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当てずっぽう × 消毒 [空想惑星探査記3日目]

私の名前は、イマミ・テルージャン。
宇宙冒険家だ。

現在、未知の惑星にて、絶賛遭難中。

だが、幸い水も食糧も十分に残っているため、せっかくなので、この惑星を気ままに散歩してみることにした。

これは、私が未知の星を気の向くままに冒険した記録である。

3日目

「*%&=*><&UXv[f9ekld!」
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今日は、そんなけたたましい機械音で、目を覚ますことになった。

この星に来てから、目覚ましのアラームなんて、一度も設定していない……つまり、この機械音は、私の持ち物から発せられる音ではない。

「*%&=*><&UXv[f9ekld!」
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あまりの騒音に、目をこすりながら体を起こすと、見慣れぬ小型ロボットが空中を浮遊していた。

もちろん、この宇宙船の設備ではない……つまり、外部から入り込んだロボット、ということになる。

「*%&=*><&UXv[f9ekld!」
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……かなりうるさい。
ひとまず捕まえて、観察してみることにした。

形状としては、シャンプーのボトルに近い。
ただ、どういう原理なのか……少なくとも、私は知らない技術で、空中を飛べるように作られているらしい。

この星の技術……ということなのだろうか?

ボトルのてっぺんの部分には、小さなランプのようなものがついており、これが赤く発光しながら、狂ったように回転している。

ランプの発光と音で警告する、というのは、私の星にも存在する文化だ。

「*%&=*><&UXv[f9ekld!」
*%&=*><&UXv[f9ekld!」

うーん……何か伝えたいようだが、何だろう?

ボトルの中がほとんど空なところを見るに、何か補充してほしいのだろうか?

私は、ノズル部分を外して、中を確認してみることにした。

ツンとした匂いが鼻に広がる。
これ……お酒? アルコールだろうか?
この星に、アルコールの文化があるのかどうか、分からないが……。

まあ、昔と違って、宇宙航海が自由に行えるようになった今、どの星にどんな文化が広がっていても、不思議ではない。

もともとアルコールが入っていたならば、同じものを入れてあげたほうがいいだろう。

そう判断した私は、宇宙船に常備していた消毒用アルコールの一部をボトルに補充してあげることにした。

すると、ロボットは満足したのか、発光と警告音は止まり、宇宙船から出ていった。

……一体、何だったのだろう?

寝不足の頭で考えても、分かるはずもないか。

もしかすると、今後も出会うことがあるかもしれない。
そう考えた私は、あのロボットを「アルコルくん」と名付け、二度寝することにした。

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