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読書記録📚「5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人」

夜まで煌々と光る建物。

大きい会社や、市役所の前を通ると良く見る光景ですが、このは本を読めば、ヤバい現実だと気付かされます。


特に、ドイツの働き方は、

勤務時間の少なさ

有給の取得率

生産性の高さ

が日本と大きく違うところだといいます。

憲法国家である、ドイツと日本はよくタイプが似ていると聞きます。

しかし、働き方一つとってもこんなに違うなんて。

正直、日本でせっせと働いている人たちが不憫に思えてきます。

ドイツで実際にジャーナリストとして働いたことのある筆者の言葉は、胸にグサグサきました。

驚いたことベスト5

1.残業が多いと上司に罰金がある

2.有給を2週間以上とるのは当たり前

3.午後3時に退勤する人が多い

4.学校では夏休みの宿題を出すのが禁止されている

5.何よりも家族の時間を大切にしている

罰金をとっちゃうあたりは、さすが海外です。
しかし、見習うところは多々ありそう。


こんなエピソードもありました。

ある事業の担当者とクライアントの話。
けっこう大きなプロジェクトで、クライアントが担当者に相談事をした。
しかし、その担当者は、1か月の休暇をとって海外旅行に行っていた。
会社では、担当者が残したデータをみんなが見れるようになっていたため、別の社員が対応した。
クライアントも担当者が休暇をとったからといって別に怒ることはなかった
円滑にプロジェクトは進んでいった。


「担当者が最後まで責任を持ってお世話を」

が丁寧だと感じる日本の感覚自体を変えることは難しいかもしれません。

だけど、その担当者だって、休暇を取りたいし、家族との時間を大切にしたい。

じゃあ、担当が誰でも休んでもいいような仕組みを作ればいいじゃん。

このエピソードを読んで感じたことは、
・1人で抱え込まない制度を作ること。
・効率重視(スピード重視)こそ評価してあげる風土ができれば、ウェルビーイングなのに。


川沿いでのんびり日向ぼっこをする人、読書する人、泳ぐ人、踊りまくる人、、、

ミュンヘンの公園にてくつろぐ人たち

平日の昼に実際見た光景とこの本の内容がピシャっと合致しました。(2022年夏)


国が違えば文化も違います。
違うからといって諦めるのではなく、お互いのいいところを尊重し合い、参考にできるところは真似する、いい国際関係でありたいですね。

やっぱり、読書と海外旅行はセットだなぁ


【書籍情報】

著者:熊谷徹
出版:SB新書
ISBN: ‎ 978-4797390865

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