えすたー

エスターひとくち悪魔レビュー

※ネタバレなし

もう少し考えてから引き取れ

エスターみた。
孤児院から子供(女)を引き取ったら、あれ……なんか……なんかおかしいな……となる話だ。
タイトル通りパッケージポスター通りだが、何がおかしいのかを述べるとネタバレになるので何も言えん

子供が一人死んだ女が主人公で、子供はすでに二人いるのだが(ひとりは難聴、ひとりは反抗期)さらにエスターを引き取ることにする。

まあそのあとは大変なことになる。ホラー映画だからな。
人間というのは、どうして穴を埋めようとするのか。埋まらずともよいだろうに、何故かやっきになる人間をよく見る。まあ、ぼくたちとしては、そこにつけ込むのでオールオッケーなんだが。

割とすべてがネタバレになるので特に何も書くことがないのだが、特筆すべきは公園のシーンだ。
ある子供が、公園の遊具で遊ぶ。ほかにも子供はいて、ホラーの画面になるとは思えん。のだが、じっとりしたBGMとゆれる画面、そして反響する子供の笑い声で

どうもホラーっぽく見える
撮り方でそう見えるのも不思議だが、じっさい、人間の精神状態しだいで世界はこうなるんだろう。面白いもんだ。ぼくも人間をいじめる時、不穏なBGMを流そうかな

この映画はおそらく、女に刺さりやすいのではないか。
何がどう刺さるかは言わぬが、あらすじで察してくれ
ぼくは、人間が苦しむ映画の中でもとりわけ母か女が苦しむ映画が好ましいので、大変楽しかった。うむ。

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