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転職希望者の大半が転職しないらしい

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

毎度、お世話になっているリクルートワークス研究所のレポートです。今回は『なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―』を読み込ませていただきました。

どうやら、転職を考えている人のうち87%の人は一年後も転職していないそうで、実際に転職活動をしている人は転職希望者のうち15.1%だったとの数値も報告されています。

【リクルートワークス研究所】
なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―
https://www.works-i.com/research/works-report/2023/tenshoku.htm
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え?転職したいと思っているのに転職しないってこと?

そんな無邪気な感情を抱きながらレポートを見ていくと「いずれ転職したい」と考えているものの具体的な行動には移さない理由がいくつか記載されており、個人的なものから外的要因まで様々あるそう。

【リクルートワークス研究所】
なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―
https://www.works-i.com/research/works-report/2023/tenshoku.htm
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今回は、このレポートを軸に「どうして転職したいって思っているのに転職活動をしないのか」と「したらいいのに」って意見を無責任に書いていきます。

どうして具体的な転職活動をしないのか

そもそもの疑問として、転職を希望しているのにも関わらず、なぜ転職活動を始めないのか

転職活動をするってのは幅が広いもので、労働市場にどんな職種が募集されているのかを調べることや転職エージェントに相談することなんかも活動の一つですから、それをするだけでもちょっと見え方が変わってきたりするものです。

リクルートワークス研究所の出しているレポートからは、転職希望者の87%が1年後も未だに同じ職場で働いているという現実が記載されており、希望と現実のギャップが生じていることが伺えます。

まず、以下の抜粋箇所からもわかるのは、転職を「いずれは」と考えるものの、その「いずれ」がいつになるのか明確な計画を持たない人が少なくないってことです。

【リクルートワークス研究所】
なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―
https://www.works-i.com/research/works-report/2023/tenshoku.html

まぁ、ぼくみたいな体調不良や家族事情によって離職をすることとなり、転職先を決めなければならなくなった経験があるような人間が偉そうに意見をするなんてことは大変に失礼な気がしますが、そんなことは堂々と横に置いておきます。

みなさん、忙しいんですよね。日常で差し迫ってくる多くの業務に追われ、自身の変化に対する第一歩を踏み出すのを先延ばしにしてしまう気持ち、よく分かります。

また、レポート内でも触れられていますが「35歳を超えると転職が難しくなる」という都市伝説が、行動を起こすことへの不安を煽っているのも事実でしょう。しかし、この都市伝説に振り回されることなく、いつでもキャリアを見直し、新しいチャレンジを始める勇気が求められます。

次に、転職活動をするってことは、現在の職を失うリスクや、新しい職場での不確実性が大きなハードルとなっていることにもなりますから、ここも心理的な障壁となっているんでしょうね。

いまの職場に居続ければ、少なくとも収入や仕事や目先の目標などへの道筋が目に見えやすくなっていますから、それをあえて無くそうとするのって勇気がいるものです。

さらにさらに、転職活動はどうしても時間と労力が必要です。履歴書の更新したり、求人情報の検索することも必要です。面接に対する準備もあれば、時間の調整も必要となってきます。多忙な日々の中でこれらの活動に充てる時間を見つけるのは容易ではないのでしょう。

でも、これらの障壁は乗り越えられないものではありません。

転職は単なる仕事の変更以上の意味を持ちます。もしかしたら、自分の人生観も変えてしまうような職種や業種に出会うことができるかもしれません。

もし、転職活動を行わない理由があるのだとしたら、それを一つずつ解消していくこと自体が転職活動になることは把握しておいても損はないでしょう。

転職活動をしないことによる損失

なぜなら、転職活動をしないって選択をすることで見えない損失が生じているからです。

どんな損失というと、現状の維持って安心感と引き換えに、将来への大きな投資機会を逃している可能性があるからです。

つまり、「機会の損失」です。

新たな職場は新しいスキル、新たな人間関係、そして何よりも新しい挑戦をもたらします。これらって、成長をしたいと願ってばかりいる成長厨にとっては成長の糧となるはずで、そうでない人たちにとってもキャリアの幅を広げる重要な要素だと言えるでしょう。

たとえば、業界や職種を変えた人々は、しばしばキャリアの飛躍を経験することになるはずで、それは新しい環境で必要とされるスキルを身につけることで、個人の市場価値が高まり、収入の向上にもつながるからです。

採用側の立場に立って考えてみてください。

一つの業種や職種で長いこと経験を積んできた人と、それらにまつわる職種で成功も失敗も重ねてきた人とであれば、どちらが給与っていう資産価値を投下する価値を見出せそうか。

スペシャリストとゼネラリストだなんて話をしているのではありません。あらゆる職種を通して、その人がどんな視点や技能を身につけているのかを見出すためにも、一つの業種や職種だけしか経験していない人だと見えづらいのです。

なにより、転職活動をしないことで自己実現の機会を損失することになりかねません。みなさん、それぞれに夢や目標を持っていることでしょうが、現状に満足せず、常に成長し続けなければ労働者として選んでもらえなくなります。

現状、副業や複業を行う人たちが徐々に増えてきている中で、労働契約を従業員として結んでもらうためにも、それ相応の技能と経験が必要となってきており、誰でもいいような仕事しかできない人は採用されづらくなってきています。

転職活動は単なる「職の変更」に対する準備で終わるものではなく、「未来への投資」と捉えるべきで、転職活動を始めないことで失うものを真剣に考え、今こそ新たな一歩を踏み出す勇気を持つべきでしょうってことは就労者が持っておいた方がいいのではないかってことを言いたいのです。

転職をすることによって得られるもの失うもの

正直なところ、転職って未知との遭遇です。

新しい可能性への扉を開く行為ではあるものの、開けた扉の先に落とし穴がある可能性も否定できません。もしかしたら凶暴な猛獣に出会うことになってしまうかもしれませんから、得るものもある反面、失うものもあるのです。

まず、転職をすることで最も明らかな利点は、キャリアアップの機会でしょう。

新しい職場では、新たな役割を担い、新しいスキルを習得し、新しい業務に挑戦することで、自己成長の実現と実感を得ることができます。たとえば、リーダーシップのポジションを得ることで、管理能力を養うことができることでしょうから、これって新たな機会を得ることだと言えます。

新しい環境が新しい価値を提供し、それに見合った働きをすることによって相応の報酬を提供してもらえます。

加えて、転職はワークライフバランスを改善する機会を提供します。

それまでに仕事に偏重していた働き方も、転職活動をする中で自身の希望する働き方にマッチした職場を探すことができますし、実際にそこで働くことができた場合には、フレキシブルな勤務条件や、より充実した福利厚生が得られるかもしれません。それによって生活の質は向上し、仕事とプライベートの両立がしやすくなることが期待できますよね。

もちろん、転職がもたらす変化には代償も伴います。

長年勤めた会社を離れることは、安定した職場環境との別れを意味し、信頼関係を築いた同僚との離別や、会社が提供する安心感を失うことになるかもしれません。

また、退職金や獲得した福利厚生を放棄することになる場合もあります。これらのリスクを理解し、新しい職場で再びこれらを築き上げるための時間と労力を惜しまない覚悟が必要だと理解すべきでしょう。

おわりに

これらを加味した上で転職をする必要があるわけですが、正直なところ、転職活動をすること自体に何のリスクもありませんから、積極的に転職するための準備を虎視眈々と狙っていたとして、何にも失うものはありません。

せめて転職エージェントに出会い、積極的に自身の評価価値を金額として聞いてみるだけでもいいのではないでしょうかってことで終わります!

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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