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オンライン上にワークするチームを作れるのか①

こんにちは、土井です。
年末は何かとバタバタしており、前回からだいぶご無沙汰になってしまいましたが、今年はちゃんと更新していこうと思います。

今回は「全員オンラインのチームビルディング」について振り返ってみようと思います。
従来通りの顔を合わせ、机を隣り合わせて業務をおこなう働き方とは違う、全員がオンラインで働くことのメリデメや重要なポイントを、10個のトピックに分けて整理していきます。

オンラインチームでの稼働が必要な時代ーー

近年少しずつ話題になっている在宅勤務。
賛否両論ありますが、個人的には世の中に必要な働き方だなーと思ってます。
というのも、昨今叫ばれている人材不足問題の根底は、「会社に出社しなければいけない」という、昔ながらの慣習に縛られた考えかたから起きている部分もあると思っているからです。

この考え方は、産業別構成比の35%以上を占めていた高度経済成長期の製造業の働き方をベースとしており、大量に物を作り・売ることのできる状態を整えるために必要な仕組でした。

しかし、現在とこの時代では産業構造が大きく変わってきており、当時の働き方が上手く機能しなくなってきています。中でも一番大きな違いがインターネットの発達と、通信環境の進化ではないでしょうか。

インターネットが普及し、通信速度がどんどん進化する現代ではビジネスの形も変わりましたし、必要なツールやアプローチ方法が変わりました。
これにより、PCやスマホさえあればどこでも仕事ができる職種が誕生していますし、これはこの先もどんどん進んでいくことが予想されます。

オンラインでのチーム組成は可能なのかーー

そこで新たに出てくる課題が、顔を合わせずとも働くための働き方の整備です。

私の進めている「Lancers Assistant」は、完全オンライン型のアシスタントサービスのため、クライアント窓口となるディレクターはもちろん、実際の作業をおこなうフェローと呼ばれる作業者も完全クラウド上での稼働となります。
逆に言うと、私はディレクター陣は1回しか直接会ったことが無く、フェローに至っては誰も会ったことがありません。
では、そんな顔を合わせたこともないメンバーでチームを作ることができるのか。

結論としては出来ます。

工夫や細かなケアは必要ですが、うまく回ると出社して同じオフィスで仕事をするよりも圧倒的に高い生産性を実現することができます。

オンラインチームビルディング「10のポイント」

まず、ポイントをまとめてみます。
1)走るためのゴールとコースを示す
2)役割の明確化
3)モチベーションの認知/共有
4)こまめなコミュニケーション
5)各々の強み/苦手の共有
6)適度な雑談
7)賞賛文化
8)インセンティブの設定(金銭/非金銭)
9)余白を作る
10)問題解決の仕組がある

前提条件として我々は
・コミュニケーションツールはchatwork&Slack
・MTGはテレビ会議
という形で日々動いています。

それではひとつづつ見ていきます。

1)走るためのゴールとコースを示す

まずこれが一番重要ですが、「我々は何を目指していて、どんなことをおこなうのか。それは何に基づいて行動を判断するのか」というガイドラインが必要です。ビジョン、目的、目標、指標、コンセプトをいかに共有/浸透させるか。これが無いと、みんなが好きなことを好き勝手やります。
「Lancers Assistant」では『在宅勤務/リモートワーク』という働き方を世の中の”当たり前”にして、保育園の子供たちの将来なりたい職業ランキングにランクインさせることを最大の目標としておいています。
そして、そのためにクライアントにとって「社外の社員になる」「外部で絶対に必要なパートナーとして認められる」こと、ディレクター/フェローにとっての「存在意義」になることを目指して運営しています。

2)役割と権限の明確化

次に、チーム内にも色々な立場や能力の人間がいます。我々のサービスでいうと「ランサーズ社員」「ディレクター」「フェロー(作業者)」という少なくとも3種類の役割があります。
「Lancers Assistant」では、この役割毎の業務範囲や、自ら判断してもいいこと・ダメなことなどの権限を明確にしています。
例えば、社内でも営業・オンボーディング・オペレーション体制構築など、それぞれの役割を明確化し、自らが何をすべきかをシンプルにしています。
権限については、例えばディレクター陣は業務進行に関わる作業的なこと・コミュニケーション的な部分については自身の判断でおこない、契約やお金に関わることは社内のメンバーへレポートする仕組みとなっています。


ちょっと長くなりそうなので、残りの8つは次のページで説明していきます。


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