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前夜

間もなくニューアルバム『Heaven』がリリースされます。
勿論世界中のどのサブスクリプションからも一斉に開放されますが、願わくば [iTunes Music] や [Amazon Music] 等で購入頂けると有難いです。
私は音楽の性質上の理由で、一社のスポンサーも付けずに手弁当で地道に創作活動を続けておりますゆえ、ご理解・ご協力頂けると有難いです。


一つの仕事を終える度に、それまでの自分を見直すことが習慣として身に付いています。
ここ10年余りの私は、特にSNSでの人間関係を見直すことが増えました。

SNSの活動は私にとって励みになることもあれば、そうではない場合も多々生じます。
多くのSNSに於いて、参加者の大半が匿名ないしはハンドルネームを使用している為、その実体は殆どがベールに包まれた状態です。でも私は芸名に付け加え本名や学歴・職歴の中の公開出来る部分の大半を公開している為、SNSに参加されている多くの方々が私・Didier Merahの半生の流れをざっと目で追うことが出来ます。
ですが私には、私を取り囲む殆どの方々の人生の流れを目で追うことは出来ません。

本来私のような職種の人間は、受け身で居続けた方が何かとやりやすい事の方が多いです。でも私はどちらかと言うと「発見者」の側に居る為、私の方からお相手に(SNS内で)話し掛けて行くことの方が多かったように思います。
それをここで打ち切ることにしました。

SNSの中に流れる星のひとつがとても美しく瞬いて視える時、その星に私は自らアクセスして行くことがあります。ですが相手によってはそれがとても鬱陶しく感じる場合もあると分かったので、アルバム『Heaven』のリリースを切っ掛けに私も、SNSでの立ち振る舞い方を完全に受動態に切り替えることに決めました。

私はSNSの空に流れる多くの星の中でも、一際際立って美しい輝きを放っていなければなりません。そういう星は至って孤独であり、人々が容易く手を触れることは出来ません。
私はそうあるべきでだと、或る方との会話の中で気付かされました。


さて、あと数時間でアルバム『Heaven』が遂に、産声を上げます。

このアルバムはけっして生易しい「癒し」ではなく、多くの生命の消滅とこの地球の転換期を、そしてこの世界の終わりまでを音楽で描いています。
各曲のタイトルで、それを表していますので、その辺りを少しだけ想像しながらお聴き頂ければ幸いです。

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