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休む技術【年度末の今こそ考えましょう!】

皆さんは、ちゃんと休めていますか?
3月に入り、これから年度末、年度始めと慌ただしい時期に入りますよね。

今回はそんなタイミングで読んでおきたい、休みに関するバイブル本をご紹介します!

自分の身体、こころ、頭が無理していないか、「休み」について真剣に考えてみましょう。


〇著者

西多 昌規(早稲田大学教授 精神科医)

〇ジャンル

健康、メンタルに関する本

〇あらすじ

日本人は世界と比べて休むことがあまり上手ではない。
しかし、現代では「休む技術」は社会人における大事なスキルである。
本書では、「暮らし」、「からだ」、「上手な休み方」、「人間関係」、「やらなきゃダメ」の5つの観点から、休みの重要性、休む技術を解説する。

〇印象に残ったこと

●休みの重要性

・労働者のコモディティ化(均質化)を防ぐために休み方が重要
・休みは心身の健康のみならず、アイデアを浮かべたり、パフォーマンスを向上させたりするためにも大事

●上手な休み方

・休日を特別視しすぎず、「仕事が無くてラッキー」くらいでいる方が「週末うつ」にならない

・休み方は「動」(アクティブ系)と「静」(リラックス系)の2種類ある。週末を「動」と「静」で分けている人は多いが、平日の中にもぜひ「動」の休みを入れるのがベスト。
そんな時間ないという人は5分でも良いので「静」の休みを。

・楽しいことへの期待を持ち続ける状態を作っておく。人間は現在の喜びよりも、将来への期待の方が喜びが大きい。
(週末や次の長期休暇の予定を決めておく)

・カジュアル旅行
海外旅行や遠出の国内旅行は準備が大変で逆に疲れてしまう場合は、近くのお決まりの旅行を少し工夫してみる。
例えば、いつもは日帰りや1泊だが連泊してみるなど。
飽きれば活力がみなぎった証拠だし、満喫できたと感じればゆっくり休めたことになる。
ランチを行ったことない場所にしてみるなど、小さな新しさを取り入れてみるのもグッド。

・ひとり時間を過ごせる自分の隠れ家(カフェ、お店など)を用意しておく

・たくさんの友人と関わるのが億劫な人は、ハブ、コネクターとなる人(友人や知り合いが多い人)を友人に一人持っておくと楽

●仕事に関する休み

・上手なサボり方は仕事における重要なスキル。サボることを考えるのは、時間の使い方を考えることにつながる。

・やる気が起きないときは、期限に追われて焦る自分を想像して、強制的に仕事モードに

・単純作業や嫌な仕事、面倒な仕事は自然と疲れを感じるから、そこで休めばある意味バランスがとれている。
意外なことに、没頭、ハイテンション、ランナーズハイ状態の時も注意。
夢中になって疲れを感じにくくなってしまっているため、突然ぷつっと折れてしまう危険性がある。没入している時こそ冷静に休みを取ろう。

・休息する勇気がなかなか出せないときは「休むことでもっといい仕事ができる自分にリセットする」というマインドを持つ

○感想

・医学的な裏付け、研究結果、具体例が豊富で説得力がある

・読みやすくて気軽に読める。疲れた時や忙しい時期に読み返して、「そういえば休みって大事だったなあ」、「こんな休み方もあったなあ」と思い出すのもアリ

○私の休み方

最後に私のオススメの休み方を簡単にご紹介します。
本書に影響を受けたものも多いです。

・焚火や川などの自然の音楽を聴きながら昼寝
・スタバでの読書
・健康ランドでの温泉、サウナ、漫画
・お笑い番組をみたり、劇場でお笑いライブを観戦
・観光地にはあえて行かず、宿泊先のお風呂やサウナ、料理を満喫するカジュアル旅行

自分に合った休み方や好きな休み方を把握しておくことも、「休む技術」の1つかなと思います。

皆さんも本書を通して、「休み」について考えてくださいね!

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