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マンガ『僕らはみんな河合荘』の名言から学ぶ一歩を踏み出す勇気

落ち込んだとき、テンションが下がったとき、気分が乗らないときに、少しでも気分を変えて、一歩を踏み出す勇気がほしいときはありませんか?

マンガを読んでいると、この言葉深いなぁ〜ってしんみりさせてくれたり、大切なことを思い出させてくれる気がします。

今回は、単行本は11巻で完結した作品である『僕らはみんな河合荘』(©宮原るり/少年画報社)より、僕の人生をより魅力的になるよう考えさせてくれた言葉を紹介させていただきます。

『僕らはみんな河合荘』は青春ラブコメディで、親の転勤で下宿することとなったお人好しの男子高校生の主人公が、同じ下宿の河合荘に住む1つ上の女子高生の先輩に恋するも、本好きで不愛想な彼女と距離を縮めていく中で、個性的な下宿先の住人の巻き起こす騒動によって、なかなかうまく行かないながらも徐々に心の距離を詰めていく様子を描かれた2014年4月にアニメ化された作品です!

少しでもあなたが夢に向かって突き進むとき、壁が現れたとき、壁を乗り越えるときに、モチベーションを上げてくれたり、グサッと心に刺さったり、物事の見え方が変わるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。

僕らはみんな河合荘 名言一覧

俺のけなげな努力を大喜びで踏みにじるとこ、ホントに最悪です。

宇佐 和成

沈黙が痛い。
一番仲良くなりたいのに会話がすすまねぇ…。

宇佐 和成

狙ってるとか好きとかそんなんじゃなくて、ただもう少し近くにいけたらって思ってるだけなんだけど。

宇佐 和成

昔の男子中学生みたいな頭悪い行動に、結果的に助けられて屈辱的です。ありがとう!

宇佐 和成

楽なんてきっと無理を、……してる感じは全くしないけども、でもあんな風に笑ったり照れたりするのに、本を読みながらあの居間にいる。

宇佐 和成

わざわざこんなこと言うなんて、ホントのホントはさみしいんじゃないかな。何か力になれないだろうか。

宇佐 和成

先輩がいつもスゲー楽しそうに呼んでるから、重いのや難しい本はハードル高いけど、明るいのなら読んでみたいなって思ってたんですよね。

宇佐 和成

校門で待ち合わせて一緒に帰るとか、ぜひやらせて頂きます!!

宇佐 和成

……楽しそうなのっていいじゃないスか。
……俺は、ワガママとは思わないですよ。

宇佐 和成

高校生活は穏やかに暮らしたかったんだ。まぁ失敗したけど。その中で学んだこと、それは「個性的」という言葉は信用できない。

宇佐 和成

俺の人生はハードモードだと改めて実感しました。

宇佐 和成

わだかまりが全くないわけじゃないけど、あの時先輩が来てくれなかったら、多分許せなかった。

宇佐 和成

中心タイプってプライド傷つくと態度悪くなったりすること多いけど、そいつが短期じゃなくてよかったっスね。

宇佐 和成

やっぱそうかー。俺も経験あるからさー、秋にスランプなりやすいよな。まっ今はあの時の辛さ思い出せないぐらいだけど。絶対に今の辛さがわかんなくなる日はくるから、だからそれまでくさらず頑張れよ。

宇佐 和成

…言い訳にはなんねーぞ。悩んでるのはお前だけじゃないし、誰かに迷惑かける権利じゃない。反省しろバカ。

宇佐 和成

本の話してる時は本気ですげー楽しそうだったし、楽しくなかったから読む気にならないし…。読んでハマったら誰かに勧めたくなるし、クラスで流行ってんのはそーゆーことなんじゃないスか?

宇佐 和成

俺から近付がないと離れていっちゃうから……。最近やっと近く感じてたのに。すぐ不安になる。また距離があいたんじゃないかって。

宇佐 和成

前と違うんだし、いい距離保てるんじゃないスか?何かあったら一緒に考えるんで、相談してくださいよ。

宇佐 和成

本当にバカだ。変わったことを知ってて、変わっていくことを知ってて、なのに恋愛劇場には俺と先輩しかいないと思ってたんだ。

宇佐 和成

たくさん話をしても先輩が本当に好きなことや将来のこと、たくさん話をするだけで、先輩の大事なモノに触れてないんじゃないのか?

宇佐 和成

…まぁ俺らに今更気を遣われても調子狂うってゆーか。とりあえず他人をうらやんだり呪ったりするのを控えることから始めたらどースか?

宇佐 和成

だってやっとここまできて、ちょっとは特別な存在になれたって自信持てるようになったのにしくじりたくない!あわよくばステキにしたい!!

宇佐 和成

そうだ、変わってくんだ。河合荘で一緒にいられて俺はラッキーだっただけ。先輩がいなくなったら、こんな風に何気ない会話も消える。いつものように一緒に門を出る。特別じゃない、特別な今、きっと今だ。

宇佐 和成

違います。先輩が困ったり悩んだりしたとき、一番に俺が近くに行きたいんです。

宇佐 和成

将来とかまだふわっとしてて、ちゃんと考えるべきなんだろうけど、今の俺は『彼女』がそわそわしながら俺を待ってる姿だけで簡単に輝いてしまうわけで。

宇佐 和成

だってやっと先輩が振り向いてくれたのに…、変化が怖いっつーか、なんとか現状維持したいって思うじゃないですか。

宇佐 和成

ちゃんと付き合ってるか聞かれて、一瞬でも躊躇すんのすげーー嫌だ!先輩が河合荘でてくのは寂しいし不安です。でもこのまま中途半端で不自然なのはやっぱり嫌だ!

宇佐 和成

変化を怖がるんじゃなくて…、ケンカしたり仲直りしたり、スムーズに手をつなげるようになったり、卒業したり、就職したり、結婚したり、これからいっぱい変化があっても、いろいろ変わってくけど、ずっと変わらない2人になりたいって思うんだ。

宇佐 和成

自分で気付いて諦めないといけないんだよね…。

河合 律

最初のクラスに同中の子他にいなくて、自分から話しかけるきっかけがなくて、気付いたら1人で……。なんか楽だし、まぁいっかって。

河合 律

宇佐くん疲れないの?いろんな人にうまく合わせてるでしょ。あのシロさんとか麻弓さんとか彩花さんとか。

河合 律

合わせてるわけじゃなくて、元から合うんだ。
普通そうに見えたのに。変なんだ……。

河合 律

ーーーやめてよ。勝手に決めつけて勝手に心配して…、いいかげんにして!

河合 律

……私、そんなさみしそうに見えるのかな。話し合わないのお互いわかってるのに合わせたり、かけてこないのにケー番交換したり。そーゆーのより一人がいいのに。

河合 律

一人は嫌いじゃないのに、「一人だ」って思われるのは嫌で……。矛盾ばっかで宇佐くんに八つ当たりしちゃうし…。

河合 律

確かに好き嫌いはみんな違うし、そこは仕方ないけど、友達に自分の好きなモノを簡単に否定されたら傷つくよ。

河合 律

宇佐くんは…、何ていうかちょっとはずれた人達の世話を焼くことに慣れてるだけ。ほっとけばいいのにほっとかなくて、気にして世話焼いてそういうのが宇佐くんにとって当たり前で、ものすごくお人好しで、変人処理ってアダ名がつくづくぴったりで。だから特別私がどうこうってわけじゃないよ。

河合 律

読みやすいのから本に興味持つの普通だし、いろんな本を読んでみたいって気持ちバカにする方が変。

河合 律

…何だかんだ言ってわかりあえてるし…、そんなに性格悪いのに…。そんな風に「合う」友達、会える気がしない…。

河合 律

宇佐くんはおひとよしすぎると思うっ。ヒドイこと言われたのにいい解釈して、人に気にをつかいすぎっていうかっ、どMっていうかっ。

河合 律

…宇佐くんさ、…そーゆーことシレっと大ゲサに言うから、変な人にもなつかれるんだよ。

河合 律

………前に軽く考えろって言ってたけど、でもやっぱり無理だから「たまたま近くにいるから」とか「恵んでやる」とかそんな風に考えるのはもう無理。そんなんじゃなくて、……私が、宇佐くんの喜ぶものあげたいからあげる。

河合 律

甘えててひどい態度だったのは本当だし、他の人にも指摘されたし、合わせるの…、大変だろうしちょっとは変わらないと。

河合 律

…それって、図書館に“付き合う”とかの…、付き合う?

河合 律

どう考えても私は面倒な人なのに、宇佐くんはいつもそばにいてくれてて、辛いときも嬉しいときも…。そう思ったら今までいろんな所に張られてた伏線がばーっと繋がって、宇佐くんは私をずっとずっと大切にしてくれた。

河合 律

宇佐くんはなんだかんだ言って、自分の速度でちゃんとした橋を渡れる人だよ。……私はこんな性格だから、石橋叩いて渡らないと怖いというかガンガン叩いて疲れてやめるタイプというか。

河合 律

私は……、作品は生み出された瞬間から作者とは別の次元のモノだと思ってる。

河合 律

作家やアーティストが人格に難アリだったり、事件起こしたりすると、その作品まで嫌いになる人って結構多いけど、私はそれが不思議で…。

河合 律

誰とでもうちとけるのすごいし、いいところだって思ってるし、仲良くしてほしい。でも、あ、あんまり触れられないでほしい……。

河合 律

それに…、私は色々と足りてなくて。でも河合荘は居心地よくて全て許してくれるから、このままじゃ甘えて宇佐くんに頼りきっちゃう。

河合 律

いーねぇ青春!俺もあんな風に勇気出して誘って容赦なく断られたい!

城崎 志弦

若いときって潔癖なとこあるよね。俺もそうだったなー。でもいつかさ…、まあこんな自分もアリかって思えるよ。俺みたいに。だから安心して悩むといいよー。

城崎 志弦

発想や感性が違って楽しいなぁ。
誰かと何かを話すって面白いよねー。

城崎 志弦

遊びは子供だけの特権じゃないよ?
大人だって遊ぶときは遊ぶんだから。

城崎 志弦

あーー…、でも…、どーしても上手くいかない時もあるからさ。たまにポイっと投げて休憩しないと、頑張りたい時頑張れなくなるから。

城崎 志弦

子供はそれでいいんだって。必要なときに大人を頼って、切り捨てて踏んで縛っていってくれれば。

城崎 志弦

消しては描かれ、消しては描かれ…、あくまでクレヨンなところが真のSMに大事な気遣いを感じられて、俺…、なんか最近充実してる…。

城崎 志弦

人が違えば家族の在り方も違うもんだよ。ベストな形なんて月日や環境でどんどん変わるし、全てをわかち合うべし!なんて決まってないんだから。その時々で無理なくできる接し方でいいと思うけど。

城崎 志弦

………おせっかいなこというと、女優ばかりに気を遣っててもいい舞台にはならないと思うよ。

城崎 志弦

………創作(笑)しかできてないんだよ。俺なりに頑張ったんだけど、やっぱりダメだったみたいだ。ここで書くのは。

城崎 志弦

河合荘は居心地よくて、面白くて、楽しくて。でも『書く』にはダメだったみたい。

城崎 志弦

…もうこんな、楽しい逃げ方はできないなぁ。

城崎 志弦

揺れてるねぇ。大きく変わる時は自分の気持ち最優先で固めないとのまれちゃうよ。

城崎 志弦

そうなんだ…、キレイで幸せな時はいつも儚い…。
キラキラした日々は続かない…。
まるで私の人生みたいだ…。

錦野 麻弓

若者の甘酸っぱい夢など打ち砕きますよ、どんな手をつかっても。私が現在幸せなら微笑ましく見守りますが残念でしたね。

錦野 麻弓

女の友情なんて人数制限あんだよ。ホントに仲いーのはごく少数でーーー、あとは惰性だったり、妙なルールあったりしてめんどくせーよな。

錦野 麻弓

男っていつまでも未練たらしかったりするよなーー。こっちはサッパリ忘れてんのに。

錦野 麻弓

よく言うだろ?
『男の恋愛は個別保存、女は上書き保存』って。
私は典型的な上書きタイプだから。

錦野 麻弓

おまえ…、ないわぁ…。でも青春はひねり潰したいから、いいぞ、もっとミスれ。

錦野 麻弓

ワザとじゃねーもん。そういうトラウマもってますって名札つけといてよ。

錦野 麻弓

自分が独りだった時にやられて嫌だったことを忘れんなや!!無神経なのか無神経を装っているのか。女ってやつはいつもそうだ!

錦野 麻弓

ああ…、もっと高いとこから見下ろしたい…。
私より下がもっとほしい…。

錦野 麻弓

無神経とかいったけど、私だって同じことしてたんだ。自分だけを見るのは怖いから、比べても安心な誰かと比べて安心して、その「誰か」がいなくなったら途端にグラグラ。つまんない男のおだてにホイホイごまかされて、なんにも進歩してなくて、気づいたら誰かの「比べても安心な誰か」になってたんだ。

錦野 麻弓

めんどくせーー!!!
「私に気があるんだ」でいーじゃねーか。

錦野 麻弓

私は絶対飼わねーぞ!!!独身がペット飼ったら満たされちゃって、もう立ち向かえなくなるんだ。この「私は独り」って現実とな…。

錦野 麻弓

何もかもピッタリ合う奴なんていねーよ。「合わない」のが問題じゃなくて、その「合わない」が許容できるか…、近づきたいと思うかどうかだよ。

錦野 麻弓

人生ゲームはやらねぇぞ。子だくさんになってご祝儀沢山で喜んで、現実との乖離に愕然とする一瞬ときたら。

錦野 麻弓

毎日いろんな奴といろんな事して、バカやって笑って必死で恋して。10年経ってこんな気持ちで思い出すなんて。あの頃は考えもしなかったけど。

錦野 麻弓

あの時私は決めたんだ。自分が辛いからって他人に悪意をぶつけるよーな、みっともねーマネはしねーってな。

錦野 麻弓

お前がかっこ悪くねぇ時なんてあったかよ。
徹頭徹尾、情けねぇヘタレ野郎だろーが。

錦野 麻弓

今さら余裕持ってかっこよくってアホか。超面倒なコミュ障律ちゃんが混乱するだけだろ。俺が先だし俺の方が好きだ、俺が頑張ったんだから近よんな、仲良くすんなーってみっともなくわめいてみたらどうなんだよ。

錦野 麻弓

『姫』も『娘』も『女子』も、何らおかしくない!男は年とってもシワが渋いだの落ち着いて魅力的だの言われんだから、『女子』の幅広げるくらいなんだってんだよ。

錦野 麻弓

ちょっと待てよ!おかしいだろっ。律ちゃんや彩花が出てくのはわかるよ。でもお前は違うだろ。お前ダメだろここにいなきゃ、ずっといなきゃ。なのに、お前が私をおいてくなよ!

錦野 麻弓

おいてく側のくせになんで傷心ぶってるんですか?

錦野 麻弓

それ前提がちげーよ。愛美さぁ、今まで勝ち組で自分に自信あるから人の言葉に流されず幸せだから人と比べなかったの。ナチュラルに上からなの。そんなんで高み目指されてもついてけんっつーか、ようやく弱者の目線に立てたなぁ。

錦野 麻弓

…うらやましいなんて思ってねーくせに。お前は外も中もムダに上等だから、みっともない自分なんで許せないし、ソレを受け入れられるなんて冗談じゃないって質だろ。

錦野 麻弓

麻弓さんが付き合ってきた男って100%クズでしょ。そーゆーウイルスみたいな男のデータこそ個別保存して、手口やら特徴やらじっくり調べて、それを元にウイルスソフト作っとかなきゃ。

渡辺 彩花

麻弓さんはペット飼った方がいいと思うけどぉ。多少飢えを満たしておけば、もっと冷静に男選びできるんじゃない。

渡辺 彩花

そういう過去の栄光は今後毒になる一方だから、思い切って捨てた方がいいよ。

渡辺 彩花

吟味せずにパッと見の印象で決めちゃって、慎重さに欠けるうかつな手段とるから自爆するんじゃない?

渡辺 彩花

……そんなの守るわけないじゃん。
継ぐなんて一言もいってないしね。
帰る気は全くないから。

渡辺 彩花

何でもかんでも会社に繋げんのやめてくれない?彩花はもう村に戻る気ないし、会社も継ぐ気なんてないから。

渡辺 彩花

大多数の人間はまず外見で判断するんだから、気を遣ってトーゼンでしょ。義理もない相手に中身を見てもらおうなんて図々しい。

渡辺 彩花

若者が格差を学ぶのは大事よ。下から底まで。

河合 住子

外でのことは口出ししないけど、河合荘にトラブル持ち込むのは感心しないわ。

河合 住子

そのお友達、元からかなりキライでしょ。じゃ割と他人じゃないかしら。

河合 住子

好きなものなら、なおさら語り合えるのは楽しいわよねぇ。

河合 住子

…「死んじゃいたい」なんて思っても、おなかは空くし、好きな物食べたらおいしいって思えて、体は結構図太いのよねぇ。

河合 住子

もうここへ戻ってきてはダメ。
一度出た仮宿に帰ってきてはいけないわ。

河合 住子

安易に思い出にすがるのは、思い出を壊しやすから気をつけて。

河合 住子

日常を乱されるのは立派な『変化』よ。それを簡単に拒否せずにちゃんと向き合って日常にしてしまえるのが宇佐くんでしょ。

河合 住子

変わらないものなんてないのよ。何かを『変わらない』と思うなら、単に気づいてないだけ。ヘタにせき止めたりしても淀むだけよ。変化は気づかない人を待ってくれたりしないんだから。

河合 住子

私は迷ったり立ち止まったりしてる子達に、美味しいごはんを作って、いってらっしゃいとおかえりを言うだけ。河合荘にいた日々がその子にとって重要なものでなくていい。でも時々ふと思い出すそのすみっこに私がいるかもしれない。たくさんの人生の欠片にちょっとだけ登場するのよ、『河合荘』と私が。

河合 住子

新生活って普通でも気力いるのにそんな理不尽な状況なのよ?甘えなきゃダメよ。心配するのって辛いの。その方がみんな助かるわ。

河合 住子

いかがだったでしょうか?

お気に入りの名言は見つかりましたか?

僕自身、メーカーで人事・採用担当をしていると学生さんや社員さん、その他いろんな方々と接する機会があり、「多様性」という言葉をたくさん聞き、そして伝えることが多いですが、『個性的』という言葉が1番無難かつそれほど信用できない言葉はないと思うことが現在進行形で多々あります。

作中で宇佐が関わっていく人物はみんなキャラが濃く、ぶっ飛んだ人たちが登場しますが、彼らを「変人」と呼んだり、彼らを上手く対処する宇佐のコミュ力・対応力に『変人処理(ヘンショリ)』というアダ名をつけていた中学生ならでの発想と、そんな環境にいたからこその『個性的』という言葉は信用できないという部分に、個人的に深く共感させられました(笑)。

青春ラブコメということで、宇佐と律っちゃんのド青春なラブストーリーが軸となっていますが、個性的なキャラたちによって繰り広げられるギャグ満載のストーリーで、キュンキュンあり、ゲラゲラの笑いあり、クスクスとそして思わずプッとなる笑いありで、キャラクターの魅力たっぷりで「あぁ、青春だなぁ~」と爽やかな気持ちになりながら独特のほんわか世界観にひたって楽しく読めるのではないかと思います。

学校や会社、その他の組織に所属していて落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『僕らはみんな河合荘』の名言で元気づけられる方も多いのではないでしょうか?

個性的な河合壮の住人たちが起こすゴタゴタに巻き込まれながらも律っちゃんとの関係を一歩ずつ進めていく宇佐をはじめ、少しずつ自分の気持ちを理解する律っちゃんや小説家という裏の顔を持つド変態ルームメイトのシロさん、OLでダメ男キャッチャーの男運が悪い麻弓さん、女子大生で腹黒サークルクラッシャーの彩花さん、管理人だけど笑顔でサラッと毒を吐くこともある住子さんたち、独特な個性に溢れた登場人物がもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。

それでは今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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