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相手に寄り添い、良き相談相手になることー顧客とともに二人三脚で進む営業の形

「国内全てのタクシー会社に対して、地道で丁寧に課題解決に寄り添いながら、関係構築を図ることが電脳交通の営業です」。

営業未経験ながら、今では東北全域から北関東一帯を担当するまでに成長し、タクシー会社から絶大な信頼を得るほどに活躍する松下は、「常に相手のために何ができるのかを考えて行動すること」が大事だと話します。

タクシー会社のデジタル活用をサポートすることで、どのような課題解決を図るのか。自分達はタクシー会社にとってどのような存在になるべきか。松下が考える電脳交通が提供する価値と、これからの役割について話を聞きました。

<プロフィール>
松下隼也(まつした・じゅんや)
東日本営業部 アカウント営業グループ所属。2017年、新卒で日本交通に入社。日交練馬所属でドライバー経験や総合職などを経験。2020年7月、電脳交通に入社。ほぼ未経験の営業職で入社するも、現在は主に東北や北陸、関東周辺を担当する東日本営業部の営業部門リーダーとして活躍。


タクシー会社が抱える現場の課題にいかに寄り添えるか

ーー松下さんが、電脳交通で取り組んでいる仕事内容について教えてください。

営業部として、東日本エリアのタクシー会社に対し電脳交通が提供する配車システムの営業に携わっています。ただ営業するだけでなく、契約後も現地に赴き、導入後のフォローやサポートも含めて担当しています。

電脳交通のシステムは一回買って終わりではありません。毎月お金をいただく長いお付き合いが重要で、そのために、お客様が何に困っているのか、その困りごとを開発にフィードバックして新しい機能開発やサービス開発に活かすことで、お客様の課題解決に貢献できるよう取り組んでいます。

ーー以前はタクシー会社勤務だったと伺っています。電脳交通に転職するきっかけは何だったのでしょうか。

電脳交通は2社目で、前職は都内のタクシー会社に3年ほど勤務していました。最初に乗務員を1年経験し、別グループに1年出向し、最後は運行管理者として点検点呼や事故対応といった内勤の仕事に従事していました。3年経って新たなチャレンジを考えていた時、採用サービス経由でご連絡頂いたのがきっかけです。

都内のタクシー事情はまだ良い方ですが、地方は人も少なくなり手もほぼいません。業界全体もいまだアナログな世界で、機械やシステムも高価なものばかりで、部品の替えが効かない状態をどうにかしながら運用しているのが現実でした。こうしたタクシー業界の状況をより良く変えていくというビジョンにとても惹かれました。

社内打合せ中の松下

ーー営業未経験での入社ということですが、営業に配属された後、どのように仕事に慣れていきましたか?

そもそも「営業」というものを知らなかったので、最初は何を話せばいいか分かりませんでした。けれども、乗務員経験から「タクシー」についてよく知っていたので、そこから話を広げていきました。また、タクシー会社そのものが持つ現場の課題も実感がありました。10年前の古いシステムをずっと使い続けるのが当たり前だったり、変化しづらい状況だということは知っていました。

一方、電脳交通のシステムは日々アップデートされ、高価な機械も不要で、仮に壊れても代替品の調達がしやすいため、現場の課題感にマッチしていると感じています。もちろん、タブレットを触ったことがない年配の方々も多い人達も多いため、最初は戸惑う人も多いですが、1週間くらいしたら次第に慣れてきて、今では「これがないともう無理だよ」って言われるようになったのは、純粋に嬉しかったですね。

ーーシステムを導入したことで、タクシー会社の業務がどのように便利になったのか、お客様から聞いた具体的なエピソードはありますか?

タクシー会社によっては、いまだに無線だけでやりとりしているところも多く、配車に際して具体的な場所が把握できないという課題がありました。電脳交通のシステムを入れて、どこに誰がどのタクシーで走っているかが、ビジュアルや地図で分かるようになり、配車しやすくなったという声はよく聞きます。

大手のタクシー会社の場合、例えば、これまで1人のお客様の配車依頼を処理するのに20秒かかっていたのが、10秒や15秒で済んだことで配車が効率化できたという声をいただきます。コールセンターの委託事業では、夜間対応のニーズも多いです。小さいタクシー会社の場合、社長が1人で夜間対応してて夜もおちおち寝られない状況だったのが、夜間対応の負担が減って楽になったとおっしゃってくれています。

他にも、配車業務の負担軽減によって他の仕事に時間を確保できたり、新たにお客様を乗車させる配車処理の時間が作れ、会社全体として売上が向上したという声もいただいています。

デジタル化によって生まれる新たな価値提供

慣れた手つきで電脳交通のシステムを操作するタクシー乗務員

ーー具体的なタクシー会社に対する課題解決のエピソード、ありがとうございます。そうした課題解決の基盤として、タクシー業務をデジタル化をすることの意味や価値は、どのようなところにあるとお考えですか?

デジタル化することで、業務を標準化できることは大きいです。タクシー業界全体は人手不足が大きな課題です。一方、これまでのシステムだと、慣れるのに時間がかかり、新人さんがなかなか即戦力になりづらい。職人気質や個々人の技術や経験も大事ですが、なるべく誰でもできる・使いやすい基盤があることで、やりたい人が増えたりやってみようと思う人が増えたりするはずです。

もう一つ、電脳交通はクラウドシステムなので、新しい取り組みを導入しやすいことも利点です。タクシー業界を見ると、今後もっといろんなビジネスを開拓することで、可能性を追求していくことができるはずです。その時に、幅広いニーズに対応するシステムでなければチャンスも広がりません。

10年後の未来がどうなるかは分かりませんが、これまでは10年前に構築したシステムがずっと変わらないことで現場が疲弊し、課題が山積みのままでした。この先10年を見据えた時、電脳交通のシステムを基盤にタクシー会社自身の新たな動きに呼応していけるはずです。

ーーたしかに、10年前だとスマホが浸透し始めた頃で、10年後にこんな社会になっているとは誰も予想できなかったですよね。

10年で色々な変化が起きます。最近ですと、タクシーの事前確定運賃サービスが始まりました。これも今までにはなかったものです。法律や規制も変化します。今後、例えば対面の点呼もリモートによる遠隔点呼ができる時代になるかもしれません。他にも、これまでの常識や当たり前が覆される出来事が起きることでしょうそうした時代の変化にすぐさま対応できなければいけません。そうした現場の課題にすぐさま対応できるシステムを提供していける会社でありたいですね。

日本初の電話配車による事前確定運賃サービス発表時の記者会見。事前確定のような新たな制度や仕組みをすぐ導入検討できるサービスを日々提供している

6,000社という限られた相手だからこそ、いかに真摯に向き合えるか

ーー営業部全体の雰囲気はいかがでしょうか? 営業部内で、日々どのようなコミュニケーションが行われていますか?

営業部はそれぞれ各地を飛び回っているので、営業部全体のコミュニケーションはチャットサービスがメインで、オフィスに出社した際も全員が一堂に会することはほぼないです。各自担当エリアが違うため、競争ではなく互いにフォローしあう関係性です。地域によって交通事情やタクシー会社の様子も違います。各地の状況が違うからこそ、営業部全体で情報を共有し、他所の地域で参考にできることは積極的に採り入れるなどしています。

ーー営業という職種を通じて、どのような仕事のやりがいや働きがいがありますか?

一番は、常にお客様と丁寧なやりとりを重ねてきたことで、少しずつ信頼を得られていると感じるところです。もちろん、まだまだ未熟者ですので、知ったかぶりをするのではなく「分からないものは分からない」と素直に言います。タクシー会社の人からも「松下君は嘘つけないよね」ってよく言われます(笑)。相手に対して懸命に向き合っていると、相手も自分のことをしっかり向き合ってくれるようになります。

電脳交通全体の考え方としても、常に「相手のために何ができるか」「どんな価値を提供できているか」「一緒になって課題解決ができているか」ということを重視しています。国内のタクシーは約22万台・法人タクシーは約6,000社と限られています。

「数打てば当たる」のような、強引なやり方や売った後の事を考えない手法ではなく、6,000社すべてに対して丁寧なコミュニケーションと信頼を積み重ね、しっかりと各社の課題解決を通じて価値提供を行い、それぞれのタクシー会社と息長く二人三脚で歩みながら、業界全体の底上げをしていくことが電脳交通の営業だと考えています。

ーーありがとうございます。最後に、これからの電脳交通のあるべき役割について、松下さんなりのお考えを伺わせてください。

タクシー会社の「これがやりたい」「あれがやりたい」を叶えてくれる存在になりたいです。「電脳交通に相談すれば解決できるかも?」と思ってもらえること、タクシーのことからすべて解決できる会社にしていきたいです。

電脳交通には、全国各地のタクシーの困りごとが集まってきます。これらの課題に寄り添うことで、タクシー会社そのものが成長したり、新たな事業やビジネスを創出できる環境を作ることができます。そして、また新たな課題がでてきたら、その課題解決をともに考え、行動していく。そうした好循環を生み出すことで、業界全体がより良い方向に進んでいくはずです。その先に、電脳交通が実現したい未来があるはずです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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