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視点の自由研究No.113「視点_社長の視点」

起業してから早4年。来年には5年目に入ります。振り返ればあっという間とも言えるし、コロナや円安など社会情勢を肌身で感じた4年でした。これほど直接的に社会の風を感じたのは経営に携わることができたことがあるのは間違いありません。今回は、この4年を振り返りながら、経営の視点を書いてみようと思います。

「法人というもう一人の人格」

経営をしている方なら誰もがわかることだと思いますが、法人という感覚。まさに法律上に存在する人格。起業する時にはなんとなくイメージしていたことが、経営して行く中でより鮮明になりました。二人で立ち上げた会社ではありますが、法人化という意味合いで考えると、もう一人の人間を生み出したと言えます。まさに我が子にも近い感覚。税金などを一手に受けて企業という姿を保つには、やはりお金は欠かせません。手のかかる子供とも言えるし、仕事を受けていく上で欠かせないパートナー。そんな切ってもきれない関係。立ち上げた本人ならではの愛着はやはり格段にあります。

「働くということ」

そして、企業して行く中で今一度「働く」ということの素晴らしさを感じています。会社としての実績などないにも関わらず誰とも知れない人間にお仕事を任せてくれた多くの方には感謝しかありません。
勤め人の時に会社に感じていた気持ちとは全く違い、自分の働きがそのまま業績になる。この感覚は経営するという意味で大変に大きなものでした。
仕事を頂くこと、仕事を遂行して行くこと。ともに働くという視点がこれほど気持ちがいいと思ったことはありません。
会社員時代の会社への愚痴、待遇への不満、割り振られた仕事への不服。そうしたものを経験した上で、経営という舵取りを行った時、いかに自分が甘い考えであったかも理解したのは言うまでもありません。

「社長の視点」

新たな仲間増えたことはここでも書かせて頂きましたが、この経営の視点は共有することが困難であるということがわかってきました。転職と起業の大きな感覚差が生まれています。
会社員であること。零細企業で働くこと。経営の視点に立つこと。それが絶妙に噛み合うのは、フリーランスなどを経ることや経営していく経験が必要なのかも知れません。
自分が会社員であったので、相対する会社員の方の感覚もわかりますが、経営の視点から捉えると、そこには大きな差が生まれてもいます。社会の激変や混迷具合を考えた時、個人的にはですが、一人の人間として立つフリーランスの感覚は今の時代に必要なことなのではないかと思っています。
改めて働くということを噛み締めている今日この頃です。

映像でお困りの方、静岡で撮影されたい方、ぜひ一度お声掛けください。