくらいしかしないので、工程もシンプルな基本のガトーショコラだけを焼くことにしています。

今回は、お値引きになった無塩バターをスーパーで目ざとく見つけてきたので、つくることにしました。

すきなのは、ミルクチョコレートを湯煎で溶かす工程。
溶けたチョコレートにとろりと艶がでて、あまったるい匂いで台所がいっぱいになると、しあわせを感じます。

電動泡立て器は持っていないので、泡立て器を左手に持ちかえ、また右手に持ちかえしながら黄身と砂糖を混ぜあわせたりメレンゲをつくったりするのは、腕がくたびれるし、鼻歌をうたう余裕すらなくなってしまうけれど、それさえなんだか楽しい時間です。

メレンゲのかたさは毎回ムラがあるのですが、今回は硬めを意識してみました。

型に生地を流しこんで、オーブンで焼いているあいだ。
たまにオーブンの窓を覗いてケーキのふくらみ具合を確認するときのワクワク感。
夫とふたりで食べるときを想像して、ウキウキと思う時間がたのしいです。

毎回メレンゲの硬さで中身のしっとり具合が異なる私のガトーショコラ。
今回はギュッと密度の高い、ずっしりとした食感でした。

買っていた苺を添えて、粉砂糖を降らせたら、素朴な見た目のガトーショコラも、すこし小洒落た雰囲気になりました。

ケーキはあと四切れも残っているので、あしたとあさっても食べられそう。
おいしいものが冷蔵庫にしまってあると、明日がくるのが楽しみになりますね。

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よるご飯はトンカツ。

三枚揚げたので、残った一枚はカツ丼にして明日のお弁当になる予定です。玉ねぎも切っておいたし、あしたの準備も万端。
まな板と包丁を出さずに済んだ朝は、それだけでちょっぴりご機嫌になれるので、きっとあしたの私も、ご機嫌ですね。

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