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木がある

木が好きだ

朝から木を見る。
木を見て心を落ち着かせるし
木を見てヨガをする。
木を見て歯磨きをする。

今朝は晴れているので、見ていて楽しい。
東からの日光に照らされてキラキラと揺れているので、気持ち良いいって葉のざわめきが聞こえてくる。

木はお喋りだ、と山本周五郎の「樅ノ木は残った」で主人公の甲斐が言っていた。
映画「あん」の中で樹木希林扮するライ病の女性も、桜の木を見上げて、楽しそうな花の様子に思わず手を振りやまなかった。

私は、木と話する人が一定数いるのは間違いない、する人はするものだと思っている。

木は、大地から限りない栄養をもらっている。
私もどこから栄養をもらっているのかと考えると、大地になる。
私たち動物も木も、大地からの恵みで育つ。大地からこの体へ栄養をもらって、頭の上の太陽や空や宇宙からの慈愛で生きている。
そういって、毎朝、目の前の木が私にその姿を見せることでじんわりしっかり教えてくれる。

雨の日も風の日も、木を見るとおちつく。

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