☔アカコッコさんの選ぶ雨の日に聴きたいジャズプレイリスト☔

[サァーー]


フッ。

目を覚ます。


[サァーー](ポツッ)[サァーーー](ポツッ)[サァーーーーーーーーー](ポツッ)[サァーーーー]


窓の外には雨のしずくの滴る音。


今日は午後にちょっとした予定があるだけで、朝はゆっくりできる...。



コーヒーでも沸かそう。それで最近買った画集でもながめていよう。


室内の植物はやけに嬉しそうだし、ほの明るい電球は空気を支えている。

[サァーー]

っみたいな日ってありますよね。というかあってくれ(頼)。

個人的に雨の日というものが大好きでありまして、雨音が聞こえるたびに意識してるかしていないかに関わらずウキウキしてしまいます。

僕はお天道様公認の「雨ニスト」でありまして、国際雨ニスト連合(IRO:International Rainist Organization)の日本理事を務めております。

...。茶番が過ぎました。ということで今回は雨の日に聴きたい、流したい。そんなジャズをセレクトしてみます。

※あくまで個人の見解です※

1.Agua De Beber/Antonio Carlos Jobim

ボサノバといえばアントニオ・カルロス・ジョビン。この曲が流れると途端にあなたの部屋はおしゃんな、あるいは波音が聞こえるブラジルのカフェへと様変わりします。邦題の『おいしい水』も飾りすぎずGoodです!

2.It Could Happen To You/Andre Previn Trio

言わずと知れたジャズスタンダードです。ですがテーマはなかなか掴みにくいものになっています。このテンポ感と雰囲気が選曲の根拠です。終盤の5:19~と5:36~のフレーズがとっても綺麗というか美しいです。例えるなら点描です。

3.How My Heart Sings/Bill Evans

実家にあったCDに入っていた曲です。Apple musicを探し回ったのですが、僕が聴いていた音源とピッチの同じものがありませんでした。でも弾いてるフレーズは同じです。個人的雨の日セレクトです。

4.Time After Time/Chet Baker

僕が歌声に衝撃を受けたアーティストの1人です。中性的な声なんて表現されてたりします。この色気に加えてトランぺッターとか最強すぎでは...。そんな彼は映画の題材にもされてるみたいです。是非ご視聴あれ。

5.Blue in Green/Miles Davis

帝王Miles Davisの『Kind Of Blue』より。先ほど紹介したBill Evansが作曲したとかしていないとか。ピアノサウンドが響く中にささっと入ってくるトランぺットがたまんなくいいです。以前は正直、トランペットの耳にキーンって来る音が苦手だったのですが、彼のアルバムを聴く中で好きになれました。他の曲も聴いてみてください!時代によって雰囲気が結構違うので冒険できます。

6.Body And Soul/Sarah Vaughan

定期的に聴きたくなるサラ・ヴォーン。声質は勿論、音の変わり目とか音の伸ばし方とかが絶妙で魅力的です。April in PalisとかLullaby of Birdlandとかもオススメです!

7.While We're Young/Wes Montgomery

そんなに優しくしないでッッ、といえるほどに温かい曲です。あたかも寒い雨の日に部屋を暖めてくれる暖炉のよう。曲の長さは短いものの、それに見合わぬほどの十分な安らぎを与えてくれます!

8.In the Real Early Morning/Jacob Collier

もはやジャズって何なのか分からなくなったけどジャンルにジャズて書いてあったから...。すっごくいいです。おそらく私、プレイリストを作るときはいつも彼の曲を無意識に漁っています。何も言わずに彼のアルバムを聴いてみて~(頼)。ほんと凄いから。

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今回は8曲選んでみました。いかがだったでしょうか?雨の日の自由時間。素敵なものにするために是非このプレイリストを活用してみてください。自分で好きな曲を選んでみるのも面白いかもしれませんよ。

日常生活を聴覚を通じて彩ってくれる。「私」には経験することができない、あるいはできなかった世界に仮想的に連れて行ってくれる。それも時間的な制約をそれほどに破らない程度で。

せわしない現代だからこそ音楽の持つ意味はより強力になっているのかもしれませんね。と、まあこんなところで締めさせてもらいます。それでは、

また~✋

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