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高円寺のこと

私が住んでいる街です。

3年前に転勤で関西から東京に来ることになった時、まずはじめに思い浮かんだ街でした。私は銀杏BOYZファンなので。笑

私は不動産開発の仕事をしているので色々な街に行きます。色々な駅で降りて街を歩くたびに東京の街の個性に驚かされます。

秋葉原には電気とオタクの文化があり、豊洲や有明にはタワーマンションが立ち並び、両国には力士が闊歩し、谷中にはノスタルジーがあり、大久保には韓流ファンが集い、下北沢には若者文化がある。

どの街にも色々な魅力があるのですが、高円寺の魅力に勝てる街はありません。中央線人気は=高円寺人気と言っても過言ではないでしょう。異論は認めます。笑

高円寺の魅力を簡潔に言うと「適度であること」「多様性があること」「緊張感がないこと」だと思っています。

高円寺には飲食店がたくさんあります。服屋さんもあります。風俗店もあります。でもめちゃくちゃたくさんあるかというと、そんなにはない。
街のイメージとしては下北に近い(若者がとても多いところも似ている)のですが、下北ほど密集して店舗があるわけではありません。なので人も下北ほどはいない。適度に栄えていて、住むのに適している環境だと思います。

また、高円寺には商店街が14個あります。古くからの商店街に若者が入り込んできていて、昔ながらのお店と若者向けの混在しており、老若男女が買い物を楽しんでいます。この辺は巣鴨の地蔵通り商店街や原宿の竹下通り(例が極端すぎますが笑)とは一線を画しています。古着やレコードが有名なのも若者が商店主として頑張っているからでしょう。

高円寺には企業のオフィスビル等がありません。たまに平日休みの際に歩いてもいわゆる働いている人というのは居酒屋の店員(昼から飲んでる人も多いです)、古着屋の兄ちゃんくらいのもので、スーツを着て働いているのは銀行の人や不動産屋さんくらいでしょうか。休日なんかにぶらぶらしていると本当の意味で心が休まる気がします。高層マンション等もなく、なんとなく住む人の所得格差も小さい気がします。何かの記事で高円寺は「男がいつか卒業しなければいけない街」というのを見ましたが、私は高円寺を卒業できる気がしません。笑

他にも新宿まで10分・吉祥寺まで10分という抜群の立地、阿波踊りや高円寺フェスといったお祭り、餃子0円の飲み屋、週4で通っていたつけ麺屋、抜群にノスタルジックな銭湯、読書専門喫茶店などなど、魅力は語りつくせません。多分私は東京にいる間はずっと高円寺に住み続けることでしょう。ずっと高円寺を卒業できないのでしょう。



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