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『君は恥ずかしがりか、目立ちたがりなのか分からない。』


私は君が、恥ずかしがりなのか、目立ちたがりなのか分からなくなる。

夏の季節は君はあまり見向きもされない存在だ。
しかし、寒くなってくると皆が君を求める。
例外なく私もその一人だ。

寒い時期だけで無く、夏の君の良さも知りたいと思うが、君は皆から離れて行ってしまう。

君は皆が注目している時にしか、姿を現さない。

いや、暑い時期に私達が君の存在を忘れてしまっているから、目に付かないだけだろう。

君が注目を浴びていない時に、私だけが君の視線を一人締めしたい。

でもやっぱり注目されている君はとても素敵だ。
その姿に私はとても惹かれてしまう。

最近、次第に寒くなってきている。
君の季節が今年もやってくる。

私も君が輝いている姿を見て、君にまた惹かれていくのだと思う。


とまあ、冒頭から詩のような物を書いてみた、お布団こもりです。

この詩については、スーパーのとある売り場に立っている時に思いついた物だ。

そのとある売り場というと...

おでんコーナーだ!!!

「…何を言ってるのだ」といったツッコミがうっすらと耳に飛び込んできたが、寒い時期になると無性に食べたくなるアレの事である。

今日スーパーに行ったら、おでんコーナーが、おでんフェアみたいなのをやっていた。

暑い時期には、影を潜めるようにひっそりとしていた練り物コーナーなのに、ちょっと寒くなってくるとフェアまで開催しちゃってる事態だ。

コンビニでも、暑い時期は全く姿を見せないのに、寒くなってくると、おでんの旗まで外に出たりしている騒ぎである。まさにコンビニの主役状態となっている。

何だか、おでんというのは恥ずかしがり屋なのか、目立ちたがり屋なのか分からない。

しかし、自分(おでん)が活躍出来るタイミングで、全力を出して頑張るというのは人生に置き換えて考えてみると、とても大事な事のように思えてきた。

人生はマラソンと同じなのだ。
闇雲に常に全力を出していては、最後まで走り切る事は出来ない。
マラソンと同じで適切なタイミングで、スパートをかける事も必要なのではないか。

その点、おでんは自分が活躍出来るタイミング(寒い時期)でしっかりとスパート(売り場拡大)が出来ている。

スゴいぞ!おでん!

という事で、おでんに人生の大切さを教えて貰ったお布団こもりなのであった。

あぁ、おでんが食べたい。

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