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「つくり方をつくる。」「つながる仕事。つなげる仕事。」「面白いは誰かのために。」をモットーに日々映像などのコンテンツ制作と企画プロデュースに邁進している会社です。毎週水曜更新で奮闘中!http://docksweb.jp

最近の記事

視点の自由研究No.139「視点_初手は大切」

囲碁や将棋などで最初に打つ手を意味するこの言葉。映像を作っていく制作部という仕事で言えば、初手は企画を作ることにあたります。 制作進行という仕事において、この「初手」というのが実は大きなウェイトを占めているのを最近感じることが多くなりました。今回は映像制作から紐解き「初手の大切さ」を考えてみたいと思います。思いの外、様々なプロジェクトにも通じるかもとも思っている「初手」の考え方。 「企画」映像制作において最初の企画作業は、全体の設計図を作ることを意味しています。作るべき映像

    • 視点の自由研究No.138「視点_あなたの仕事は時間拘束系か?成果物系か?」

      独立して会社の経営に携わると「売上」ということの言葉の重みを実感しない日はないと思います。サラリーマン時代は、就業規定時間に合わせてきっちり、時には残業や、早朝出勤など、こと時間による働きに目が入っていた仕事。経営という視点に立つと、そうした労働時間ということよりも売上ということへの注視が優先されていくのは、どの経営者も思うことでしょう。今回は、そんな経営視点から見た就業時間というものを考えてみたいと思います。 「時間拘束という仕事観」ブラック企業という言葉もすでに認知がさ

      • 視点の自由研究No.137「視点_プロダクションは団体芸」

        映像制作も最近はビデオグラファーと呼ばれるような方が現れ、単独で企画、演出、撮影、編集と全て一人で行う業務形態も珍しくなくなった2024年。それでも大きな予算で動く映像制作では、まだまだ多くのスタッフによる共同作業が当たり前のように行われています。 プロダクション(業界的によく呼ばれる映像制作会社の呼び名)では、プロデューサーに始まり、プロダクションマネージャーと呼ばれる制作の方たちが集まり、映像を作っています。業務を細分化し、効率性を上げる役割分担が徹底しているとも言えます

        • 視点の自由研究No.136「視点_忘れる」

          仕事にしろ、プライベートにせよ、忘れるということはネガティブな意味合いとして使われる言葉だと思います。AIが普及していく社会、データとしての保管もクラウドなど多様化されていく世界。「忘れる」ということが人間特有の性質になってきているなと思います。 今回は、この「忘れる」という性質を一種の能力として考えてみようと思います。 「人間関係」仕事をしていくと、様々なトラブルにあうのはどの職種でも同じだと思います。時に言った言わないの問答での問題も起こりうる。自分の仕事を振り返ってみ

        視点の自由研究No.139「視点_初手は大切」

        • 視点の自由研究No.138「視点_あなたの仕事は時間拘束系か?成果物系か?」

        • 視点の自由研究No.137「視点_プロダクションは団体芸」

        • 視点の自由研究No.136「視点_忘れる」

          視点の自由研究No.135「視点_ドラえもん映画はスゴイ」

          先日、娘を連れてドラえもんの映画を見にいきました。皆さんも一度は見たことがあるかもしれません。大人になっても感動するドラえもん映画。このコラムでも映画の魔力を書かせて頂きました。 今回は、映像制作者の端くれとしてドラえもん映画を分析してみようと思います。 「オリエン的分解」まずは、広告業らしくドラえもん映画を一個の成果物と見立て、その大元であるクライアントからのオリエン情報として分解してみたいと思います。多分に私的な観点で分解しておりますので、その点ご了承ください。 オリエ

          視点の自由研究No.135「視点_ドラえもん映画はスゴイ」

          視点の自由研究No.134「視点_オフィスに何を求めるのか?」

          仕事場としてオフィスを活用する企業は多いと思います。映像制作会社もオフィスでの仕事が大半の時間を占めています。今回は仕事場としての場所自体を考えてみようと思います。 仕事として「場所」をどう考えるのか? 「編集室」編集室という場所に来たことがある人は数が少ないでしょう。広告会社関連の方や広報担当者なら行ったことがあるという方がいらっしゃると思います。撮影に関わった方達の苦労などが編集され、映像として完成する最後の場所。まさにフィナーレを飾る場所なので、綺麗な部屋で試写される

          視点の自由研究No.134「視点_オフィスに何を求めるのか?」

          視点の自由研究No.133「視点_面倒くさがり」

          動画を作っていく過程で、外せない要素「編集」。どんな方でも撮影後に編集することは2024年の今も変わりありません。さて今回は、この編集から紐解く形でプロジェクト管理を考えてみようと思います。 実は最初にすべきは仕分けと整理というお話。 「整理」撮影が楽しくて様々なショットを撮ってしまうというのは、よくある話です。時に複数台のカメラを用い、長時間に及んだ撮影などでは、その素材も膨大になっていきます。さて、いよいよ編集の段階。どうやって楽しかった撮影をまとめていこうか???

          視点の自由研究No.133「視点_面倒くさがり」

          視点の自由研究No.132「視点_多様性を求める社会」

          SDGsに始まり、企業はパーパスと呼ばれる指針を示すことで社会的な活動が求められている2024年の世界。日本でも人々の生き方までも見直されてきていると感じています。協調、共生、そしてモラルが問われている時代に多様性という感性は必要不可欠になりました。今回はなぜ多様性が求めれているのか?その点を深堀ってみようと思います。 「ホワイト社会」汚職などの金銭問題、不倫などの男女関係問題、権力行使によるパワハラ、かつてゴリ押しや有耶無耶にされてきた問題は、今かつてないほどにクリーンな

          視点の自由研究No.132「視点_多様性を求める社会」

          視点の自由研究No.131「視点_会社とは」

          昨年、新たなメンバーを加えた弊社。ようやく一年が過ぎたあたりで、そのメンバーが新天地へ旅立つことになりました。ご家族の関係ということもあり円満な送り出しになりましたが、一年を通して様々なことが起き、そしていろいろな学びがありました。一番大きく考えたことは会社としての動き方でした。今回は、新たなメンバーが加わったことから得た経験を書いてみようと思います。 雇う側と働く側の想いのお話しです。 「経営視点」フリーランスに近い会社経営である我が社。最初に行ったことは経営のマインドを

          視点の自由研究No.131「視点_会社とは」

          視点の自由研究No.130「視点_メンツ(面子)」

          皆さんは、メンツという言葉を知っていますか?どうやら言葉的には麻雀のメンバーから来ているようです。メンツを揃えるなど人数を揃えるという意味合いもありながら、体面や面目などの意味としても使われます。今回は後半の意味合いでのメンツ、すなわち体面を考えてみたいと思います。 「古き時代」もはや古き時代といっても過言ではないかもしれません。広告業は面子を重んじる文化がありました。広告代理店(もはやこの言葉自体にも時代を感じるようになりました)はクライアント対応などや、制作会社との対応

          視点の自由研究No.130「視点_メンツ(面子)」

          視点の自由研究No.129「視点_タネは撒き続けよう」

          映像制作はワンオフのオーダーメイドです。似たようなものを毎年作るという仕事もありますが、原則として全く同じものを作り続けるということはありません。当然ながら同じクライアントと言えど一回一回が全く違った映像作品として出来上がる。今回は、そうしたオーダーメイドという納品物にとっての営業を考えてみようと思います。 「人に会う」納品物が最後になるまで詳細把握できないのは、家作りやオーダーメイドの服、さらには美容師などと似ているかもしれません。映像制作においてもコンテなどで最終形態が

          視点の自由研究No.129「視点_タネは撒き続けよう」

          視点の自由研究No.128「視点_仕事ってドラクエだ」

          R映像制作はオーダーメイドで毎回全ての案件が変わります。大量生産で同じものを作る仕事ではないですが、おおよそのフォーマットで作っていきます。今回はこの映像制作の仕事を視点を変えて一種のゲームとして見てみようという試みです。案外とクエスト的処理の仕方ができるのが映像制作の仕事だと思っています。 クエスト的視点RPGというゲームは世に出ている数も多く、皆さんプレイしたこともあるのではないでしょうか。おおまかにその進行を書くと下のような流れになるかと思います。 ざっくりとなので、

          視点の自由研究No.128「視点_仕事ってドラクエだ」

          視点の自由研究No.127「視点_無駄と矛盾と愛嬌と」

          広告業然り、昨今のIT然り、仕事をしていると効率化や利便性、効果など様々なことにおいて合理性ということが求められています。仕事を進める上での効率性の重要さは、どんなことにも言えるのは間違いありません。 でも、そもそもの広告という存在は、社会の余興的なものでもありえます。今回は、広告という存在から世の中、そして人の生き方を見てみたいと思います。 「無駄」日常生活においてちょっとした家事があると思います。なんてことない作業ですが、そこに効率を求めたりするのも人の性。ですが、個人

          視点の自由研究No.127「視点_無駄と矛盾と愛嬌と」

          視点の自由研究No.126「視点_ブランドは動詞」

          企業ブランディングは広告業に関わらす、コンサル業なども主戦場となった2020年代。ブランディング理論は、今も研鑽され、それを扱ったビジネス本も数多く見ることができようになりました。 今回は地方の零細企業もよく扱うブランディングについて考えてみたいと思います。実は自分たち自身もどうすべきか?そんなことも考えてみようと思います。 「ブランディング」あまりにも有名になってしまいましたが、そもそもブランディングとは牛の放牧における所有権の認識のために押された焼印に起因していること。

          視点の自由研究No.126「視点_ブランドは動詞」

          視点の自由研究No.125「視点_成功とはなんなのか?」

          先週の仕事への心持ちに続いて、今週はその向かうべきゴールについて考えてみようと思います。資本主義経済の中で成長という絶対指標があるのは承知の上で、でもそこだけが成功というゴールなのか?成功者を側で見ている者の偏屈な思考を書いておこうと思います。 「金、権力、異性」誰しもが羨むような成功を収めた人々がいます。いい家、いい車、いい食事、絶大な権力、愛人を囲うことも簡単。わかりやすいくらい絵に描いた成功絵図とでも言いましょうか?かつての成功者(ひょっとしたら今もですが)のイメージ

          視点の自由研究No.125「視点_成功とはなんなのか?」

          視点の自由研究No.124「視点_誰かのせいにしなくていい」

          新年も一週すぎ、ようやく仕事始めになってきたのではないでしょうか。仕事始めもあることですし、今回は、仕事への向き合い方を書いておこうと思います。またも自分の思考の偏りを書いてみようと思います。 「起業」現在の仕事をしていく中で最もよかったことは起業し、ずべての責任を自分が担っていることだと思います。経営の舵取りはもちろん、零細企業でもあるので現場のプレーヤーとしても奔走する。そこには自由に決められる環境があります。 もちろん、コロナをはじめとする社会情勢や経済環境に右往左往

          視点の自由研究No.124「視点_誰かのせいにしなくていい」