Uraki

20代/金融/営業/本/音楽/水泳/そんなとある社会人の記録

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最近の記事

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ブルーグラス

【追記】 この文章は美波さんの「ブルーグラス」という曲にハマりすぎた私が、曲を聴いて思ったことを勢いのままにぶちまけた投稿です。 つきましては歌詞の解説でも考察でもありません。 おそらく美波さんが伝えたかったであろうこととは別の解釈を私はしていて、その自覚もあって、その上で感動もしていて、それをつらつらと書いてます。 「美波」というアーティストの「ブルーグラス」という曲しか聴けない呪いにかかっている。 多分3日で50回は聴いている。 美波のLiveに行く道中、予習しなきゃ

    • 桜のころ

      お久しぶりです。 久しぶりのような気がしておきながら、別にそんなに日が経ってなかったというか、今年に入ってから結構なペースで書いてたから1ヶ月空いただけでもすごく久しぶりに感じる。お久しぶりです。 ご無沙汰しておりました。ご機嫌うるわしゅう。 私は今仕事関連のヤボ用でとても追い込まれている最中でございました。つらい自慢じゃないけど、久しぶりに体調を崩した。今も不意に訪れる頭痛の気配から逃げ隠れしながら生きている。 神様のカルテで、頭痛の気配とか、頭痛の足音とかって具合に

      • 非内定者エッセイ:おやすみ

        私は、多分だめだったと思う。 転職活動の面接が、である。 絶賛就職活動中の中で志望していた会社はご丁寧に内定者エッセイなるものが毎年更新されていて、各々の個性が爆発した生々しい体験記が20個程度綴られている。 こちらはタイトルにある通り、おそらくそうはならなかった人間の生々しい投稿だ。沼の底を細い目で眺めるような気持ちでいて読んでいてほしい。きっとこの先、期待できる言葉は一つもない。 何となく良くない流れはあった。 先週は仕事における偶然の不幸で億単位の案件を吹き飛ばし

        • 「ゴト」と仕事の神隠し

          こんばんは。 こちらは社会人n年目のくたびれたアラサーです。私は今、完全にガス欠を起こしています。 というのも私、今週は休日も出勤をしておりましてですね。勘のいい私め月曜日の時点で、あれ、なんかおかしいぞと気づいてしまった訳です。もしやこれは「ロクレンキン」というやつなんじゃないかと。 5連勤も6連勤も大差ないんじゃないか、1日休みがあるだけマシじゃないか、昔の私ならそう思ってました。 しかし週休2日で調教されたアラサーのサラリーマンという生き物にとってはこれはなかなか

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        ブルーグラス

          ありがとうコメダ北大阪店

          いらっしゃいませ。 朝8時のコメダはほとんど満席で、席に着いた3分後には整理券が導入されて、すぐさま待機の列が発生した。ギリ滑り込みセーフ。 作業をするときにはコメダを良く使う。 コーヒーが美味しいし、パンが食べられる。シンプルな山食パンが結局一番うまいのだ。 世間からしたら立派な朝活の領域だと思う。 でも少し前だったら、8時なんて言ったらむしろコメダを出る時間だった。 大阪にいた頃は5時に起きて作業して、7時の開店と同時に最寄りのコメダに行って朝ごはんを食べながら作

          ありがとうコメダ北大阪店

          POWER

          久しぶりに会う各方面の友人は大体みんな元気そうで、顔を合わせる毎に「ああなによりだ」と思って胸中ニヤニヤしながら酒を嗜む日々である。 各々の人生をそれなりに懸命に楽しそうに過ごしている様子を感じ取る瞬間は割と好きだ。どうぞこの先もお変わりなく、とぼんやりと願いつつ、こちらの方こそつつがなく、というように飄々とした素振りで在るように振る舞う。 振る舞うも何も無病息災で元気に生きているけれど、ただどうしようもなく忙しいから、心が2/3くらい削り取られたような感覚を抱いている。

          私以外皆うまい

          自分の趣味は水商売の類と同じなのかもしれない。 その人たちの話なんて聞いたことはないし、その道の人に聞かれたら 「何を言い出すんだふざけんな一緒にするな」 と、ワインのボトルが飛んできてシャンパンファイト(曖昧さ回避)が始まるかもしれないけれど、何となくそう思っただけなので一回聞いてほしい。 その上で全然違うならその時は潔く酒瓶で殴られようと思う。 気分でnoteをはじめてから丸々2年が経った。 自分でもこんなに続くと思わなかった。内容の良し悪しはともかくよく続いたなと思

          私以外皆うまい

          地球のすこし上

          午前9時30分。 搭乗口から30分ほどターミナル内をぬるぬると低速で移動したのち、ようやく小振りのLCCの機体が空に飛び立った。 気流に揺らされながら30分ほど経ってやっと、土砂降りの雨を降らせていた厚い雲を突き抜けた。今日の日本は寒かった。 今は青々とした空と、薄く広がる白い雲の間にいる。 地球でも宇宙でもない狭間のこの空間にきっと何かしらの名前はついてるんだろうし、どっちかと言われたら地球に属するのだろうけど、固い地面の上で生きる人間からしたら、足が大地を離れていた

          地球のすこし上

          竜と爬虫類の夢

          1月3日。初詣は三が日のギリギリを攻める。 朝6時の境内に人はまばらで、石畳を掃除機で掃く事務服を着た男性と、甲斐甲斐しく動き回る巫女さんくらいしかいない。 普段は何も言わないくせに、年の初めだけここぞとばかりに都合よく神に頼るのは気が引ける。 それでも、全く挨拶しないよりかは年に1回くらいは顔を出しておいた方がまだ不義理が薄まる気がして柏手を叩いてお辞儀をしておく。 神に祈ったり、絵馬に願いを書いたうち、実現したものは一つもない。少なくとも記憶にはない。 だから基本的

          竜と爬虫類の夢

          成瀬と天下を取りにいく

          何らかの思いつきによって密かに綴り始めたこのnoteが、何かの間違いで2年も続いてしまった。 2年も経てば人間それなりに成長するらしい。 一番初めに書いた文章を読み返すと、本当に自分が書いたものとは思えないような、それでいてどこかでみたことがあるような、過去の自分を真後ろからみているような気持ちになる。 社会人になって文章を作ることがほとんどなくなって、このまま衰えて、いずれ自分の感情を言語化できなくなっていくんじゃないか。 いやまあ一度だって正確に言語化できたことはない

          成瀬と天下を取りにいく

          羊のギルド

          深夜12時に目が覚める。 またやったなと、時計を見てため息が出そうになる。 21時も回らない時間に寝落ちしたせいで、また変な時間に起きてしまった。 変に目が冴えてしまっていて、こういう時は大体明け方まで眠れないから、諦めて目だけは閉じながら、心ゆくままに、脳裏にいろんな考えが浮かんでくるのを許し続けて時間が過ぎるのを待つ。 数え切れないくらいの取り留めない考えや感情、日中の失敗、唐突に思い起こされる彼方の記憶、わからない将来のこと、あらゆることが思い浮かぶ中で、終いに

          羊のギルド

          知らない神様が変えてしまうっていう話

          本年の営業は終了いたしました。 2024年も変わらないご愛顧を何卒よろしくお願い申し上げます。 ここのところ忙しなく動き続けた反動で、クリスマスの大晦日もすっ飛ばして、精神が完全に休眠態勢に入った。 この土曜日も仕事だったとか、帰ってそのまま部屋の掃除と模様替えをして夜を更して晩御飯も食べずに寝たとか、誰かに言われた頓珍漢な批難とか、金欠だとか、そんな瑣末な事を全て2023年に置き去りにして自分だけ2024年で一人、世界の時間が追いついてくるのを待っている心持ちである。

          知らない神様が変えてしまうっていう話

          3回くらいは本気で書こうとした

          本屋で一人ぼうっと文庫本の棚を眺めていたとき、何かを忘れていることに気付いた。 1週間くらい前に、「転職するならこの会社!」と思える企業のESが公開されているのを発見した。 それに対して普段抱かないような感情を抱いて、日頃思わないようなことを思って、それを書き留めようとしていたところまでは覚えている。 結局ちゃんと書かないで、200字にも届かないnoteの下書きの状態で眠らせた結果、それを目覚めさせる術を忘れてしまった。 あの時、どんなことを考えていたんだっけ。 今とな

          3回くらいは本気で書こうとした

          テルマエ・ロマン

          本当に常々思うことなのだが人間という生き物は何にせよ、ちょっと間を開ければすぐに衰えるからとても困る。 東京に来てからの日々はあまりにもあっという間で、やりたいと思っていたことのあれやこれやを全て棚に上げて生活に全力を注いでいるうちに秋になって冬が来そう。 運動もしなければ細々と綴っていた3年日記も3年目にして書き溜めない日がないくらい、間隙が生まれるようになってきた。 文字を書かなくなると如実に文章を紡ぐ能力がなくなってくる。あくせく働いて寝て起きて飯食って寝て終わる

          テルマエ・ロマン

          3000(百)円の使い方

          会社の都合で異動させられ地元に戻ってきたので実家に避難しているものの、部屋も荷物の置き場もないから大変慎ましい生活をしている。 実家は大して広くないどころか大変狭い家に住んでいるので、長い期間家を空けた子が使っていた部屋など一瞬で葬られて家族が使っている。 かろうじて与えられているのは布団1枚敷くスペースとダイニングテーブルの1/2くらいだ。炊事洗濯掃除など諸々の家事を家族にお任せしていることを考えるとQOLが下がったとは言えないけれども、一端の社会人としていつまでも親の脛

          3000(百)円の使い方

          サラバ大阪

          改札を通る直前に電車がホームから離れるのを見送った。駅前から走っていれば乗れただろうに。今日は心にも時間にも余裕があるから、次でいいやと思う。大して急いでもいないのに、電車が来たからって焦って電車に飛び乗った後の虚無感を知っている。今待つか、行った先で待つかの違いだけだ。自分で「次の便で行く」という選択をした優越感に浸る。 そうやって入用でもない金を銀行から引き出していたせいで電車に乗り遅れた事実をひたすら正当化している。 そんなふうに時間にも心にも余裕があって自分で選択

          サラバ大阪