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役割意識

その場の主役は誰なのか。
目立たせるべきは何なのか。
求められている自分の立ち位置はどこなのか。
それを徹底して考えて、実行できる人がプロなのだと思う。

当たり前のことなのだろうけれど。
Victoria's Secret のファッションショーの動画を見て改めて考えさせられた。

Victoria's Secret は下着のブランドで、有名シンガーを招いての派手なファッションショーで知られている。
そこでパフォーマンスするのは Taylor Swift、Rihanna、Maroon5、Bruno Marsなどなど、一流のアーティスト。
ライブを行えば自身がスポットライトを浴びる人たちだ。

だけれどその場は下着のファッションショーで、その日の主役はかわいい下着を身にまとってランウェイを闊歩するモデル。
あくまでもショーを盛り上げるため、モデルや下着の美しさを際だたせるための役に徹することが出来るかが大事なことだろう。

この役割を考えて一歩引いて役に徹することが出来るのが、本当のプロなのだと感じた。

動画を見ていて、モデルたちを立てている人のパフォーマンスは見ていて気持ちが良いし、会場の空気を盛り上げることが出来ている。
そうでなく「自分が目立つ」が前に出ているような感じがするパフォーマーもいて、それはモデルの小さな表情の変化なんかで伝わってくる。

自分の良さは活かして、でも自分をその場になじませて、いかに良い場を作り上げるか。
主役を、ひいては観客をいかに気持ちよくさせるか。

”自分” が前に出るだけでなく全体の空気を整えることを考えられる人。
その人のことをプロと呼ぶのだろう。

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