見出し画像

人生は大いなる暇潰し

文明活動の仕事は定時で終わらせる。
1秒でも早く離れた方が良い気がしたからだ。
なんだか役に立つ•立たないなんてことを考え続けるのは身を削られる感覚になる。側だけ立派に見えて中身が無いという、あの量産型のあれだ。

固定費を抑えるために自炊をし続けていることも時には息苦しくなるのだが、もしかしたらそれもこれと同じ感覚になるからなのかもしれない。

無駄と言われるような、自分にとって意味がある遊び心のようなものが欠乏しているのだらう。


昼間、PayPayの通知が届いていた。
松屋創業55周年記念のボーナスチャレンジを始めたとのこと。老舗のファーストフード。
1等は100%、2等は55%、3等は1%のキャッシュバックだと。

定時で仕事終わらせて、自分のための文化的な遊び心を取り戻すために、ボーナスチャレンジをしに近所の松屋に赴く。


どうやら僕にはボーナスの女神は微笑まなかった。
でもここで当たらない方がなんだか無駄で、それはそれは文化的なような気がして、僕は満足した。

夜風に吹かれて、外で読む村上春樹。
横では若者が酒盛りをして騒がしい。
家で読めばいいんだけど、無駄なことをたまにしてバランスを保つ。

バランスには文化的活動を。人生は大いなる暇潰しだ。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

人生を変えた一冊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?