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「なんかおかしい?」、その違和感がイノベーション発見へ 7月15日 Incongruity ギャップの存在

おはようございます。

#7月15日  土曜日、6時です。今日から3連休。
夏休みも始まり、3年ぶりに海水浴場もオープン。日中の気温が暑いのがたまりませんが、みなさん体調など崩しておられないでしょうか?

今朝も #ドラッカー365 から #マネジメント 力を高めていきましょう。
このNOTEは、毎日たった5分で、世界最高峰の #ドラッカー・マネジメント を学び、リーダーとして必要な資質が学べるテキストです。

本日のテーマは、
#Incongruity (不調和・矛盾・不適合) 
#ギャップの存在

「なんかおかしい?」「なんでそうなってるの?」から起業のヒントを得た事例が『 #イノベーションと起業家精神 』に記されている。

 1950年代の末、ある製薬会社のセールスマンが、独立して事業を興すことを思い立った。そこで彼は、医療のプロセスに不調和なものがないか探すこととした。彼は直ちに見つけた。
 当時、最も一般に行われていた手術に老人性白内障の手術があった。この手術は、長い経験のあと、きわめて機会的な洗練されたプロセスとなり、なったく安全に、かつ踊りのようなリズムでおこなうことができるようになっていた。
 しかし、この白内障の手術には、1箇所だけ、調和の取れない調子はズレたことろがあった。ごく小さな筋肉を切開し、血管を縫合しなければならなかったのである。血が流れ出て、眼球を損なう恐れがあった。手術は99%成功していた。難しい手術ではなかった。しかし、この切開の部分が手術の癌だったのである。ここで手術のリズムが狂うことが、眼科の手術医を悩ませた。何回経験しても、俊敏な手練を要求するこの部分が悩みの種だった。
 ところが、製薬会社のセールスマン、ウィリアム・コナーは、筋肉組織を瞬時に溶かす力を持つ酵素が、すでに1890年代に分離されていることを知った。問題は、その後60年を経過していたにもかかわらず、冷蔵によっても、この酵素を保存することができなかったことにあった。しかし、1890年代以降、保存の技術は長足の進歩を遂げているはずであった。事実コナーは、数ヶ月を経ずして、試行錯誤の末、酵素の効力を失うことなく、貯蔵寿命を延ばすことのできる保存薬を発見したのである。
 数年後には、世界中の眼科手術医がコナーの会社、アルコン・ラボラトリーズ社の酵素を使うようになった。そして20年後、コナーは同社を数百万ドルで多国積企業に売り払ったのである。
 これこそ、プロセスにおける不調和をイノベーションの機会として捉えることに成功し典型的な例である。

同書、108〜109ページ

一時、流行ったテイクアウトもそうで、気に入ったお店で食事したいが、疫病の関係で店には入れない。ならば、と始まった持ち帰り弁当、いわゆる、テイクアウト食。現在は、平常化したため、そのニーズは大幅に減って、店内での食事が楽しめるように戻ってしまった、そういう需要の変化に伴い、供給側が工夫したことで、新しいサービスが生まれる。

需要を作ろう。
今日を変えていこう。


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