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tanka

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とある初心者の自由で、つたない短歌、アイドル短歌など
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2020年1月の記事一覧

京本大我くんの短歌を詠む

化粧をした少し背の高い子は 色白い肩するりと撫でた 見惚れてた 深海に住むほととぎすみたいなシャツ 着こなしたきみ 紅茶の王子 よめない地図片手 シャツのボタン全部閉めない 沈丁花 その白い指触れたなら、僕は負けだと言うしかないね 僕だってもう大人です 馬鹿ねって笑ってください じゃないと俺は いつからか針が止まったあの時計 夜にしまった場所も忘れた 心臓の音を聴くためにうつ伏せで寝る日があるしひとりで泣くし 底のないブラックコーヒーの黒さに勝てる

アイドル短歌(5)

適当にやった投げチューがうける現象まじでほんと腹立つ  少しでも寒い夜にはさみしくてあなたが生きた季節を探す 欠けていく月をみながら綺麗だといった君まで欠けなくていい やわらかな頬にたくさんの愛情つめこんでまた元気になって  人の舌がざらついていると気づいたのは(16)のよく冷えた冬 お弁当に入っている獅子唐がすべて辛いと信じるきみ 誰からも見られてしまう世の中に誰も見てないボクらの相性 冬の人を愛すわたしはこのまま春を知らない人生でいい あたたかな春の人から