希死念慮MAXな人を救ったのはクレーマーお客様だった

※ハッピーな感じで終わりますが、途中にうつや希死念慮についての記述があります。精神的に元気なときに読んでください。

2018年、大学を出たはいいものの社会に馴染めずうつになるという、典型的な適応障害でうつ状態に陥りました。

うまく社会に馴染めなかった理由はその後4年間自分と向き合って理解し始めますが、その話はまたいつか。

うつになる→仕事をやめる→お金がないから休養もそこそこに仕事をする→うつになる

のループが完成して、仕事が続かないので余計に精神を病んでいきました。

しっかり休まないと4年後もうつと共存することになるので今休養中の人はしっかり休んでくださいね。

希死念慮MAXだったとき、某大手ファストフードチェーン店で働いていました。

店員もお客様も夜中のド○キ並に治安が悪いところです。

ドライブスルーの注文を取るのと会計を担当することが多かったんですが、顔が見えないのをいいことにマイク越しに暴言を吐いたり怒鳴ったりするお客様がそれなりにいました。

どれくらいのお客様が把握してるか分かりませんが、ドライブスルーで注文を取っている人と、お会計を担当している人が同一人物の場合があります。

マイク越しに暴言吐いた人はどんな人だろうかと会計口で待ってると、ニコニコしながら「クレジットで~!」って言ってきます。

5分も待ったと5分くらいネチネチ文句を言っていた人はどんな人だろうかと会計口で待ってると、車に旦那と子どもを乗せて楽しそうに喋ってるんです。

私からしたら数分前に暴言吐いてたひとが目の前でニコニコしてるんですよ。普通にこわいです。

こんなことが数えられないほどあって、あるとき急に冷静になりました。

店員に対してマイク越しだからって平気で暴言を吐く人がこんなに楽しそうに生きているのに、なんで私は楽しく生きれないの...?

私の希死念慮は死にたいとか消えたいじゃなくて、なんで生きてるの?○んじゃえば?みたいな、自分に対して殺意が湧いてる状態だったので、あんな人間が家庭を持って楽しそうに生きてるんだから、人に暴言吐かないし礼儀も多分それなりにある私、もしかして、全然生きててよくない?って思いました。

極端な性格なので最終的には、どんな手を使ってでも私に暴言を吐いた人より長生きしてやるという気持ちになりました。目標100歳。

生きてていいよって思えたので、(思い返せば14歳からあった)希死念慮と無事おさらばです。

自分に染みついたうつになりやすい思考パターンを変えれば、うつの再発防止になると思っています。

その点ではクレーマーお客様のおかげでいい変化がありました。

たまに希死念慮が復活しそうになるけど、今は自分に優しくできるからもう大丈夫。

多くの人には分からないかもしれませんが(わからなくていいですが)、うつ状態の人にとっては、自分は生きてていいんだって思えるだけで随分ラクです。

以上、クレーマーが希死念慮を取り去ってくれた話でした。

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