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視点の自由研究No.103「視点_自己啓発との向き合い方」

起業してからというのも不安とずっと共に歩いているというのは以前にも書かせて頂きました。またこのコラムのこともあり、数は少ないですが読書の習慣化もしており、その中でも読む方の本であるビジネス書は自分の不安への向き合い方として参考になっています。

今回は、こうしたビジネス書にも書かれる自己啓発について考えてみようと思います。

「ほとんど忘れる」

様々な本で書かれる金言的な言葉。広告業界で言うとコピーライトに近くもあり、どれも心に沁みるいい言葉が並んでいます。また様々な技術など新たな知識や、今までの考え方を更新するような術は、読書としての魅力です。

ですが、そのほとんどは忘れます。これは自分自身の実体験でよく理解できているのですが、確実に忘れます。残念なことだと嘆く反面、忘れていくということが人間の実は貴重さでもありそうだなという感覚もある。

それでも、こうした本を読んでいるのには、まだまだ情報としての価値や実際に使えることがあるという体験もあります。特に起業して以来、仕事の多様化や社会の激変ぶり、クライアントの要望への応え方において読書というものが大いに役に立ったのは言うまでもありません。

「まずはやること」

そんな忘れてしまう自分。逆に言えば自分という存在に向き合うことが大切だなと思っています。ここは端的に自己啓発ぽくまとめてみたいと思います。

「忘れる」に対してやるべきこと3選。

1. まずはやってみる。

2. モチベーションは上げない。

3. 自分にあったものだけ残す。


このあたりが自分の落とし所でした。一つずつ見ていきましょう。

1. まずはやってみる。

どんなことでもやってみないことには良し悪しがわかりません。最近の自己啓発本はありがたいことに端的にしかも簡単にしてくれています。ですので、まずは、とっかかりとしてやってみるというのは比較的に簡単です。

2. モチベーションは上げない。

実は意外に重要なことなのが、これ。自己啓発は自分の気持ちを高揚させる所謂アッパー系的な文句が並ぶ場合があります。これが意外としんどい。自己啓発のほとんどは継続することで力になります。継続するということは悪いコンディション時も想定しなければなりません。無理やり自分の気持ちを上げてまでやらなければならないことは、続かない。上がったものは確実に下がるのです。だからモチベーションは上げないことが大切です。

3. 自分にあったものだけ残す。

生活スタイルなどを変えていく啓発もあります。確かに現状に不安や不満があるから、こうした本を手にしているのも事実。ですが、そうした現状を選んでいるのも自分。なかなかに変えるというのは骨が折れるのは間違いありません。書かれた内容を全部行えば間違いないのはわかった上で、冒頭の忘れるということに立ち返り、できるところだけを残すということがギリギリできることだと考えています。

記憶や気持ちに引っ掛かる内容を行動に残せたら、それは成功の部類です。

「できることをできるだけやる」

どんなことも日々の積み重ねです。映像制作という仕事で考えても日々の小さな一歩の積み重ねでようやく作品が完成する。そうした生活を踏まえ、より楽しく人生を生きることを最大の目標にすえた場合、やはり継続してできることをやることしかありません。

これからも様々なビジネス本が出版され、その度に読むんでしょうけれど、成功はアート。読んだからといって実現はしない。けれど、使える知識は活用する。人生をより楽しむための一つの指針として今日も読書を楽しんでいます。



映像でお困りの方、静岡で撮影されたい方、ぜひ一度お声掛けください。